4月10日開催 埼玉セミナー報告 内臓トレーニングによる腎臓病の改善

◇第163回 埼玉セミナー 
1 期日  2021年4月10日(土)13:30~16:30
2 会場  ソニックシティ 601

はじめに
 今まで断片的に内臓トレーニングについてお話してきましたが、今回は現在の腎臓病医療の現状について内臓トレーニング協会の考えをお伝えします。

内臓トレーニングの発想
内臓トレーニングは、望月みや子氏の「元の体に戻そうよ」という発想からうまれた健康法です。
生まれたばかりの赤ちゃんは、お母さんのお乳を飲むだけですくすく育ちます。
更に、小学生も、毎日お母さんの作った食事だけで元気です。
ところが大人になると生活の幅が広がって、好みに合ったライフスタイルにこだわるようになってきます。
つまり飲酒・喫煙、過食や偏った食事、更に、常に寝不足だったりストレスを抱えた生活などです。
このこだわりの生活習慣は、本人の気付かないところで体にさまざまな負担を掛け、例えば腎臓病のような生活習慣病を発症します。
望月みや子氏は、このこだわりの生活をもう一度点検して、薬もサプリも必要としない、子供の時のような「元の体に取り戻そうよ」と呼びかけました。
それには、まず偏った生活習慣を改善し、再度生活習慣病にかからない体に作り直す必要があります。
病気になった生活を再構築するには、まず自律神経のバランスを整えること、次に全身の血液の流れを改善し活性化すること。それが内臓トレーニングです。

腎臓病を改善するには自然治癒力を付けることが肝心
腎臓の機能が衰えてくると尿毒症を発症します。
だるい、むくみ、睡眠不足などは自律神経のバランスが崩れているからであり、低体温症、静脈瘤、不眠症、高血圧などは血流の滞りが原因となっています。
これらの症状の根底には、自律神経のバランスの崩れか潜んでいるし、むくみ、低体温症、静脈瘤、高血圧などは血液の流れの滞りがあり、全身の血液が円滑に流れていないからです。
逆に、自律神経のバランスを整え、全身の血液の流れを活性化すれば、自然治癒力が付いて、腎臓を壊す体内環境を改善し、前述した尿毒症を改善することが可能です。
以上は、内臓トレーニング実践者からの報告を受けて、内臓トレーニング協会の出した結論です。
以後、現代の常識に沿わない見解もありますが、全て内臓トレーニング実践者の報告から出された結論を基にしています。ご理解ください。
例えば、サプリメントを常用している人がおりますが、協会としては勧めていません。
なぜなら、サプリメントは薬として採用されなかった結果であり、薬ほどの効き目はありません。
効果に疑問符が付くなら、少しでも壊したくない腎臓に余計な負担を掛けない方が良いのではないかと考えています。

内臓トレーニングは自然治癒力を高める健康法
内臓トレーニングでは、偏った生活を健康な体に戻すため、下記の4つのことを日々実践することをお勧めしています。
①食事療法やストレス解消に努め、日々の生活を病気改善につながる生活に切り替える
②内臓の管理者である自律神経のバランスを整えるため脊髄通電を行う
③腎臓病は血液が不足することによって発症するので、ふくらはぎを刺激して全身の血流を活性化する
④足裏にある経絡を刺激して内臓に血液を届ける
内臓トレーニング実践者のほとんどは、このような努力を日々行っており、次に述べる腎臓病治療の常識を超えた成果を出しています。

内臓トレーニング実践者から常識を超えた改善報告が届いています。
協会には、協会員から、腎臓病治療に関する様々な悩みやトレーニングの実践の成果が届けられます。
ここに病気を顕著に改善させた実践者達からの報告をまとめてみました。
①病気の初期に内臓トレーニングに取り組んで、クレアチニンの数値を基準値に戻した人。
②透析に入ってしまったが、内臓トレーニングを実践することにより透析を離脱した人。
③内臓トレーニングを行うことによって、医師から「ぼちぼち透析に入りましょう」と宣告されながらも、透析に入る時期を3年も引き延ばした人
④病気が進めばクレアチニンの数値も上がるはずですが、内臓トレーニングを実践することにより、2年も3年も同じ数値を保って透析を回避している人
このように内臓トレーニングに取り組むことによって、数は少ないですが、現在の腎臓病治療の常識を超えた報告が届いています。
腎臓病は治らないという人々には、数が少ないとは言っても、自分の力で自分の腎臓病を治せる可能性があることに期待を寄せる人は少なくありません。
協会は、期待を寄せる患者さんを支持し、相談に乗っています。

内臓トレーニングは、医学的な論理と豊富な実践例に基づいて完成された
むくみや睡眠不足などの軽い症状は、トレーニング時間の多少にもよりますが、早い人では約1か月、遅くとも3か月で改善しています。
更に、HbA1cや静脈瘤、低血圧などは3か月から1年の間には改善してきます。
このような結果は、協会に報告を寄せた内臓トレーニング実践者の年齢や体質、病気進行の程度などから出した結論です。
更に言えば、実践者自身の取り組み方などにより、改善の効果は違ってきます。
しかし、多少の誤差はあっても、この方法を根気よく続けることによって、着実に改善にしている人がいることは内臓トレーニング実践者達が証明しています。
更に付け加えると、クレアチニンの数値が低い人ほど、改善の速度が速くなっており、クレアチニンの数値の高い人ほど長期の実践を覚悟しなければなりません。
このトレーニング方法は、東大医学部の田坂定孝教授よって集大成された電気生理学の考え方を参考にしていることと、内臓トレーニング協会会員からの報告に基づいて考え出されました。
したがって、民間療法とはいっても、医学的に確かな論理と豊富な実践例に基づいて完成されたものです。

腎臓が壊れた体内環境を改善しなければ腎臓の再生はあり得ない
現在の透析前の腎臓病治療は、定期的に通院して、血液検査結果をもとに主治医の治療を受け、処方された薬を飲むことが主流となっています。
しかし、これだけでは、どんなに設備が整った病院であっても、どんなに権威のある専門医にかかっても腎臓病は治らないと、内臓トレーニング協会では考えています。
なぜなら、腎臓を壊した体内環境の手当てが不足しているからです。
このような考えに至った理由について述べてみます。
例えば、あなたが服用している薬の説明書きをご覧ください。
そこには、血圧を下げるため、だるさを解消するため、不眠症を治すためと腎臓病特有の諸症状の改善目的が書かれています。
これら諸症状は腎臓の機能が衰えてきたからこそ発症する病気であり、諸症状をいくら治しても腎臓の機能が衰えてくれば、また別なところに症状が出てきます。
ゲームに例えれば“もぐらたたき”をしているようなものです。
腎臓病は生活習慣病であることをもう一度思い出してください。
長い年月の間に徐々に壊れた腎臓です。
患者は長期間をかけて、腎臓が壊れた体内環境を治さない限り腎臓病の諸症状を治すことはできません。

おわりに
内臓トレーニング実践者たちは、テレビを見ながら食事をしながら、トレーニングを1日3時間以上実施し、血液検査表を片手に食事改善を中心に規則正しい生活を続けています。
その結果、クレアチニンを下げる方法や、不快な尿毒症の症状の改善のコツをつかみ、自分なりに病気をコントロールする力がついてきます。
内臓トレーニングの究極の目標は、患者自身が透析に入ることを防ぐために病気をコントロールできるようになってもらうことです。
腎臓病は治らないと打ちひしがれる前に、内臓トレーニングに励みもう一度生きがいを取り戻してはみませんか。

【参加された方の感想】






◆お名前 : 匿名希望
◆感想・メッセージ : 
クレアチニン値が3.8でも自覚症状がなく普段とあまり変わらない生活でしたがセミナーで危険な現状だと教えていただきました。
もっと早く知りたかったです。
少しでも進行を遅らせるためにこれから頑張てトレーニングに励みたいです。

 

◆お名前 : 中野 様
◆感想・メッセージ : 
望月先生のお話、わかりやかったです。セミナーの直前に注文しましたが正解です。
また、各内臓へのトレーニングができるということで、様々な効果を期待します。
腎臓病の悩みを持つ友人知人がいれば。即紹介したいと思います。

 

◆お名前 : 匿名希望
◆感想・メッセージ : 
大変参考になりました。ありがとうございました。
なるべく早く始めたいと思っています。
連絡しますのでよろしくお願いします

 

◆お名前 : 黒須 様
◆感想・メッセージ : 
大変参考になりました。
有難う御座いました。

 

◆お名前 : 西川 様
◆感想・メッセージ :
腎臓の数値が少し悪い。
だるい、血尿の症状あり
内蔵トレーニングは現在活用中、役立ちそう
関心のある人がいれば紹介する。