1月25日開催 横浜セミナー報告 医療費削減は患者負担が大きくなることから始まっています

◇第146回 横浜セミナー 
1 期日  2020年1月25日(土)13:30~16:30
2 会場  崎陽軒 本館会議室6F 1号室 

国は、2015年5月に医療保険改革法により、患者が紹介状なしで400床以上の総合病院を受診するときの初診料を、3000円から、5000円に引き上げました。たしかに、高齢化が進むにしたがって医療費は増大しており、患者に直接負担を求めざるを得なくなってきていることは事実です。
しかし、患者から「患者の負担増を強いる前に、医療費の無駄使いをなくせ」と、大きな反発が返ってきました。
そこで、現在は、患者に負担を掛けずに、様々な工夫を重ねて医療費の削減を図っています。それによって医療の現場は大きくに変わってきています。その例をいくつか紹介しましょう。

①今まで保険でまかなってきた薬を、保険対象外とする

薬の販売は薬機法により、医師の処方による薬から患者自身が自己責任において購入する薬まで3種類に分かれています。
中でも、一般医薬品という種類の薬は、薬剤師のいないスーパーやコンビニ、更にインターネットでも買えるようになりました。
これにより、風邪や花粉症の薬、湿布薬など市販薬で代用できる薬は保険対象外とすることが検討されています。
従来のように、「ちょっと風邪をひいたようだから薬をもらってこよう」という習慣はなくなるでしょうが、本当に必要な時に、保険の効かない薬を購入しなければなりません。

②医師の診療報酬や薬価を下げることで、患者の闘病環境が悪くなる

腎臓病を例に挙げると、全国の病院で広く夜間透析が行われてきました。
しかし、2018年から夜間透析に対する手当が実質上減額になりました。このため、多くの病院で夜間透析を打ち切るようになりました。
これは、昼間仕事をして夜透析をしようと思っている患者には死活問題です。
この結果、医師の診察する患者数が増える結果をもたらし、今でも多忙な医師がさらに多忙になってしまいました。
医療の質が落ちないか心配です。

③血液検査において、保険適用の検査項目が削減されている

腎臓病患者が病状を知るためには血液検査は必須です。
検査項目のうち、そのほとんどは保険が適用されていますが、2014年からその検査項目が少なくなりました。
また、近年、このように保険適用の検査項目が削減されると同時に、検査と検査の間も長くなっています。
腎機能の低下は時間とともに進行するので、数値がわからない期間が長くなることは患者さんにとって大きなリスクです。

④修復腎の移植を認め、透析患者数を減らす

透析治療は、年間550万円から650万円かかっています。
しかも、そのほとんど全額をを国や地方自治体が負担しています。
このため、医療費に占める透析費用の割合が大きく国は、透析患者数を減らす必要に迫られています。
そこで、一ひねりして出てきた結論が、今まで禁止してきたガンにかかった腎臓の、ガンを取り除いて「修復腎」として登録し、移植に使用することを許可することになりました。
がん再発の危険を冒してまでも透析患者を減らそうとしています。

このように、目に見えないところで腎臓病患者取り巻く環境は悪くなってきています。
悲しいことに、医療費がやせ細っていく将来はさらに厳しくなっていくことでしょう。
IPS細胞の開発が進み、人工腎臓の誕生を期待したいですが、このままでは、透析費用の患者負担が多くなることの方が先になりそうです。

協会では、医療費削減のために、透析導入患者をできるだけ減らしたいと思い活動しています。
自分の腎臓を使って人生を全うするために、初期のうちに内臓トレーニングに取り組むことをお勧めします。

【参加された方の感想】









◆お名前 : 匿名希望 様
1.今まで約2年腎臓科の診察を受けていたが、クレアチニン値が上がるばかりだったので診療に対して疑問を持っていた。
2.降圧剤を服用し続けることに対して疑問を持っていたので、今回のセミナーに参加して疑問が氷解した。
3.医者離れ、薬離れをして、より腎臓に良い生活を送りたいと思う。
4.フットスキッパーを購入し、1月19日より内蔵トレーニングを実践し始めている。
これからのトレーニングに迷いがなくなった。
5.腎臓が悪い人がいたら勧めたいと思う。

 

◆お名前 : 匿名希望 様
ご提示いただいた数値の改善例を信頼してトレーニングを始めたいと考えておりますが、私にとっては高価な器具での費用対効果に期待します。

 

◆お名前 : 徳山 様
望月先生の話は大変分かり易くお話を頂いたので勉強になりました。
ただ、内臓トレーニングの無い様についてもお話を具体的に頂ければと思いました。
頂いた資料には器具の内容がありますが、実物を見せて頂きその効果この補助器具と実際のトレーニングの関係をお話を頂ければ分かり易かったと思いました。

 

◆お名前 : 匿名希望 様
治癒や快癒の実績率などを積極的に開示されてはいかがでしょうか。またフットスキッパーの耐用年数は何年程でしょうか?

 

◆お名前 : 匿名希望 様
講師の先生実にうまい話し方、感服いたしました。

質問時間がほしかったのですが、諸事情わかる気がいたします。

ありがとうございました。

 

◆お名前 : 齋藤 様
腎臓の機能と役割のメカニズムが大変分かりやすく解説されて、とてもいい勉強になりました。
講演会場で手に入れた本を読むことで、内容の確認と自己認識を新たにしております。

また質問にも丁寧に対応して頂き、心から感謝申し上げます。

 

◆お名前 : 藤山 様
私も 加齢と共に 体力/臓器の低下を感じます。
今までに増して 勉強致したく思います。

 

◆お名前 : 匿名希望 様
内臓トレーニング協会殿

アンケートメール登録済みではじかれたため本メールします。
今回(1/25)のセミナー参加2回目でした。
前回と比べ講義内容は洗練され、事前QAもあり洗練されでき過ぎた段取りであった。
医師会/厚労省への批判、食事療法との併用提案があっても良いのではと思います。
個人的には、ここ半年で急に悪化しクレアチニン2.65、eGFR15で今年中に導入を検討します。(悪影響ないため)