4月20日開催 名古屋セミナー報告 セミナー参加者の様子

◇第139回 名古屋セミナー 
1 期日  2019年4月20日(土)13:30~16:30
2 会場  イオンコンパス名古屋駅前会議室5 階 RoomA

今回は、2018.11~2019.4の間のセミナー参加者の様子について述べてみます。
当協会では、全国の政令指定都市で毎月1回、「腎臓病との付き合い方」に関するセミナーを開催しています。
直近の半年の実施状況を振り返ってみました。


1.開催期日と会場
2018年11月に大阪、12月は池袋、2019年1月は横浜、2月は神戸、3月は新宿、4月は名古屋で開催しました。

 
2.参加者数
各会場ごとに30~40名お集まりいただき、上記半年間に216名の方が参加されました。
内訳を見ると、患者さん本人が170人・78.7%、付き添いの方が46人・21.3%でした。

 
3.クレアチニン値別の参加者数
別表のとおりで、参加者数が一番多かったのは、クレアチニンの数値が1.00~1.99までの人たちで全体の59.4%に達しました。
0.99以下及び2.00~2.99までの人を合わせると83.0%となりました。
なお、クレアチニンの数値が最も高かった人は10.30でした。
腎臓病は初期の段階では自覚症状がないため、治療を受ける人がほとんど居ないと言われてきましたが、このセミナーに限ってはクレアチニンの数値が小さい人が圧倒的に多数でした。
特に0.99以下の人も多数参加しており、透析を回避したいという意識の高まりを感じます。
4.00以上の参加者数は極端に少なくなっていますが、数値が高く病気が進行している患者さんでも、内臓トレーニングで血流改善と自律神経のバランスを整えると、尿毒症の症状を改善できるので参加されることをお勧めします。
なお、クレアチニンの数値が10.30の方は、尿素窒素のコントロールがうまくいっているからか、透析には入っていませんでした。

 
4.付添い人の数について
付添い人の数が46人で21.3%となっています。
腎臓病は食事を上手にコントロールすると、病気の進行を遅らせることができるので、食事療法は非常に大切です。
セミナーでは食事の取り方についても説明していますので、特に男性は食事の管理をしてもらえる方と一緒に参加することをお勧めします。

 
5.糖尿病性腎症について
日本透析学会の統計によると、透析に入る人の約半分は糖尿病性腎症からだといいます。
それに比べると、セミナー参加者に占める糖尿病性腎症の人の数が15.9%と、大変少なくなっています。
糖尿病の人は、糖尿病ばかりに気をとられて腎臓病の発症に気付かないのかもしれません。内臓トレーニングを実践すると、ヘモグロビンA1cの数値を簡単に下げることができるのでセミナーへ参加されることをお勧めします。

【参加された方の感想】





◆お名前 : 匿名希望 様
ありがとうございます。
大変勉強になりました。

 

◆お名前 : 荒川 様
主治医から腎臓の機能低下は治らないと言われ、日常生活の改善で現状維持しかないとネガティヴに思っていましたが、今回の講習を受け、そうではないことが頭で理解できましたので、今後は積極的に行動に移し、結果を出してみたいとポジティブに思っています。

 

◆お名前 : 匿名希望 様
腎機能は回復しないものと考えていていましたが、トレーニングにより休止している機能だけは復活する可能性がある事が解り希望が持てました。
有難うございました。
セミナーの内容に沿って個人的に自分で出来る事から始めたいと思います。
自分自身に効果がみられれば周囲にもセミナー参加を勧められるようになると思います。
内臓トレーニングを受けた方の一部の成功例はお聞きしましたが実践者全体に対する成功率もお聞かせ願えれば納得できる目安となります。

  

◆お名前 : 匿名希望 様
この度の内臓トレーニングセミナー有難うございました。
講師の説明が非常に分かりやすく理解できました。
名市大病院の担当医から余り説明なかったのですが、今回の説明で腎臓病ときちんと向き合い改善する道が開けた感じています。
5月の体験トレーニングを受け、検査数値の改善に努めたいと思います。
宜しくご指導お願いします。

蛇足で申し訳ありませんが、トレーニング用器具の費用についてです。
患者側の費用負担がさらに軽減されると、もっともっと内臓トレーニング人口が増えて、健康寿命が延伸されると思います。
当然いろんな面で検討は進んでいると思いますが、期待しています。よろしくお願いします。
                  (代筆:夫より)