◇第169回 京都セミナー
1 期日 2021年11月6日(土)13:30~16:30
2 会場 ハートピア京都 第5会議室(4階)
講師の講話の中から、Tさんからの実践報告をお届けします。
Tさんからは以下の通り、2つのFAXをいただきました。原文のまま掲載します。
FAXその1 令和3年7月19日送信
内臓トレーニング協会御中
7月15日より、器具を使った実践について報告します。
今、気になっていること。
心臓病で、循環器内科のドクターに言われていること。
5年前に、造影剤を使って右冠動脈にカテーテルでステントを入れた。
狭心症といわれ通っていたが、昨年12月4日の診断で、BNP数値が1470.6に上がり心不全といわれる。
その原因は塩水が増えたことと、体重が増加したこと。
心臓の左血管が1本詰まっているがカテーテルができない(腎臓が悪いため)。
心臓の機能は問題ない。
この日から利尿剤が増える
ここで日常気を付けているのが水分と塩分です。
内臓トレーニング協会の書面の中に、水分は2ℓとありますが、ドクターから言われ、我慢して1ℓ以内で頑張っていますが、心臓の維持とクレアチニン値を下げる正しい数値はいかがでしょうか。 以上
FAXその2 令和3年9月10日送信
内臓トレーニング協会御中
9月10日循環器内科を受診し、採血・採尿検査結果を2枚お送りしますので、ご見解よろしくお願いします。
担当医の見解
レントゲンで肺がきれいである。そして、血液の渋滞が緩和され心臓が一回り小さくなっている。
クレアチニン、カリウムが下がった。タンパク尿が減っている。心臓は横ばいで悪くはない。
肝機能もよくなっている。
血液の循環が良くなっり、心臓に溜まっていた水が減った。
それで、体重が減ってきたが、これ以上減らす必要はない。
タンパクの制限は腎臓にも心臓にも良いこと。
血圧が高い数値を見せたが、(主治医から)答えはありませんでした。
薬は変わりません。
内臓トレーニングの話はなかったが、自身としては効果が出てきたと思う。
これからも積極的に活用していきますので、よろしくお願いいたします。 以上
Tさんの紹介
Tさんは、男性で81歳。神奈川県在住。心臓病の治療のため循環器内科に通院している。
5年前に狭心症と診断され、ドクターから塩分を控えめにし、水分は一日1ℓ以内に抑えるよう指導されてがんばってきた。
しかし、協会に連絡をしてきたころから心臓に水が溜まると同時に足もむくんできた。
本来なら、静岡まで来て内臓トレーニングを直接体験し、納得してから実践に入るのが協会の望みだが、コロナによる非常事態宣言のため、静岡に来ることを諦め、7月に行われた横浜のセミナーを聞いて、直接内臓トレーニングを実践することにした。
トレーニングを開始した半月後(8/6)の数値は、クレアチニン2.95、尿素窒素44.7、AST69と、心臓も腎臓も肝臓も症状が悪化していた。
しかし、送信2にあるように、2か月後(9月10日)の血液検査では、
クレアチニン 2.95H→2.46H
尿素窒素 44.7H→34.9
AST 69 H→23
と、数値が顕著に下がってきた。
腎臓ばかりでなく、心臓に溜まった水が減り、足のむくみも取れ、肝臓のASTも下がり、内臓トレーニングの効果を実感できたようだ。
Tさんの内臓トレーニング実践結果からの考察
考察 1 人体は全て繋がって生命活動を行っている。
ですから、体のどこかに不具合が生じればその影響は全身に及びます。
特に内臓は、腎臓を中心にして内臓間同士のネットワークを持ち、腎臓からの情報に
基づいて自律神経が管理しています。
ですからTさんのように、腎臓の数値が回復すれば、肝臓の数値(AST)も改善しま
す。
考察 2 クレアチニンの数値が1.30以上になると、造影剤を入れると血流が滞るため、透析に
なる可能性が高くなる。
したがって、心臓の手術は避けるか、透析を覚悟して造影剤を使うことになる。
【参加された方の感想】
◆お名前 : 匿名希望
◆感想・メッセージ :
セミナーに参加させて頂き、本当に良かったです。
腎臓だけではなく、内臓や脳に対する効果のお話も大変勉強になりました。
望月講師の分かりやすいお話に、感動致しました。
有難うございました。
◆お名前 : 田渕 様
◆感想・メッセージ :
腎臓病の悪化する過程が理解出来自分の置かれた状態がわかりました。
◆お名前 : 月森 様
◆感想・メッセージ :
病院からは透析前の状態との事で透析は絶対阻止したい。資料は一読して大体理解できた。
私と同じ状況ならぱ紹介したいです。質問ですが前に依頼した経緯を教えてほしい。