第96回 健康セミナー(京都)
期日 2015年9月12日(土)13:30~16:30
会場 TKPガーデンシティ京都タワーホテル 7F
第97回 健康セミナー(大阪)
期日 2015年9月13日(日)13:30~16:30
会場 大阪ユーズ・ツウ
近年は、透析患者さんのうち糖尿病性腎症の人が一番多い
一口に、腎臓病といいますが、その中には様々な種類の腎臓病があります。近年、透析に入る患者さんで、一番多いのは糖尿病性腎症の患者さんです。
日本透析医学会によれば、2013年に糖尿病性腎症から透析になった人は43.8%であり、第2番目の慢性糸球体腎炎からの18.8%を大きく上回っています。
今回のセミナーで講師は、糖尿病性腎症は病気の進行スピードが非常に速いので病気の初期の段階から食事療法と血液の流れを活性化することを勧めていました。糖尿病性腎症の進行の速さについて報告してみましょう。
クレアチニン値の上昇の様子
Aさんは、1月の時点で、クレアチニン値が1.2でした。しかし、6月には2.5となり、翌年の1月には5.1になっていました。医師から、糖尿病だけでなく腎臓も悪くなってきたといわれて1年で透析に入ることを勧められてしまいました。
Bさんは、3月に3.31でしたが、7ヵ月後の11月には7.21となり透析に入ってしまいました。
初期の段階から食事療法を開始し、血流改善に努めましょう
糖尿病とは、本来なら尿として排出されるはずの糖が代謝できず、血液中に糖が溜まってしまう病気です。飛躍した言い方をすると、蜂蜜か水あめのような血液といえるでしょう。この血液は、いわゆるドロドロ血といわれ、ヘモグロビンが鎖のように繋がってしまい、血液の流れが滞ると共に酸素運搬能力も衰えてしまいます。このため、体の中はいつも栄養不足であり酸素不足になってしまいます。合併症の腎症を発症した時に、クレアチニン値が上がるスピードが異常に早くなる原因です。
講師は、クレアチニン値だけでは判断できない病気の重症度、怖さを知って欲しいと
何度も繰り返し伝えていました。
【参加された方の感想】
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