第91回 神戸セミナー報告 「慢性腎臓病の危険因子を防ぐ対策」

第91回 健康セミナー(神戸)
期日 2015年3月21日(土)
会場 兵庫県民会館
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 3月21日は春の彼岸の中日であった。この日は、太陽が真東から昇り、真西に沈む。これに因んで、昔の人は西方にあると言われる極楽浄土に思いを馳せ、自分も極楽浄土に生まれ変わりたいと願った。日本では浄土信仰の広がりと共に死後の世界の存在が広く信じられている。
 しかし、輪廻転生を基本とする本来の仏教には、死後の世界はありません。死者は49日の間に、天界、人間界、餓鬼道、地獄と言う世界のいずれかに生まれ変わることになっている。しかし、浄土信仰と結びついた日本の仏教では、49日の法要を、死者が極楽浄土に旅立つお祝いの日と位置づけている。日本の仏教は優しい仏教と言えるだろう。
 全国のあちこちから桜の便りが届くようになって来た。春爛漫、日本人の心が弾む過ごしやすい季節になりました。


さて、セミナー報告に入りましょう。
 個別懇談のとき、食事療法に関する話題が数人の方から出ました。皆さん食事に関しては大変興味があるようです。確かに、食事療法は病気の進行を遅らせるために絶対必要です。しかし、食事をすれば、必ずタンパク質を取るため腎臓に負担がかかり、透析を免れることは出来ません。
 腎臓病は、生活習慣病と位置づけられ、患者さんの生活の中から発症すると言われています。日本健康保険協会は、慢性腎臓病の危険因子として、高血圧、糖尿病、高脂血症、肥満、飲酒、喫煙、ストレスを挙げています。これらの危険因子を放置していると、自覚のないまま慢性腎臓病になってしまうと言っています。現在の医療では、高血圧や糖尿病のように薬で症状を抑える治療は行いますが、それ以外の因子の対策は、患者さんに任されています。このため、厚生省が大声を上げても、生活習慣病の改善は遅々として進みません。
 これに対して、内臓トレーニングでは、これらの危険因子を防ぐ対策として、大きく3つを提案しています。
 1つ目は、生体電流により、全身の血流をよくすることです。
       ふくらはぎや足裏の刺激、足指・足首を使った歩き方、
       腎臓を圧迫しない正しい姿勢の維持などにより血流改善を図ります。
 2つ目は、脊髄通電により自律神経のバランスを整えることです。
       自律神経のバランスがよくなるとストレスも解消するし、
       腎臓を始め内臓の活動も活発になります。
 3つ目は、食事療法です。
       塩分や蛋白の制限を始め、腎臓を傷めない水分の補給方法など、
       飲酒、喫煙はもちろん、肥満の解消も図っていきます。
 この3つの方法を、患者さん自身が日々の生活の中で実践することは、医師の治療に勝る治療と言えるでしょう。実際に、実践者の多くは、クレアチニン値や高血圧を下げたり、様々な不快な症状の解消も行っています。
 セミナーでは、これらの効果的な方法について、実践者の具体例を挙げながら詳しくお話しています。最寄りのセミナーに、是非参加されることをお勧めします。

【参加された方の感想】
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