第9回 大阪講演会報告 「どんな治療法でもいい、病気が治ればよい」

◇第9回 大阪講演会 2014.12.6(土)13:30~16:30  AP梅田大阪

 天気予報は、今年一番の厳しい寒さと予測していた。しかし、静岡はまずまずの暖かさ、談笑しながら一同新幹線に乗った。
「寒いね」と話しかければ
   「寒いね」と答える人のいるあたたかさ
 
  (『サラダ記念日』 俵万智)
帰りの大阪駅は、静岡には無い、身を切るようなビル風が吹き厳しい寒さだった。


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今回の廣岡先生のお話の中から、印象的な言葉を2つ拾ってみました。

1 「病気になってしまったのは自分、病気になって困るのも自分、病気を治すのは医師?薬?機械? 自分の病気を人任せにしないで自分でなおそう」

 大変厳しい言葉ですね。でも、「なるほど」と頷くしかありません。
例えば薬の飲み方について先生のお話を聞きました。
「先生がのめと言うから、“どんな薬だか分からないけどのむ”、それでいいのでしょうか」。お医者さんには、高血圧にはこの薬、めまいにはあの薬と、症状ごとに処方する薬がほぼ決まっているようです。
しかし、薬は症状を予防するもの、症状を抑えるものなど、それぞれ目的を持って作られています。また、薬はAさんには劇的な効果を発揮しても、Bさんの体質では副作用のほうが強く出てしまうなど、人によって効き方がまちまちです。更に、同じ人でも体調によって効くときもあり効かないときもあります。薬を処方してもらうときは、医師に自分の体の状態を詳しく話し、自分のコンディションにあった薬を出してもらい、自分が納得して服用するようにしましょう。
  廣岡先生はこんなことも話していました。「病気そのものを治す薬はない、薬は症状を抑えるものだ。まして、一生のみ続けなければならない薬はありません。必要なとき、必要な量を飲むようにしましょう」と。

2 病気治療は結果主義

 「私は結果主義です」。「患者さんはどんな治療法でもいいから、病気が治ればよいのではないでしょうか」とお話していた。現実を直視した勇気ある言葉だと思った。
確かに、内臓トレーニングをやろうとして、家族に相談すると「今までにも体に良いといわれてたくさん健康器具を買ったけれど、結局使っていないじゃないか」、「信用できるのか、騙されていないか」と家族のみんなから反対されたという人が多い。その反対を押し切ってトレーニングに入った人は、「なんとしても結果を出さなければ」と頑張り、常識を覆す結果を出している。病気治療はまさに結果が全てですね。

【参加された方の感想】

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大阪での講演会参加をさせていただき、トレーニングと食事療法の必要性を
再認識いたしました。
廣岡先生の講演は著書・DVDでも述べてあり、予習は出来ておりましたが、
望月先生の講演は、現状の私にとって『まさに知りたい、聞きたい』ことであり
傾聴しておりましたが、メモや記憶に限界があり1度聞いただけでは会得
出来ないことが悔やまれます。
著書のなかにも望月先生の公演内容が随所に記載はありますが、今回の
講演そのままのDVDや著書があれば、より理解できるとおもいますので
是非ともご検討いただければと思います。
受付時、退席時ともに。お声をかけていただき、坂本様はじめ協会 スタッフの
方々の『心』のあたたかさを感じました。
参加させていただき本当にありがとうございました。
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腎臓病と診断されて8年、クレアチニン値は1.2から1.3の間を維持していましたが、昨年の冬にインフルエンザに掛かってから数値が上がっていました。
尿素窒素の数値が低かったのでさほど心配はしていなかったのですが、廣岡先生の講義で「蛋白がプラスだと尿素窒素の数値が低くても病気は進行している」とのお話を始めて知り、内心焦りました。
すぐに先生の本を購入し、自己管理に大いに役立てています。「自分の病気を知り自分で管理する」の貴協会の姿勢に多いに感銘を受けました。
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