第81回 福岡セミナー報告「薬を飲めば治ると思っていませんか」

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第81回 健康セミナー(福岡)報告

5月31日(土)13:30~16:30

博多グリーンホテル2号館

 当日は、全国各地で猛暑日となり、博多も快晴で35度を超える暑さだった。
いつものことながら、博多の駅は人があふれ、今回は特に黒田官兵衛の文字が踊っていた。
 官兵衛は福岡藩50.2万石の礎を築いた名君だ。「福岡」の地名は、彼のおじいさんの出身地である岡山県邑久郡の小さな盆地「福岡」から名付けたといわれている。福岡県民の愛する名君ではあるが、地元出身の大名ではない。熊本の加藤清正にしても甲斐の武田信玄にしても地元では名君として大変愛される大名ではあるが、その先祖をたどれば遠く離れた地からやってきて赴任地で実績を挙げた大名だ。
 日本は、奈良時代に律令制を採用して以来、奈良・平安時代は国司を、鎌倉時代は御家人をと、それぞれの時代の天下人が、紙切れ一枚で自分の家臣を全国にとばし、国を治めてきた。つまり、日本は古代からずっとサラリーマン制度を採用してきた。福岡は、地味豊かで九州を制する要害の地であり、この地への赴任者はサラリーマンとして一頭地を抜く優秀な人たちであった。時代は降りて、明治維新の荒波を乗り越え、第二次大戦ですべてを失っても、天下を狙うサラリーマンたちにとって、「福岡」は、今なお約束された未来のために爪を研ぐ地である。今も人が集まるゆえんであろう。

 今回のセミナーでも薬について話がでました。少し講師の話を筆記してみましょう。
「薬を飲めば病気が治ると思っていませんか」
「もし、治るなら降圧剤や尿酸の薬を、なぜ一生飲み続ける必要があるのでしょうか」
「薬が病気を治すなら、3年とか5年後には病気が治っているはずでしょう」
「そうです、お薬で病気は治りません」
「お薬は、病気の症状を抑えるためのものです」
「お医者さんに自分の病気のすべてを頼って、言われるままにしていませんか」。

 こんな話を切っ掛けに、腎臓病のように生活の中で発症した病気は、お医者さん任せにせず、自分で管理していくことの大切さについてお伝えしています。
更に、
「飲んだ薬はどうやって患部に届けるのでしょう」
「そうです、血液で届けますね」
「病気は血液が届かないところに発症しますね」
「おかしいじゃないですか、血液が届かない患部にどうやって薬を届けるんですか」
「例えお医者さんの話とはいえ、こういう矛盾にお気づきになりませんか」

このように、セミナーではクレアチニンの数値を下げる方法だけでなく、医師によって治療の仕方が大きく違うことや医学の常識に潜む矛盾についてもお話します。その他、闘病生活のコツなど内臓トレーニング実践者から学んだ様々な知識と知恵もお伝えしています。
是非、セミナーに参加してみてください、「なるほど!」と納得することが必ずありますよ。

 なお、薬に関して面白い本を紹介しましょう。
書名 「薬剤師は薬を飲まない」―あなたの病気が治らない本当の理由―
著者  宇多川久美子
出版  廣済堂出版  健康人新書032
価格  800円+税

【参加された方の感想】

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