第79回 神戸セミナー報告「血流を活性化し、アンチエイジング効果も」

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第79回 健康セミナー(神戸)報告

3月21日(土)13:30~16:30

新神戸駅は観光客でごった返していた。タクシーの運転手さんが連休中はいつも混雑すると言っていた。圧倒的に女性が多い。神戸が観光地でもあることを改めて感じた。車窓から観光客とおぼしき若い女性たちを眺めていると、谷村新司の歌う「三都物語」の歌詞が浮かんできた。
胸騒ぎの旅は いま始まって
・・・・中略・・・・
ああ なんて 街それぞれ美しいの
ああ なんて 人それぞれに生きている
昨日 今日 明日 変わり行く私
紅くいろづくときめきを 誰に告げましょう
この歌は、一人旅の乙女が、旅を通して揺れ動く自らのこころをみつめ、自分を再発見していく過程を歌ったものだ。その中に「人それぞれに生きている」という一節がある。ここでいう人とは、地元の風土に根ざし、全国各地で精一杯生きている人々のことだろう。
日常を脱して風光明媚な景色を眺め、名物を食べる、ここまでは当たりまえの旅だ。この一節に歌われている人と、こころを交わしその土地を理解することこそ旅の醍醐味ではないだろうか。
いま、歩道を賑やかに闊歩している乙女たちは、神戸っ子のこころにも触れることが出来るだろうか。 乙女たちを見て、「あー!旅に出たいなーぁ」と思った瞬間、この一節が浮かんだ。

 さて、本題のセミナー報告に入ろう。今回は、セミナー終了後、加古川からおいでになったAさんに闘病生活の様子をお話いただいた。
 Aさんは、腎臓病と診断されてから徐々にクレアチニンの数値が上がり、昨年、とうとう2.0の台を超えてしまい主治医から腎臓内科を紹介されました。その後も数値は上がり、10月には2.4となり透析の話が出てきました。
 この時、「医者の言うとおりにしているとそのまま透析になってしまう」と、危機感を持ったAさんは、ネットで内臓トレーニングにめぐりあい、10月に静岡にやってきました。
 健康教室を通して、内臓トレーニングの考え方に納得し、早速実践に入りました。この時、あわせて食事療法についても話し合い、「がんばる米」を利用することにしました。
この結果、昨年10月に2.4だったクレアチニン値は翌年の3月には1.67まで下がってきました。腎臓内科の医師からは、この数値なら一生透析はないだろうといわれ、かかりつけの主治医のところに戻されました。戻ってきたAさんの数値を見て主治医はどうして数値が下がったのか不思議がっていたそうです。
透析の心配はなくなったものの、内臓トレーニングとタンパク制限をした食事療法は一生続けると意気込みを語っておられました。
 報告の最後に、望月講師から、「Aさんはあと1ヶ月で80歳になるそうです」と報告されると、会場のみんなから「オーッ」とか「エーッ」という歓声が上がりました。それくらいAさんが若く見えました。内臓トレーニングを続けていると、血流が活性化するため新陳代謝が良くなり、皮膚がつやつやになります。Aさんは腎臓病でありながら頬がつやつやでしみ一つありませんでした。内臓トレーニングはアンチエイジングの効果もあります。
 最後に、Aさんが数値を下げることに成功したのは、Aさんが日ごろから腎臓病について勉強していたからではないかと思います。報告の中で、Aさんは、「ネットで腎臓病の治療についていろいろ調べてみたところ、わたしの考え方に一番近かったのが内臓トレーニングだった」と話していました。トレーニングの効果が出ないとき、必ず内臓トレーニングに疑問を持ちます。この時、内臓トレーニングの考え方を理解している人と、いいと言われたからよく分からないけど頑張って見ようという人の差がでます。
内臓トレーニングの考え方を理解されている方は、その効果信じて、いや自分の考えを信じてトレーニングを続けます。その粘り強さが好結果を引き出すのです。

老婆心ながら、「三都物語」はJR西日本のイメージソングであり、
三都とは、京都、大阪、神戸のことです。

【参加された方の感想】

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