腎臓病を治そう！クレアチニンを下げよう！　-内臓トレーニング協会-

第73回 健康セミナー（新宿区）報告

8月24日（土）13：30～16：30

　当日の天気予報では、雨。関東一円のどこかでゲリラ豪雨があるとのことだったが、幸い雨は降りませんでした。でも、島根県で豪雨により大きな被害が出てしまいました。
被災者の皆様に心からお悔やみ申し上げます。

内臓トレーニングで尿が出るようになった
　今回のセミナーに、Ｔさんという、透析6年目で、今年の2月から内臓トレーニングを実践している方が参加されました。Ｔさんは、透析患者に内臓トレーニングが有効かどうか大いに疑心暗鬼だったそうです。しかし、協会から、透析中の人が内臓トレーニングに取り組んだところ、週3回を2回に減らした人がいるという話を聞いて、クリニックにやってきました。
　透析に入ると、腎臓の機能をダイアライザー（人口腎臓）が代行するため、本人の腎臓は萎縮し、機能を失ってしまうといわれています。Ｔさんもその例に漏れず、透析に入った1年後から尿が出なくなり、以後5年間無尿状態が続いていました。ところが、内臓トレーニングを始めて2週間目ごろか毎日30cc、3ヶ月目には50ccの尿が出るようになってきたそうです。これは、自分の腎臓で尿が作られ、排出できるようになったということで、5年間失われていた排尿の機能が復活したのです。今も、猛暑にも負けず、毎日50ccほど出続けていると仰っていました。

合併症も改善された
　これ以外にも、
　・心臓に水が溜まらなくなった
　・スムーズに体が動くようになった
　・肌が白くなってきた
　・疲労感が少なくなってきた・・・など様々な体調変化がみられるそうです。

実践者の皆さんは情報をお寄せ下さい
　以前、透析中の内臓トレーニング実践者から、尿が復活した、透析の回数を減らすことができたという報告は聞いていました。しかし、詳しい情報が得られなかったこと、医学の常識から考えると信じられないことなので紹介してきませんでした。今回、Ｔさんの実践報告から、改めて内臓トレーニングが、透析患者さんの腎機能の復活や合併症の改善にも効果があることが分りましたので正式に発表させてもらいました。
　このように、実践者の方々から思いがけない情報をもらって、内臓トレーニングって素晴らしいトレーニングなんだと、協会の方がびっくりすることが多々あります。実践者の皆さんはどんな小さな変化でも結構です。是非情報をお寄せ下さい。良い情報は同じ病気で悩んでいる仲間に紹介していきたいと思います。
　なお、セミナーの合間にＴさんからお話を伺ったところ、今は毎日、内臓トレーニングに加え、クリニックで教えてもらった正しい歩き方のトレーニングに励んでいるそうで、前向きで意気軒昂でした。