第64回 健康セミナー【千葉県千葉市】を開催いたしました。

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第64回 健康セミナー(千葉市)報告

12月2日(日)13:30~16:00

 寒い日だった。空一面が厚い雲に覆われ、日の光もなく、冷たい風が吹き、夕方には雨も降ってきた。この冬一番の寒さだったそうだ。

 腎臓病患者さんの中には、病気が進んで様々な症状が現れているにも拘わらず、病気を放置している人、症状はないが病気の進行を見据え初期の段階から闘病生活に入る人、病気に対する意識は人さまざまである。そんな中で、当協会の健康セミナーに参加される人たちは、「透析に入りたくない」、「透析を避けるために何をどうしたらよいか」という強い問題意識を持っている人が多い。特に病気改善のために運動と食事療法に熱心である。運動については、広島で行われた第63回健康セミナーの開催報告で触れたので、今回は食事療法をめぐるお医者さんの「優しさ」について触れてみよう。

内臓トレーニング実践者の話を聞くと、お医者さんは、食事療法を熱心に指導する先生と、ほとんど触れない先生に大別できる。
 食事指導をするお医者さんに罹っている実践者からは、塩分控えめ、蛋白質を抑えろ、野菜は茹でこぼせときめ細かい指導にストレスを感じることが時々あるという。しかし、多くの実践者は、親身な指導を評価し、素直に先生の「優しさ」を感じ取っている。

 その対局にある、食事に関してほとんど触れないお医者さんに対して多くの患者は不満を感じている。このグループのお医者さんは、一般的に患者との会話が少ないようだ。このため、患者としては、病気のことが分からず、いつ透析に入るかも見通したが立たず、不信感こそ感じても優しいと思うことは少ないようだ。
 そんな中で、ある実践者が「うちの先生が食事指導をしないのは、先生一流の「優しさ」に基づいたものだ」という。その優しさとは、「たとえ食事療法をしてもいずれは透析に入るしかない。厳しい食事制限をしてストレスを溜めるより、おいしいものを食べて快適な生活を送り、スムーズに透析に入る方がよいだろう」という考えだという。なるほど、そういう「優しさ」もあるのかと、いたく感心したことがあった。

 
 ただ、食事療法は病気の進行を遅らせることは出来るが、クレアチニンの数値を大幅に改善することは出来ない。腎臓病を改善するには血液循環を良くし、腎臓機能をコントロールする自律神経のバランスを取り、その上で食事指導を行うことによって大きな効果を期待できるのではないでしょうか。

【参加された方の感想】

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