腎臓病を治そう！クレアチニンを下げよう！　-内臓トレーニング協会-

第54回 健康セミナー（神戸市）報告

4月21日（土）13：30～16：30

　兵庫県神戸市、兵庫県民会館で腎臓病セミナーを開催しました。当日は、久しぶりに晴天に恵まれて快適な一日でした。今回は、望月講師も内臓トレーニング実践者の最新の情報をたくさん盛り込んでおり、手前味噌ながら、より充実した内容になったと感じました。　
次回は京都、大阪での開催となりますが、是非お聴きいただきたいと思います。

　今回の懇談会で、あるお嬢さんから、「お父さんに内臓トレーニングに取り組んでもらうにはどうしたらよいか」という相談を頂きました。

　事情を聞くと、娘さんがネットで内臓トレーニングのことを知り、腎臓病のお父さんに取り組んで欲しいと思い、ＤＶＤを取り寄せて勧めたところ、お父さんは気が進まず、お母さんもあまり関心がないとのことでした。でも、娘さんは何としてもお父さんにトレーニングを実践してもらいたくて無理矢理今回のセミナーに誘ってやってきたそうです。

　会場でのお父さんは、講師の話は一通り聞きましたが、懇談会に移ると皆さんより一足早く退場し、一人残された娘さんだけが途方に暮れていました。

　娘さんと一緒にスタッフもあれこれ考えましたが、３０分近く話し合っても良い考えが浮かんできません。結局は、「お父さんに理解してもらうしかない」という平凡な結論しか出ませんでした。話の中で、娘さんは補助器具をプレゼントしてでもお父さんに取り組んで欲しいと言っていましたが、スタッフからはお勧めしませんでした。

　内臓トレーニングは、自己実践型の腎臓改善のトレーニングですから、ご本人がその気にならなければ良い結果は出ません。本人がその気になるのを待つしか術がないのです。

　「腎臓病をなおすー内臓トレーニングでクレアチニンは下がるー」の著者である廣岡医師によると、クレアチニンの数値からすると、お父さんは日本腎臓学会による病気の段階では第３期の前半ではないかということです。この段階なら、内臓トレーニングに取り組んだ人のほぼ90％が数値の進行を止めたり、クレアチニン値を下げたりしており、大きな効果が期待できます。

　お父さんは、廣岡先生の著書を購入してお帰りになりました。セミナーの話を聞き、著書を読んでちょっとでも内臓トレーニングに関心をもち、娘さんの、「お父さんには少しでも元気で長生きして欲しい」という願いを叶えてあげて欲しいものです。