第45回 健康セミナー【大阪府大阪市】を開催いたしました。

一生懸命実践しているにも拘わらずクレアチニンが下がらない人はなぜ?


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2011年8月27日(土曜日)大阪駅ヒルトンホテル前のユーズツウ3Fで健康セミナーを開催しました。
32人が参加され、講演終了後、活発な意見交換が行われ、多くの皆さんから「来て良かった」との感想をいただき、主催者としても充実感を感じました。
今回のセミナーは、会場の関係から参加者数を35名とさせていただいたところ、希望者が大変多く、結果として、約20名の方々に参加を断念していただきました。参加できなかった方々には本当に申し訳ございませんでした。また、次回の開催計画の日程が決まりましたら連絡させていただきます。ぜひご参加下さい。
講演では、内臓トレーニングを実践して7割以上の人がクレアチニン値を下げたという実績がありますので、今回は、一生懸命実践しているにも拘わらずクレアチニンが下がらない人について報告させていただきました。
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事例1 Nさんから、内臓トレーニングは毎日4~7時間以上実施しているが
クレアチニンが下がらないがどうしてなのかという連絡が入りました。
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そこで、毎日どんなものを食べているか、1週間分の食事記録を送ってもらいました。
そうしたところ、毎食、普通より2倍の大きさの茶碗で白米を食べていること。毎朝納豆を食べ、夕食には豚のショウガ焼きや牛丼や鶏の唐揚げなどを食べていました。こんな食事をしていてはクレアチニン値が下がるはずがないと説明したところ、好きな野球のため1日の蛋白摂取量を100g以下に抑えることが出来ないという。
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事例2 協会のスタッフが、Sさん(83歳・女性)は熱心にトレーニングをしているのに
BUNが101.0もあるのはおかしいということに気づきました。
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そこで、本人に数値の異常について聞いてみたところ。管理栄養士の指導にしたがって食事をしているはずだが、施設で食事をしているため、Sさんにふさわしい食事になっていないことが分かりました。早速、食事管理について施設に相談することにしました。
この他にも薬を変えたことにより数値の上がった例なども紹介いたしました。
Nさんのように蛋白質をたくさん摂れば腎臓はどんどん壊れていきます。ですから、日常生活の質を落とさない範囲で、出来るだけ蛋白質の摂取を控えて腎臓の壊れるのを防ぎましょう。ただ、少量であっても毎日蛋白質を摂りますから、いくら抑えてもいつかは透析になってしまいます。
そこで、蛋白摂取により瀕死の状態になってしまった細胞に酸素と栄養を届け、細胞の再生を図るのが内臓トレーニングです。食事療法と内臓トレーニングは車の両輪です。残された腎臓を壊すことなく出来るだけ長く使っていきたいものです。
 
セミナーが終わった後、Nさんを中心に参加者同士が連絡を取り合おうと電話番号を交換していました。協会には、同じ病気の人達が連携して病気と闘うためのお手伝いをするという目的があります。Nさん達の支えになれればと思っています。


大阪 健康セミナー参加者の声

・ 2011.08.30 メール連絡 その1
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・ 2011.8.30メール連絡 その2
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