第44回 健康セミナー【静岡県沼津市】を開催いたしました。

インシュリン注射が不要になった実践者Wさんも参加されました。


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2011年7月24日(土曜日)
沼津労政会館で健康セミナーを開催致しました。
今回は、糖尿病性腎症で内臓トレーニングに取り組んだWさんの奥さんのお話です。
セミナーが開催される以前に、Wさんの奥さんから次のメッセージをいただきました。
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お世話になっております。
主人が透析と内臓トレーニングを始めて1年9ヶ月になります。
透析と同時にインスリンを1日3回打ちました。薬も、血圧、心臓、血糖と飲みました。インスリンは、本人の努力とトレーニングで6ヶ月で中止になりました。シャントのある左手も血管が浮かなくて、色もきれいです。「これはトレーニングをやっているからかも」と、本人が言っています。冬場には、フットスキッパーにふくらはぎを乗せるのが冷たくていやだといって困らせます。
 クレアチニンと尿素窒素が少しでも下がるといいですが、腎臓が悪いのだから仕方ないですね。でも、主人はフットスキッパーと透析と、会社とで透析をやる前よりもずっと元気です。よろしくお願いします。
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奥さんは、セミナー修了後、次のような質問をされました。
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お陰様で、糖尿病の症状はほとんど解消し、インシュリンの薬もなくなりました。
ただ、腎臓病のクレアチニンと尿素窒素が下がりません。
講義の中で、腎臓病では激しい運動をするのはいけないというお話でした。
主人は、糖尿病対策として、毎日長時間歩いているのですがどうでしょうか。
糖尿病では運動しろといい腎臓病では激しい運動は避けろといわれ、食事も含めて糖尿病と腎臓病では真逆の治療を要求されます。
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Wさんの場合は、内臓トレーニングでふくらはぎと足の裏をしっかり刺激することによって、糖尿病の運動も兼ねることが出来るので長時間歩かなくてもいいと思います。
また、透析に入ると、食事制限が緩くなり、いろいろおいしいものを食べてしまいがちです。蛋白質を摂りすぎると尿素窒素が高くなってしまいます。やはり、透析に入っているとはいえ、ご主人は腎臓病ですから蛋白の摂り過ぎには注意しましょう。
と、講師から回答がありました。
糖尿病性腎症の人は、糖尿病と腎臓病の2つの病気を十分理解することが必要です。バランス良い治療を心がけましょう。