第100回 東京(池袋)セミナー報告 「皆様に育てられて100回目」

第100回 健康セミナー(池袋)
日 時  2015年12月5日(土曜日)13:30~16:30
会 場  池袋サンシャインシティー
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皆様に育てられて100回目
 この健康セミナーは、内臓トレーニングの普及を図るために2008年から始めました。内臓トレーニングに関心を持つ皆さんの支援を受けて、今回で100回目を迎えることが出来ました。第1回目のセミナーは、静岡県富士市で行われました。当時は内臓トレーニングでクレアチニンが下がった実績はありましたが「クレアチニンは下がらない」という常識の壁を乗り越えることが出来ず、集まった人は十数人と寂しいものでした。しかし、実践者の皆さんから寄せられる内臓トレーニングの効果を、そのままホームページで公開したことにより、瞬く間に常識の壁を乗り越えることが出来ました。今では、毎回30人の定員を超えて、多くの方々が参加されるようになりました。
 常識の壁を打破できたのも、セミナー開催が100回目を迎えることが出来たのも、皆さんの「クレアチニンを下げたい」という熱意があったればこそ、であり深く感謝申し上げます。今後ともセミナーは継続していく所存ですので、奮ってご参加いただければ幸いです。今回は、講師が、100回にわたるセミナーを通して、一貫して伝えて来た考え方をお伝えしましょう。



元の体に戻そうよ
 講師の望月みや子氏は、赤ちゃんは空気を吸って食事をするだけで健康を維持している。健康を維持するには、赤ちゃんのように「元の体に戻せばよい」と発想して、内臓トレーニングを考案しました。したがって、講師は100回にわたるセミナーの冒頭で毎回、「内臓トレーニングとは、血流を活性化し自律神経のバランスを整えることによって、自然治癒力(免疫力・再生力)を高める健康法です」と説明してきました。ですから、腎臓病の皆さんを対象としたセミナーの講話内容は、「クレアチニン値を下げるには自然治癒力を高めよう」というものになります。

傷は、薬を使わず自然治癒力で治す
 湿潤療法という、傷を治す治療法をご存知でしょうか。この治療法は薬を使わず、自然治癒力で傷を治す方法で、21世紀に入ってから普及し始めたそうです。
 皮膚が傷つくと傷口にジクジクした体液が出てきます。今までの治療法では、この体液が化膿の原因と考えられていました。そこで最初に、傷口からこの体液をきれいに拭き取り、消毒し、ガーゼを被せて、かさぶたのできるのを待つというのが一般的でした。
 しかし、このジクジクした体液は膿ではなく、細胞の成長因子をたくさん含んでおり、傷を治すための大切な体液だということが分かりました。そこで、化膿を防ぐために傷口を水道水でよく洗い、乾燥を防ぐために絆創膏をはります。傷口を液体で覆うことによって活発な細胞分裂が行われ、傷が早く治るのだそうです。
 今まで、「化膿の原因として疎まれていた体液が、実は治療薬であった」という発見により、今までの傷治療の常識がひっくり返った瞬間です。廣岡先生によると、このように医学の進歩によって、治療の常識が覆されることは頻繁にあるそうです。さらに、湿潤療法を推奨している京都逓信病院の安藤善郎医師によれば、治療の手段として薬を使わず体液という自然治癒力を活用することも医療の常識を覆しているそうです。湿潤療法は、薬に頼り切っている現代医療のパラダイムを覆し、「21世紀の治療革命」であろうと喝破しています。

内臓トレーニングは「21世紀の治療革命?」
 多くの医師にとって「病気は薬で治す」ことが常識となっています。治療の多くは症状を抑えることが目的であり、それには薬を活用することが一般的です。
 それに対して、内臓トレーニングでは病気を細胞レベルで考えること。電気生理学の成果を踏まえて「クレアチニン値を下げるのに生体電流を使う」ことを提案しています。「生体電流?難病の治療に生体電流・・・?」。多くの医師にとって、この提案は青天の霹靂であり、理解しがたいものではいないでしょうか。この発想の突飛さが「民間療法に騙されないように」という皆さんへのアドバイスに繋がっているのでしょう。
 もう一つの意外性は、「症状の緩和」ではなく「病気を治そう」という発想です。
 現代医療では、薬による症状の緩和が、結果として自然治癒力を高め、病気回復に繋がると考えられている様に思います。自然治癒力を高めて病気そのものを治そうという発想は、現代医療の盲点を突いているのではないでしょうか。更に、生体電流を活用して血流の改善や自律神経のバランスを整えようという発想もあまり見かけません。
 意表をついた治療の手段と治療方法、常識破りの結果。いずれをとっても内臓トレーニングは、今までの医療の常識に当てはまるものではありません。たとえ、医療の常識から外れていようとも、患者さんにとっては「結果」が全てです。ここに健康セミナーが、100回続く理由があるのではないでしょうか。
 健康セミナーは今後とも全国各地で開催していきます。皆様のご支援をよろしくお願いします。


【参加された方の感想】
セミナー参加は今回で2度目ですが、望月先生の講義は具体的で解りやすくそれだけにトレーニング実施者として身が引き締まる怖さを感じます。腎臓病は本当に恐ろしい病気だと再認識します。食事療法は厳格に行ない経過は順調ですが、若しも内蔵トレーニングを実施していなければ、こうは順調に行かないと認識しています。私もそうでしたが結果改善するまで不安一杯でした。先の事はわかりませんが、このまま状態を継続すれば腎臓保全と改善に希望が持てます。知人に腎臓病で苦労している人があれば良さを知らせてあげたいと思います。
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内臓トレ―二ングをはじめて詳しい解説を聞いて良くわかりました。しかしながら医療機器を使用してみなければ実感する事ができません、又個人差があるようですので検討中です。私は現在透析予備軍ですが、担当医にも相談したうえでご返事致したいと思います。
セミナーは友人にも紹介したいと思います。医療機器を購入前に実際に使用して診たいのですが時間と費用をどの程度必要なのか知りたいと思います。私の周りには透析予備軍の人や前立腺がん・糖尿の人が多いのですが、先ず自分自体が経験せねば友人・知人にお勧めできません。
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医師に任せっきりにするのではなく、自分で病気に関して勉強し治していくということがとても心に響きました。これから頑張って病気について勉強したいと思います。ありがとうございました。
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