9月8日開催 第21回 名古屋講演会報告 「腎臓病治療は患者自身が自らの生活の中で行う」

◇第21回 名古屋講演会報告
1 期日  2018年9月8日(土) 13:30~16:30
2 会場 TKP名古屋桜通口カンファレンスセンター ホール3C

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廣岡先生のつぶやき

・今の医療は本当に治療をして病気を治しているか疑問に感じている。
・医学が進んできているにもかかわらず、様々な難病が出てきている。
・そのいずれもが治らない現状を見ると、「今の医療はもともとの病気の原因を治していない」と思う。
むかしから、手術療法は花形であり「腫瘍が出来たら手術で取る」ことができるが、取り除くことは出来ても何で腫瘍が出来たかがわかっていない。
したがって、腫瘍のできた原因そのものを治しているわけではないし、再発防止も出来ていない。
例えば、胃がんも、子宮筋腫も、乳がんも発症部分の全摘が普通で、医療が進んだといっても部分摘出できるようになったくらいの進化でしかない。
  

医療の現場にはたくさんの用語がある

 病院では下に書かれたような似通った言葉が飛び交っています。
1【診察】医師が患者の病状・病因などをさぐること。
2【診断】医師が患者の病状・病因などを判断すること。
3【治療】医師が患者の病気やけがをなおすこと。
4【診療】診察・診断・治療をひとくくりにした総称。
上記の言葉のうち、私たちが、お医者さんに最も期待していることは何番でしょう。
1番のように病状や病因などをさぐったり、2番のように病状・病因などを判断したり、してもらうことは前提とはなりますが、最大の願いは、3番の「患者の病気や怪我を治すこと」ではないでしょうか。
なにはともあれ、自分の病気を「治してほしい」というのが本音でしょう。
  

治らないと分かっていても通院する

  透析は、死滅した腎臓の代わりにその機能の一部を補う治療方法です。
腎臓が死滅することを前提にした治療方法であります。
つまり、透析とは、壊れはじめた腎臓を修復して、「壊れる前の元の身体に戻して欲しい」という腎臓病患者の願いに矛盾する治療方法です。 
廣岡先生のつぶやきにあるとおり、「病気の原因を治すことはできない」ことを分かっていてもなお、透析になりたくない一心で腎臓内科に通います。
腎臓内科では、血圧の管理や尿毒症とそれに伴う様々な症状の改善を図ることによって、腎臓の寿命をできるだけ長く保つための治療を行っています。
  

原因療法と対症療法

 私たちが「治療」というとき、身体の痛いところや臓器の壊れたところを治す。
つまり、病気の発症原因を修復し、壊れる前の健康な身体に戻すことをイメージします。
このように発症原因そのものを治す治療を原因療法といいます。
それに対して、発症原因はともかく、高血圧や尿酸値、クレアチニン、尿素窒素の数値管理など腎機能の低下に伴って引き起こされる様々な症状を、緩和したり改善したりする治療を、対症療法といいます。
現在の腎臓病治療は対症療法の代表例ともいえましょう。
では、腎臓病における原因療法はあるのでしょうか。
  

腎臓病の原因療法は生活の中にある

 腎臓は複雑な臓器であり、さまざまな機能を持っているため、病気の発症原因は様々あります。
しかし、腎臓病が生活習慣病といわれるとおり、発症原因のほとんどは、日々の生活の中にあります。
発症原因は血流の衰え、自律神経のバランスの崩れ、生体電流の滞りなどがあげられます。
そして、これらの不具合を起こす原因は、運動不足であったり睡眠不足であったり、暴飲暴食や偏食など生活の乱れや長期にわたるストレスなどによる自然治癒力の衰えがあげられます。
  

腎臓病の治療は、患者自身が自らの生活の中で行う

 発症原因が分かり、それらの原因を一つずつ改善すれば病気の改善を図ることが出来ます。
偏食の改善には腎臓病の食事療法、クレアチニンの数値を上げない範囲内での有酸素運動、血流を円滑にするための血管刺激、自律神経のバランスを取るための安定した生活など、自分の生活を振り返って改善を図っていきましょう。
講演会の第2部で、望月みや子講師から、内臓トレーニング実践者が自らの力でクレアチニンの数値を下げた事例や、医師任せにして数値が上がってしまった事例がそれぞれの理由とともに具体的に発表されました。
  

【参加された方の感想】

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◆お名前 : 二村 様
いつも、お世話になっております。
一月に、お聞きしました事を改めて思い出すことも、沢山ありましたので、初心に戻って頑張りたいと思いました。
廣岡先生の話は初めてでしたが、専門的な事をわかりやすく説明して下さり、とても為になりました。
改めて透析の恐ろしさを認識いたしました。
本日ささやかなお礼ですが、事務所の皆様にカードの絵を送らせていただきましたのでお納め下さい。
有難うございました。

  

◆お名前 : 秋山 様
私は初めての参加で貴協会の本を勉強して年初から市販低周波機器で体の三か所を毎日3時~四時間低周波をかけています。
お陰様で血圧も120から135くらいで安定しています
クレアチニンは1.6前後です。
腎機能は35%くらいです。
総合病院にかかっています。
すごくいい参考になりました。
また相談メールしていいでしょうか?

  

◆お名前 : 匿名希望
有意義なお話し有難うございました。
1.対処療法なのに⇒治療といっている。⇒同感でした。
・インフルエンザ・・治療、私の白内障手術・・治療でした。
・私の高血圧:お医者さんから2年間薬を処方されましたが薬無しで正常範囲に下げ4年経過。
・・元へ戻した。
2.腎臓の細胞:働いていつもの、働けないものがある。
血液と酸素を供給すれば、働けるようになる⇒クレアチニン低下
・私のクレアチニン、1.28⇒1.34⇒1.44⇒1.45、9カ月上昇傾向でしたので、フクラハギ、足裏指、手の指マッサージ、手足ブラブラを3ヵ月、2回/日行った結果、本日の結果は1.34でした。
・3ヵ月毎、腎臓内科+血液検査+尿検査を行っています。
次は、12月3日(月)が楽しみです。
・食事、マッサージ、有酸素運動(太極拳8年実施)を行い尿酸(これが原因)を下げる、血流改善、をはかりクレアチニンを下げようと考えています。
(ペーパーのアンケートに記載し提出しましたが)
・下がらなかった時は宜しくお願いいたします。

*質問
1.クレアチニンが下がった後も、低周波電流は必要ですね、
2.腰痛の人で腰ベルトをすると、重いものを楽に運べますが、常に腰ベルトをしていると腰の筋肉が弱ると聞いています。
3.体を元に戻すことが⇒治療(鍛えて不要とする)
低周波電流が不要になるこれが治療と思いますが、いかがでしょうか。
○講演会大変に参考になりました。有難うございました。

以上、勝手なことを申しましたが自分でできなかった時は宜しくお願いいたします。

  

◆お名前 : 増田 様
昨年に続き2回目の参加になりました。
広岡先生の医師の立場、患者の立場がよくわかりました。
また、望月先生の検査数値の見方もよく勉強になりました。
内臓トレーニングは地道に努力するしか仕方ないことを悟りました。

  

◆お名前 : 神谷 様
講演会に出席し、参考になった面もあり良かったと思う。
ただ、本当に知りたいことは、フットスキッパーを購入し、実践した人のうち何%位の人が成功したのか、病状の重い人、軽い人の割合はどうか、どんな人が失敗したかを知りたい。
器械を購入、会に入会し、色々な指導を受けた場合、当初の費用とランニング費用はいくらくらい必要かを知りたい。

  

9月8日の講演会、ありがとうございました。
お話を聞くことにより、再度、モチベーションが上がりました。
私も頑張ります。
これからもよろしくお願いします。
〇〇より

  

◆お名前 : 梶田 様
内臓トレーニングと言う言葉からすると体操をイメージしましたが、私のようなものにもよくわかるようにご説明いただき理解できたと考えております。
すこしづつクレアチニンの値が上がってきてかかりつけの医者から一度専門医に見てもらったらどうかと言われちょっとショックを受けておりました。
腎臓は決して良くならない、薬はないと言われておりましたが、話を聞いて努力すれば取り戻せるという事がわかりました。
DVDと資料をお願いしましたので、それを見てから静岡へお邪魔してみようかと思っております。

  

◆お名前 : 木村 様
有意義な講演ありがとうございました。
腎臓専門医にかかっても「様子を見ましょう」かかりつけ医も「クレアチニンが2~3になったらもう一度専門医へ」とのことでした。
医療の目標は「透析」を実感。
自分で調べ、たどり着いたのが、「内臓トレーニング」と「純炭粉末」。
食事療法は必須、6月から主食を、減タンパク質に変え、純炭粉末のカプセルを試用中。
効果なければ内臓トレーニングを決めていました。
疑い深い女房と二人講演会に参加いたしました。
事前に勉強していたこともあり、内容はとてもよく理解できました。
驚いたことに女房がすっかり気に入った様子で、「私も使える、貯金して器械を購入しよう」という始末。
明日(13日)専門医に行く予定です。
6月に1.61のクレアチニンが維持できていればいいのですが。
2.0になる前に内臓トレーニング開始を考えています。
名古屋支部の開設待っています。
ありがとうございました。

  

◆お名前 : 匿名希望
アンケートを依頼されたことで回想する良い機会になりました。
病院での投薬は患者の求める治療とは少し考え方が違っている事。
血流量を高めることで低下している糸球体の機能を戻すことが出来る事。
正常部分と機能低下部分と機能停止部分の図解した説明など理解しやすかったです。
クレアチニンの値と年齢と性別を使用して腎臓の糸球体の機能の残りを数値化し見える化していただいたことは非常に参考になりました。

ありがとうございました。

  

◆お名前 : 匿名希望
理解できました。
今の薬の量が適切か?
どの検査の値を重視してみれば良いかわかりました。
血圧は下も上も高いです。
主治医は将来透析にならない様に尿蛋白が陽性にならない様、薬で調整しています。
医師任せにしないで自分の健康は自分で守る、参考になりました。ありがとうございました。

  

腎臓病をなおす食事メニューについて 参考になる本があれば照会下さい。

  

◆お名前 : 匿名希望
講義は明快で良く理解できたのですが、終わって、どのように実践したら良いか分からなくなりました。
医院での実績データをお示しいただけたら有り難いです。
例えば内臓トレーニング実践者の内、改善した。横ばい。少しずつ悪なった人のパーセンテージです。
本を購入したので、よく読してみ、実践して改善したいと思います。

  

◆お名前 : 川瀬 様
いつもお世話になっています。
腎臓病は自分で治すという表題で講演された内容の意味を再確認できて内臓トレーニングの実践に励みがつきました。
いつも医師から処方される薬類が対象的であることはその薬の効果を調べたら、本来の腎臓病を治す薬効ではないことが判明し、処方薬のリストに、一つも腎臓病を治療する薬がなかったこと(例 血圧を下げるもの、尿酸値を下げるもの、血管を広げるもの、血液の粘土を低くするもの・・・etc
したがって腎臓病になった原因は血液の循環にあることが理解できたなら、内臓トレーニングで血流改善を行うことしかないことが理解できました。

  

◆お名前 : 匿名希望
アンケートを依頼されたことで回想する良い機会になりました。
病院での投薬は患者の求める治療とは少し考え方が違っている事。
血流量を高めることで低下している糸球体の機能を戻すことが出来る事。
正常部分と機能低下部分と機能停止部分の図解した説明など理解しやすかったです。
クレアチニンの値と年齢と性別を使用して腎臓の糸球体の機能の残りを数値化し「見える化」していただいたことは非常に参考になりました。
今後の考え方に少なからず影響したと思います ありがとうございました。