本の出版に当たって、会員の皆様に感謝申し上げます。

 去る5月1日付で、静岡トレーニングクリニックの廣岡孝院長が、「腎臓病をなおすー内臓トレーニングでクレアチニン値は下がるー」という本を出版しました。この本は、会員の皆様の内臓トレーニングの実践記録を報告したものです。皆様からの報告があればこそ誕生した本でして、貴重な実践報告を送っていただいた会員の皆様に、改めて感謝申し上げます。
 出版の目的は、皆さんの実践結果を全国の腎臓病患者の皆さんに届けることによって、透析に入る人が一人でも少なくなることと、やがては透析しかないと将来に希望を失っている人たちに、内臓トレーニングでクレアチニンを下げることが出来ることを知ってもらい、元気に生活して欲しかったからです。
 
 近年、全国の中小都市では、透析患者さんの補助金の工面に苦慮しています。千葉県のある都市では、糖尿病と腎臓病患者のためだけに保健師さんを新たに2名採用したそうです。そのねらいは、糖尿病の患者を糖尿病性腎症にさせないこと、透析前の腎臓病患者さんを透析に入れないことで、患者さんのお宅を定期的に巡って、健康診断を受けるよう説得したり、病気が進行しないようアドバイスをするなどが中心だそうです。
 本には、半年後には透析に入ると宣告された人が、1年以上透析を延し、透析費用を1億円以上節約したことも報告してあります。日本の経済規模が縮小する中で、透析患者さんを取り巻く環境が厳しくなっているので、透析に入る人を一人でも少なくしていきたいものですね。
本の売れ行きについて
  初版本は3.000部発行し、全国の書店で販売しております。定価1.200円+消費税60円で、一冊1.260円となっています。本の売れ行きは大変好調で、出版記念講演会が行われる名古屋の書店では、各店で売り切れが続出しています。また、5月14日現在、アマゾン、丸善・ジュンク堂、紀伊国屋、楽天ブックスなど、インターネット書店全店の腎臓病部門の総売上の中で、この本が全国で第1位にランクされていました。
 
本の内容に関してはコチラをご覧ください。