病気を細胞レベルで考える
医学的に病気とは、「生体の構造や機能に障害が起こり、不快感や苦痛を伴って日常生活に支障をきたす状態」のことをいいます。
ほとんどの日本人は、痛みや不快感に悩まされて初めて病気と自覚し、病院へという行動パターンをとります。しかし、内臓トレーニングを考案した望月みや子氏は病気を細胞レベルで考えています。
細胞の死が病気をつくる
人間の体は約37兆個の細胞からできています。
37兆個の全ての細胞が元気に働いていれば健康といえます。
細胞が元気でいるには、細胞も生き物ですから、新鮮な酸素と十分な栄養を取ることが必要です。酸素と栄養は血液によって全身に運ばれます。
もし、血液の流れが途絶えると、酸素と栄養が届かなかった細胞は死んでしまいます。細胞の死が病気の始まりです。
しかし、37兆個の細胞の一つや二つが死んでも自覚症状は出ません。ただ、血液の流れない状態を放置しておくと細胞の死はどんどん広がり、臓器の機能低下が進み、場合によっては痛みや不快な症状でてきます。
こうなって初めて病気と診断されます。



