9月5日開催 埼玉セミナー報告 内臓トレーニングで透析を回避した人々

◇第156回 埼玉セミナー 
1 期日  2020年9月5日(土)13:30~16:30
2 会場  ソニックシティ 6F


 透析回避のターニングポイントは、クレアチニン値が1.80mg/dlであり、この数値を上回ってしまうと透析回避は困難であり、いつかは透析になってしまうと説明していた。
このため、内臓トレーニング実践者で基準値まで数値を戻した例を挙げてみましょう。

 

例1:
43歳の女性はCre0.94mg/dlの時腎臓病と診断され2012年8月から内臓トレーニングを始めた。
その結果、2013年12月(1年4か月後)に、Cre0.65となり女性の基準値Cre0.83をクリアして腎臓病から解放されました。

 

例2:
47歳11か月の男性は、2016年の4月から内臓トレーニングを実践して、eGFR56.76%を4か月後の2016年8月にはeGFR70.81%に回復して、男子の腎臓病の基準値eGFR60を上回り、緩解させました。
担当医は、たった4か月でeGFRが14.05と驚異的に回復したのを見て「こんなに短期間にこんなに急激に数値が上がるはずはない」と、いぶかりながらも「慢性腎臓病ではない」と診断してくれたそうです。
この数値に戻すため、彼は内臓トレーニングを毎日3時間続けると同時に、タンパクと塩分制限を徹底して頑張ったそうです。
因みに、主治医には内臓トレーニングをやっていたことは伏せて帰ってきたそうです。

 

例3:
72歳男性は、2016年4月24日にCre1.06で内臓トレーニングに取り組み、1か月後の5月30日にCre0.88と基準値以上の数値に戻しました。
主治医から「食事制限をしなくてもよいし自律神経もよくなったから、もう腎臓のことは頭から離していいですよ」といわれました。

 

 ここにあげた例は、腎臓病と診断されてすぐの人ばかりでしたが、腎臓病と診断されて3年目でCre1.61となり、1年かけて基準値のCre0.96と緩解し、その後5年間この前後の数値を維持している人もいます。 
 相対的に、クレアチニンの数値が低い人、またはeGFRの数値が高い人ほど、内臓トレーニングを始めてから短い期間で緩解しています。
ただし、たとえ主治医から緩解と診断されても、一度壊れてしまった腎臓は元には戻りません。
残っている腎臓に負担を掛けないように一生をかけて守っていく必要があります。
ですから緩解といわれても、内臓トレーニングは続けていく必要はあります。

追伸:次回はCre2.00~4.00までの患者さんの内臓トレーニングの実践結果をみながら、その傾向についてお伝えしていきます。

【参加された方の感想】





◆お名前 : 匿名希望

◆感想・メッセージ :
52歳の2019年9月に大動脈解離、大動脈瘤で救急車で運ばれ2回手術をし命は助かりました。
原因は入院時の血圧240/150からくるもので、同時に腎臓病ということがわかりました。
入院から1年が経過し、現在クレアチニンが3.4で、GFRが17を切るくらいです。
また尿素窒素が48くらいで蛋白尿、頻尿持ちです。
投薬で、130/80と安定していますが、だるく、気力が湧かず、集中力も続かずという状態が、当たり前の基準の身体となり、元気だったときの自分を取り戻せたらという思いで健康セミナーに参加しました。
今回HPでたまたま見つけ、セミナーが埼玉と近いこともあり、ここなら参加できるし、参考程度に聴いてみようかなという感じでしたが、望月先生が提案する内容の中に、「なるほど」と頷けるところがたくさんありました。
頭の中が整理され少し光が差した感じでした。
望月先生から、「今の状態は、待ったなしだよ」と言われました。
将来の事を考えた時に、まだまだ元気でいることが家族への愛情だと思い、気持ちが更に前向きになりました。
これから、内臓トレーニング、食事療法を取り入れながら少しでも、改善出来るように頑張りたいと思います。
また近況報告をできればと思います。

 

◆お名前 : 匿名希望

◆感想・メッセージ :
腎臓病についての具体的な事例を理解させて頂き、また日本における医療の取り組みの実態を理解した上で、お医者様に任せるだけではなく、自分で積極的に向き合い、大事な身体の器官を如何に大切にすべきか学ぶ事が出来ました。
また、それが生きる事だと理解致しました。
そういう意味では非常に有意義な時間を頂きました。
どうも有難うございました。

 

◆お名前 : 匿名希望

◆感想・メッセージ :
ありがとうございました。腎不全について良く理解出来ました。
会場アンケートに実情を書きましたので、ご検討下さい。
40歳働き盛りでは、本当の恐ろしさが分からないようです。
家族の支援で、病人を救う為に前進しました。
良いセミナーです、可能ならば、本人の都合がつく時間帯に同様なセミナーをお願いします。

 

◆お名前 : 匿名希望

◆感想・メッセージ :
病院で聞けない様な話を聞けて大変参考になりました。
セミナー当日は時間の都合で、質問出来なかったのですが、フットスキッパー用のジェルとパットが消耗品であれば、それぞれの単価と入手手順を教えてください。