2月8日開催 神戸セミナー報告 薬万能の医療の発達は、失敗の歴史でもあります  

◇第147回 神戸セミナー 
1 期日  2020年2月8日(土)13:30~16:30
2 会場  兵庫県民会館 会議室902 

コロナウィルスは
肺炎を引き起こすコロナウィルスの嵐が人類を襲っている。
感染者の数は2020年2月10日現在、27の国と地域にわたり、感染者数は40171人と言われている。しかし、感染者数の正確な人数は分からないし、今後さらに増大するものと思われる。
このように、ある病気(感染症)が国中あるいは世界中で流行することをパンデミックと呼ぶ。
このような現象は人類の歴史の中で何回も起こっている。
たとえば、14世紀に流行したペストは、モンゴル帝国が滅びる原因となっているし、コロンブスの持ち込んだ天然痘は、インカ帝国を滅ぼしたともいわれている。
中国は、コロナウィルスによる肺炎の拡散を中国一国の病気ととらえ、パンデミックと認めることを嫌っています。

 
スペイン風邪で5.000万人から1億人が死亡した
近年のパンデミックといえばスペイン風邪が有名である。
1918~1919年にかけて、アメリカのデトロイト市付近から「スペイン風邪(インフルエンザ)」が発生し、またたく間に全世界に広がりました。
たった2年間で、日本では39万人、アメリカで50万人、全世界では5.000万から1億人が死亡したといわれています。
これにより第1次世界大戦の終結が早まりました。世界中が、人的被害はもちろん、経済的にも大きな打撃を受けました。

 
抗生物質の開発は近代医学の金字塔
スペイン風邪の終結後、約10年を経て1928年にペニシリンという抗生物質(抗菌薬、抗ウィルス薬などの総称)が開発されたことを切っ掛けに、インフルエンザをはじめ様々な感染症を克服できるようになりました。
これにより、ヨーロッパはペストを一掃することができました。
日本でも、結核やコレラ、日本脳炎などの根絶に成功しました。
現在では、死亡率の高いエイズやノロウィルスなどの治療もできるようになりました。
コロナウィルスも対応する抗生物質を開発しさえすれば退治できるでしょう。
抗生物質の開発は、20世紀西洋医学の金字塔といってよいでしょう。

 
西洋医学は病気を研究して薬で治す
抗生物質の開発以後、西洋医学はそれぞれの病気ごとに研究を深め、それぞれの病気に対応する薬を開発し、その薬を利用して治療に当たるようになりました。
例えば、糖尿病には血糖値を管理する薬、脳卒中には血栓を溶かす薬、高血圧に降圧剤、腎臓病には吸着剤、認知症には抗認知症薬と、パーキンソン病にはドーパミン補助製剤などがあります。
このように、西洋医学では抗生物質の発明によって感染症を克服した成功体験から、薬万能の医療が発達しました。

 
西洋医学の成功は失敗をもたらした
西洋医学の成功体験は、失敗の歴史でもありました。
体外から侵入する病原菌を退治することを重視し、薬万能の治療になってしまいました。
治療は病気ごとに薬を開発することに終始し、体全体を見て治療を行う習慣がありません。
糖尿病の専門家は糖尿病だけ、腎臓病の先生は腎臓病だけを見ており、病気相互の関連性を見ながら治療することはほとんどありません。

 
人体は全ての臓器が協力して作り上げている
人体は様々な器官や臓器で構成されており、それぞれの役割を果たしています。
しかし、それぞれの臓器は個々に独立して活動しているわけではなく、相互に助け合い連絡を取り合って活動しています。
ですから、一つの臓器が変調をきたし、自らの持っている修復力(いわゆる自然治癒力)を超えると発症します。
当然他の臓器も弱ってきて自らの修復力の限界を超えれば連続して発症することになります。これを合併症と称しています。
病院では、内科、外科、皮膚科など各科ごとに診療が行われています。パンデミックの成功体験の名残といえましょう。

この結果、医学の発達した現在でも病気の90%以上を治すことが出来ないといわれています。

【参加された方の感想】









◆お名前 : 匿名希望 様
自己管理の重要性が良く分かりました。
しっかり頑張ります!!
望月先生、青島様、本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します。

 

◆お名前 : 匿名希望 様
トレーニングに使用する機械が私にとっては、かなり高額だったので、悩んでいましたが、セミナーに参加させて頂き、私にはお金以上に価値のあることのように思えました。

 

◆お名前 : 上野 様
いつもお世話になります。昨年の京都に続き神戸でも参加させていただきました。
定期健診でクレアチニン値が1.1になり、近所の比較的信頼できると思っていた内科に精密検査に行きましたが、尿検査・血液検査の結果で、”まだ大丈夫ですよ!”と言われました。
”まだ”って?透析までにはまだまだあると言うことか?対症治療すべき症状もなく、退治すべき病原体も無いためか、悪くなるのは待つが、良くなることはしない?働ける腎臓細胞が少なくなっているのに、より酸素と栄養を届ける行為は”民間療法”でしかないのでしょうか?本当に”医”が何なのか、”医者”が何をすべきなのか、それを阻害する健康保険制度ならそれを変えようという気概は無いのでしょうか?頼りは”内臓トレーニング協会”だけ!
講演内容には全て納得できるのですが、いかんせん治療器が高過ぎます。
静岡のクリニックへお邪魔し、健康教室に参加すれば、フットスキッパーも試せるのでしょうか?
是非自分で実感して(3時間で実感できますか?)納得したら購入したいと考えています。ほかに頼りはないですものね!

 

◆お名前 : 匿名希望 様
今の自分のステージがよく分かりました
IGA腎症についてもっと知りたいです
良いと思われることは色々試してみたいと思います

 

◆お名前 : 匿名希望 様
今回のセミナーで、現代医学での腎臓治療の実態を知り、ショックでしたが、これが現実であることを認識しました。
自律神経と血流の流れを正常に維持することで、まだ死んでいない腎臓の細胞を復活させ、腎機能を回復させる民間療法は理にかなっていると思いました。
セミナー後も望月先生から懇切丁寧に話を聞いてもらいアドバイスを頂きましたので、今服用している降圧剤を止め、できるだけ早くトレーニングを受けたいと思いました。
また、セミナーがあれば再度受けたいと思います。
本当にありがとうございました。

 

◆お名前 : 中村 様
神戸セミナーに参加させて頂きました。
一部の先生の流暢なお話が聞きやすく、ただ2時間近いために、胸が重苦しくなり一部のみの参加で帰らせて頂きました。
不整脈が強くなっており、病院に掛かっております。
腎臓は3~8歳まで腎盂腎炎で熱と血圧が高く毎月病院へ掛かっておりました。
還暦を過ぎてこの2年ほどだんだんとdgfr数値が上がってきております。
セミナーはとてもためになりました。
後々、またお世話になることがあるかもしれません。
その時は宜しくお願いします。

 

◆お名前 : 匿名希望 様
最近になってやっと定期健診の腎臓数値に気が付き参加しましたが、大変解りやすく好感の持てる内容(静岡訛も)で参加出来てよかったと思います。
早速日常の食事と歩き方を意識し始めました。
現在貧乏生活をしており高価な機械は買えませんが余裕が出来れば是非試してみたいと考えてます。それまで何とか生活習慣の摂生に努めて養生しておきます。
もし腎臓病で悩んでいる知人が居れば紹介したいと思います。参加させていただき有難うございました。

 

◆お名前 : 匿名希望 様
◆感想・メッセージ : 
大変参考になりました。
先月、カテーテル検査の結果、冠動脈が詰まっていて虚血性心筋症と判断されバイパス手術をすることになりました。
昨日、手術について説明が有りましたが、腎臓機能が低下しているため(左は水腎症で機能せず)透析しなくてはならないかもと言われました。
その前に、ぜひとも内蔵トレーニングを始めてみたいと思いました。