5月19日開催 横浜セミナー報告 腎機能低下と生体電流の流れ

◇第129回 横浜セミナー
1 期日  2018年5月19日(土)13:30~16:30
2 会場  TKPガーデンシティ横浜

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はじめに

今回のセミナーで講師から初めて生体電流に関する説明がありました。
生体電流に関しては、当協会発行の書籍「腎臓病を自分で治す」186ページを参考にしてください。
★「腎臓病を自分でなおす」書籍紹介はこちら
内臓トレーニング協会では、内臓トレーニングの効果を知るために、今年1月から生体電流測定器を導入しました。下図のとおり、測定器では生体電流の流れ具合を大きく赤、緑、青の3段階に分けています。

生体電流測定器の見方

 緑色は身体機能が健康で生体電流が円滑に流れている状態を示し、赤色は瞬間的に身体機能が亢進して生体電流の流れが過活動の状態を、青色は慢性的に身体機能が衰えて生体電流の流れが滞っている状態を示しています。

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したがって健康な人はいつ測定しても緑色になります。

腎臓病患者の生体電流の流れ方と、内臓トレーニング実施前と実施後の生体電流の流れ具合を比較してみました。
下図は、Cr2.72とCr3.71の腎臓病患者2人に、内臓トレーニングを約2時間実施し、その前後で生体電流の流れがどのように変化したかを示した図です。

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内臓トレーニング実施後の生体電流の変化

 ご覧のとおり、2人とも内臓トレーニング前の内臓では青色が濃く、生体電流の流れが低調であることが分かります。 それに対して、内臓トレーニング実施後には、クレアチニンの数値の大きさによって内臓の色の違いがでてきました。
Cr2.72の実践者は、肺と腎臓以外全て改善していますが、Cr3.71の実践者は、肺も腎臓も依然として濃い青色であり、心臓も胃も肝臓も多少薄くはなっていますが、依然として青色の段階にあり、生体電流の流れは低調のままです。
 なお、内臓トレーニングにより、2人とも多くの内臓の色が変化したにもかかわらず、腎臓だけは濃い青色のままでした。これにより腎臓の改善が難しいことが分かります。

NHKは「腎臓が寿命を決める」と言っている

 「NHKスペシャル「人体」第1集」 によると、人間の体内には巨大な臓器間ネットワークがあり、腎臓はそのキーマンとなっているそうです。
腎臓は各臓器から送られてくる情報をもとに、体内の酸素量や血液量、更に血圧などを調整しているそうです。このため、臓器が1つ壊れても、腎臓はその修復に専念することになります。ましてや、多数の臓器が壊れてしまうと腎臓はオーバーワークになってしまいます。
したがって、腎臓以外の臓器が治らなければ腎臓も治らないため、臓器の中で一番先に壊れるのが腎臓であり、一番治りにくいのも腎臓だそうです。この事実を踏まえると、NHKの「腎臓が寿命を決める」という言葉は納得せざるを得ません。

内臓トレーニングが腎臓病改善に役立つ根拠

 今回の実験は、2時間という短い時間での内臓変化を見たのですが、残念ながら2時間で腎臓の改善は見られませんでした。しかし、クレアチニンの数値の大小はあっても、両者とも内臓の改善は見られました。
これから推測するに腎臓の改善も行われているものと思われます。腎臓の機能回復は内臓の中で最も遅くなることを考えても、内臓トレーニングを粘り強く行うことによって腎臓の回復は出来るものと思われます。自分の腎臓を信じて内臓トレーニングを続けましょう。

まとめ

 腎臓は、他の臓器が改善しなければ改善することはあり得ないとするならば、たった2時間の内臓トレーニングで、腎臓と肺を除く全ての臓器に改善が見られた事が、腎臓改善の第1歩といえるのではないでしょうか。

 

 
 
 

【参加された方の感想】

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内蔵トレーニング協会 御中

 この度の埼玉での貴協会のセミナーに参加させて頂き、有難うございました。
参加感想アンケートは別紙書式でご回答しましたが、紙面で書ききれなかった想い をここに追記させて頂きました。

   まず、講師の望月みや子先生の素晴らしいプレゼンテーションに讃辞を送ります。
そして、なにより頷けましたのが、今の医療が専門指向で部分最適化に走り、全体と しての最適化から乖離しているとの問題提起でした。貴協会が目指されている内蔵 トレーニングは、まさにこの課題への具体的な取り組みなのでは…と期待致します。

 因みに、私の年齢は満86才。 余命を考えれば内蔵トレーニングの成果を享受できる 期間は限られると思います。ただ、私がなにより感銘を受けたのが貴協会のご活動目的 の素晴らしさでした。慢性腎臓病に悩む人々への営利を離れた奉仕活動。 医療費節減 への熱い想い…。私の人生の終焉まで、このテーマに参加できれば…と思っています。

細胞寿命の尽きかけた高齢者での延命化治療の実証例となれば幸いです(ただ、私の 家系は長寿筋…10歳上の姉、5歳上の兄、ともに健在です。テロメヤ遺伝子が長いかな?)。
途中下車せぬようご指示を守って頑張りますのでよろしくお願い申し上げます。

 

◆お名前 : 天野 様
参加させていただきありがとうございました。
かかりつけ医の診察とご指導をいただき、透析にならないように努力しているところです。保健所の栄養指導も受けて、食事療法とかかりつけ医の処方による薬をいただき、eGFRも15.3から21.1まで回復し、クレアチニン値も2.37までかがってきました。
現在はこのまま努力を続けたいと考えています。
天野 ●

 

◆お名前 : 北澤 様
フットスキッパーの効果の程に驚きました。 腎臓リハトレ、腎臓体操、腎マッサージ、ふくらはぎマッサージ等を実施しクレアチニン値の上昇を抑えておりますがフットスキッパーは次元が違いますね。
機械を見て内臓トレーニング体験を考えてみようかなと思っています。

 

◆お名前 : 匿名希望
低周波の波長により内臓臓器ごとに効果が異なるという話だったのですが、医学的、客観的なデータがございますか。

 

◆お名前 : 匿名希望
1. むくみを取りたい
2.講習聞いて血流を改善する事の大切さがよく  分かった。
3.継続してトレーニングする事が何より大切だ  と思った。

-はがき-
前略
過日、横浜で開催された内臓トレーニング健康セミナーに出席させていただいた折、廣岡医師と相談して来ましたと、栄養指導関係資料、血液検査、尿検査の見方等準備して来ていたこと、とても嬉しく感謝しています。
ありがとうございました。

 

◆お名前 : 鈴木 様
連絡が遅くなり済みません。
1.今、行っている食事制限は正しいとか不安でした。
2.とても貴重な意見を拝聴して少し勇気が出て着ました。
3.自分ががんばる勇気を貰いました。
4.理解を致しました。
5.是非、紹介をしたいと思います。

 

◆お名前 : 匿名希望
大変参考になりました
いつ器具備品を購入するか悩んでおります
次回の血液検査の結果で決めたいと思います

 

◆お名前 : 平島 様
クレアチニンが1.5程度で、下げる方法を発見のためセミナーに参加しました。
自分で努力すれば改善できる自信が生まれました。