3月17日開催 神戸セミナー報告 良好な実践結果だけを伝える理由

◇第126回 神戸セミナー 
1 期日  2018年3月17日(土)13:30~16:30
2 会場  兵庫県民会館

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喜びの便り

昨日は貴重なアドバイスをいろいろと有難うございました。このような詳しいアドバイスに衷心感謝致しております。
検査数値についても担当医よりも詳細に説明して頂き、お陰様で良く理解できました。
今後、食事療法についてはタンパク質の制限に重点を置いて、ご指示に従いガンバリたいと思います。宜しくお願い致します 

①ご報告 
イ) ふくらはぎの通電はWAVE GELを多めにつけると順調に稼働するみたいです。足のむくみは当初よりは少しはマシになりました。
ロ) 投薬ですが尿酸は現在フェブリック錠10mg1日1回を服用いたしております カリウムは服用しておりません 利尿剤は半錠を1日おきに服用中 
ハ) 昼食は朝昼兼用です

②ご質問 
イ) 尿タンパクは、先に送信しました私の検査表のどの部分・記号で表示されているのでしょうか? 宜しくお願いします。   

以上 ○○ 拝

 これは、3月上旬に静岡においでになったMさんからの手紙です。文面には、Mさんの新しい情報を得た喜びと共に、病気に立ち向かおうとする気迫を感じることができます。 
このように静岡においでになると、治療に対する疑問や食事療法の勘違いなど、一人自宅で闘病生活を送っていては知ることの出来ない情報をたくさん得られます。

 
協会は失敗例よりも良い情報を発信したい
 よく、内臓トレーニング協会では「都合の良い情報しか発信しない」ので、「トレーニングの効果が本当かどうか信用できない。トレーニングを実践して失敗した人の例も知りたい」という申し出が少数ですが寄せられます。

 しかし、協会ではこれからも、良好な実践結果を中心にお伝えしていく所存です。なぜなら、腎臓病は治らないといわれるとおり、腎臓病患者さんが透析に入ることは当然とされています。
ですから、失敗した患者さんの例をいくら報告しても、「やっぱり」と落胆し、暗い気持ちになってしまいます。

 それよりも「透析を1年延ばしている人がいますよ!」という明るい情報の方が元気になれるのではないかと思っているからです。
協会は、実践者の報告に基づいて事実を発信しています。決して皆さんにとって都合の良い「うそ」はお伝えしていません。協会の情報に興味を感じましたら協会に問い合わせてみましょう。

 

 
実践を思いとどまった3人
 最後に、内臓トレーニングを検討したが、実践しなかった3人を紹介してみましょう。

例1) 筋骨隆々とした180cmの男性でした。腎臓病をわずらい、医師から運動を控えること、タンパク質の取りすぎに注意することを、再三の注意を受けてきました。しかし、「自分の生き甲斐は運動すること」と割り切り、毎日1時間以上筋トレに励み、毎夕150g以上の肉を食べ、野球一筋の実践者がいました。透析覚悟で自分の生き甲斐を貫こうとする人もおります。

例2) 60台の小柄な女性でした。尿素窒素の数値が101mgクレアチニン6.00mgを超えていました。主治医からの「栄養指導書」には、タンパク質摂取量が50g/dayとありました。廣岡先生にタンパク質の取り過ぎを指摘されて1日35gにするよう勧められましたが、以後連絡が途絶えました。主治医の先生の指導を優先したようです。

例3) 50代の男性でした。彼のクレアチニンは1.35mgでしたが、主治医からは「様子を見ましょう」といわれるだけで特別な治療はなかったそうです。それに疑問と不安を感じた彼は、インターネットで内臓トレーニングの存在を知りました。取り寄せた資料を主治医に見せたところ「実践する必要はない」といわれて実践を取りやめました。

 
一歩を踏み出すことによって人生が変わる
 いずれのケースも、「実践すれば何かが変り、変われば更に頑張れるのに」と思いながらも無理強いはしません。
協会は、腎臓病の治療は、患者さん本人が「自分で治そう」と決心したときから始まると考えています。
相談があれば全力で支援します。ご一報ください。

 

【参加された方の感想】

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◆お名前 : 匿名希望
先日は、ありがとうございます。
大変参考になりました。
私自身も今まで、寒がりではなかったのですが、腎臓が悪くなり、常に寒く感じており、血流が悪いのをどのようにしたらいいのか日々悩んでいました。
本セミナーお聞きした内臓トレーニングをまずは、やってみて合う合わないあるかもしれませんが、少しでも維持できるように頑張って行きたいと考えています。

 

◆お名前 : 匿名希望
先日はありがとうございました。歩き方の練習もしたいです。
また改めて連絡します。
とりあえず。

 

◆お名前 : 青木○○様
腎臓の機能、クレアチニン、尿毒素、尿酸、また現代医学の批判など、詳しく、適切な解説で有意義だった。だが肝心の「内臓トレーニング」については何一つ具体的な話がなく、失望。

 

◆お名前 : 匿名希望
セミナーに参加させていただき有難うございました、大変勉強になり、本も熟読させて戴いております。「セミナーに参加させていただこう」とおもったのは、クレアチニン値が昨年3月に1.13であったのが9か月後に1.36に上昇したためです、適度な運動もしているのに何故?と戸惑いました。セミナーを受講して、クレ値上昇の原因は痛風を初めて発症し鎮痛剤を服用した事が原因ではないか?と思い当たりました。3月9日に健康診断を受け、血液検査の結果を待っている状況です。教えて戴いた「食事と適度な運動と第2の心臓」を意識して生活しております、クレ値が改善していることに期待しておりますが、果たして結果はどうか?、その結果を見て今後の取り組みを判断する考えで居ります。またいずれ、ご相談させていただく事になるかも・・・そうならないように、自分でできるだけの努力をしてみる所存です。