腎臓病を治そう！クレアチニンを下げよう！　-内臓トレーニング協会-

第77回 健康セミナー（名古屋）報告

1月25日（土）13：30～16：30

　愛知県名古屋市のＡＢＣ貸会議室で腎臓病セミナーを開催しました。朝から曇り空で午後からは雨か雪になるとの予報でしたが、気温がそれほど下がらず過ごしやすい１日でした。申込者のほとんどが出席され、遠くは鹿児島から来られた方もいらっしゃいました。

～死の恐怖がなくなり、人生を楽しんでいます～

　Kさんは、（６０代・男性）糖尿病の合併症で腎臓病を発症しましたが、それ以前に心臓病を患い４本のステントが入っているそうです。内臓トレーニングを始める前は、普通に歩いていても息が上がるのがはやく、自分より年配の女性に追い抜かされてしまうことに、かなりショックを受けていたそうです。その後、合併症の腎症と診断されたときは、ご自身の人生をあと１０年と覚悟し人生設計をされたと話してくれました。
内臓トレーニングを始めて１年半になりますが、クレアチニン値は２．０から２．３の間で維持されて、糖尿病のHba1cは６．０から５．８に改善されています。何より喜ばれていたのは、体力がついたことだそうです。坂道や階段でも途中で休むことなく上がることができるようになり、家族との旅行も体調を気にすることなく出かけることができるようになりました。今では１００歳まで生きることを目標に、残り３５年をどのように楽しく過ごすかと、人生設計を変更したということです。
合併症について講演の中では、「体の中はすべてつながっているので、腎臓に血液が届かないのであれば、ほかの臓器でも同じ状態が起きています。それぞれの臓器の限界点を超えたときに症状が出て、合併症と診断されるのです」とお話しています。次から次に病気が出てくる仕組みが血流にあるとすれば、血流を改善すれば２つ３つと抱えている病気や症状も改善されるということになります。
内臓トレーニングは体の仕組みを元に戻すためのシンプルな健康法です。病気ごとに診てもらっている病院や科が違うことで別々に考えている病気も、すべてつながっていると考えれば、『年のせい』とあきらめたり、『何で自分だけ』と落ち込んでいた方も、明るい希望を感じることができるのではないでしょうか。