8月25日開催 第132回 八重洲セミナー報告 「足裏刺激の効果」

◇第132回 八重洲セミナー報告
1 期日  2018年8月25日(土) 13:30~16:30
2 会場 イオンコンパス東京八重洲会議室 RoomB

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ツボを流れる電流量によって自律神経の健康状態がわかる

 東洋医学におけるツボはまだまだ神秘的なところもありますが、研究を積み重ねるにしたがってツボの医学的メカニズムが解明されてきました。
大雑把にまとめてみると以下のようなことが明らかになっています。

①ツボとは身体の各器官や臓器の末梢神経が皮膚表面に現れている場所であり、足の裏に集中していること。
②ツボは、東洋医学では良導点と呼び、非常に電気の流れがよいところであること。
③身体の異常や刺激に反応して、電気の流れが大きくなったり小さくなったりすること。
④交感神経が働くと電流量が増え、副交感神経が働くと電流量が弱くなること。
⑤電流量の増減を測ることによって、自律神経の状態を間接的に知ることが出来ること。
(中谷義雄医学博士の研究には、東洋医学独特の哲学や世界観が詰まっており、筆者には全てを理解できませんでした。より深く研究されたい方は、著書:良導絡自律神経調整療法をお読みください)

 紙幅の関係で詳細は省きますが、中谷博士の研究に西洋医学の知識を重ねあわすと、足裏のツボに電気刺激を加えると臓器の健康状態を知ることが出来るし、ツボに電気刺激を加えることによって、健康な臓器はより健康に、弱った臓器は健康を回復することが分かってきました。

良さは分かっていても続けることは難しい

 昔から、足の人差し指が、極端に下側に曲がっている人は目が悪いといわれます。
左側の指が曲がっていれば右目が、逆に右側の指が曲がっていると左目に何らかの故障があるといわれています。胃腸のツボは、足の裏を縦に2分割すると、親指側に集中して並んでいるので、土踏まずを中心にその周辺を刺激すると、胃腸の不快な感覚が消えるそうです。

 このように、足裏のツボを刺激するとそれに繋がる器官の活性化が図れます。ツボ刺激は、手で行ってもよいし、青竹踏みをしてもよいし、専用の器具を使うのもよいでしょう。しかし、このような刺激方法では、努力のわりにその効果を体感できないため長期にわたって実践することは困難です。

 そんな中で、街中の公園や健康広場にある、コンクリートの地面に大小さまざまな石を敷き詰めた歩道があります。この歩道は、大小の石や、尖り方の違う石を工夫して並べているので、ツボ刺激には大変効果があります。体調不良のときに歩くと痛くて悲鳴を上げてしまいます。この歩道を毎日30分以上歩けば相当な効果を実感できるでしょう。
しかし、一般論として、足裏を刺激することがよいと分かっていても、長期にわたって効果的な刺激を加えること、更に、その効果を実感できる方法はなかなかありません。

内臓トレーニングでは生体電流で刺激する

  内臓トレーニングでは、フットスキッパーという補助器具を使っています。全身の臓器を元気にするために、足裏に生体電流を流して全てのツボを毎日1時間以上刺激します。ただし、腎臓病の主原因は、循環器系の機能の衰えによるため、腎臓病患者さんは、循環器系のツボを1時間以上刺激して腎臓機能の復活を図ります。人によっては1日3時間以上頑張る人もいます。

 この刺激方法の良いところは、器機に足を乗せておくだけで、自らが運動することはありませんし、テレビを見ながら、食事をしながら、他の仕事と並行して行うことが出来ること、病状に応じて自ら行えるところがミソです。
このため、健康な人はもちろん、重症患者であっても、椅子に座われさえすれば長期にわたって実践することができます。

内臓トレーニング実践者からの報告

 内臓トレーニングは、足裏刺激、ふくらはぎ刺激、脊髄刺激と3本の柱から構成されています。全ての刺激を各1時間、合計1日3時間以上することを勧めています。しかし、皆さんそれぞれの事情から足裏刺激だけを実践している人もいます。

 そんな実践者から、「血圧が下がった」、「クレアチニンが下がった」、「低体温症だったが正常の体温に戻った」、「ガンの進行が止まったようだ」、「中2だがやっと生理が来た」、「むくみや静脈瘤がなくなった」など、様々な報告が寄せられています。
 

【参加された方の感想】

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◆お名前 : 匿名希望
◆感想・メッセージ : 
大変、参考になりました。身内のものにも紹介したいと思います。

  
  

◆お名前 : 岡野 様
◆感想・メッセージ : 
大変参考になりました。
只今 足裏マッサージを自分の手で毎日朝夕実施して居り、体調が良くなってきたことが実感されて居りますので当面これを継続していく積りです。
5月のドックでクレアチニン数値が1.4と言われて居りますので翌ならない場合には機器利用の選択肢もあることは大変心強いと思います。
有難う御座いました。