磯部先生の講演を聞く

 8月1日、安城市の磯辺医師が、千葉県の東金市でアトピーの講演を行うというので聴講してきた。
 どんなに重症のアトピーも合成洗剤を使わなければ治ると、651例の診察結果を踏まえて研究成果を発表された。講演では見事な改善例を示しながら、アトピーは生まれたばかりの赤ちゃんを合成洗剤で洗ってしまうこと。毎日の生活の中で、皮膚表面上の皮質を合成洗剤で洗い流してしまうことに原因があると力説していた。先生の治療では、まず、
・ 合成洗剤の使用を止めさせること
・ ステロイドは使用しないこと
・ お母さんが赤ちゃんに与える初乳に含まれているラクトフェリンを服用すると
などが説明された。
先生の話の中で印象に残ったのは、牛や馬は生まれたとき、お母さんの初乳を飲まないと感染症にかかって死んでしまうそうだ。ここに着目して、初乳の重要な成分であるラクトフェリンの入った新薬を開発したという。アトピーの専門医として、先生の治療にかける意気込みを感じた。
 講演の中で、先生のクリニックでは内臓トレーニングの補助器具を使用しており、アトピーの改善、特にアトピーの改善が早まることに触れていた。