地震により被災された皆様に謹んでお見舞い申し上げます
このたびの東北地方太平洋沖地震・長野県北部を震源とする地震により被災された皆様に謹んでお見舞い申し上げます。一日も早い復旧と皆様のご健康を心からお祈り申し上げます。
当協会では、このたびの地震の影響に配慮して、仙台市で開催する予定でした第37回健康セミナー・健康教室を今年の秋以降に延期致します。今回のセミナーを楽しみにしていた皆様には大変ご迷惑をおかけしますがご理解とご了承をお願い致します。
難病カルテ:患者たちのいま/11 パーキンソン病 /佐賀
毎日新聞 2011年9月4日
◇前向きに生活楽しむ 「今日も無事」一日一日を満喫◇今年6月に開かれたイベントで、
佐賀市の西村恵美子さん(65)はホール壇上にある椅子に座った。
本を開き、作家・小池真理子さんの短編小説を読み始めた。
やわらかく響く声に観客は聴き入る。終わると拍手が広がり、西村さんはホッとしたように笑顔を見せた。
神経再生促すたんぱく質発見、再生医療に期待
読売新聞 8月20日
嗅覚の神経細胞が成長する際に必要なたんぱく質を、横浜市立大学の竹居光太郎准教授らのチームがマウスの実験で発見した。
iPS細胞(新型万能細胞)を用いた脊髄損傷やパーキンソン病などの再生医療実現につながる成果で、米科学誌サイエンスに発表した。
糖尿病やパーキンソン病はミトコンドリアが原因の可能性あり
週刊ポスト2011年8月19・26日号
ミトコンドリアは1個の細胞内に数千個あり、エネルギーを作り出す働きをしているが、その一部が異常をきたし、機能低下を起こすのがミトコンドリア病だ。特にエネルギー需要の高い脳や心臓、筋肉などで様々な症状が出る。近年、パーキンソン病やハンチントン病などの難病や一部の糖尿病は、ミトコンドリアの異常によることがわかったが、決定的な治療法は確立されていない。
臓器再生へ一歩 ―応用研究、実用段階にー
日本経済新聞 2011年3月3日
体の細胞などを基に人工的に臓器や組織を作り、再生医療に使う試みが実用段階に入ってきた。1,2日に都内で開いた日本再生医療学会では、人工器官や骨、角膜などの作成報告が相次いだ。治療効果も出ており患者の期待は高い。ただ、安全性を十分に確認せずに治療するクリニックなどもあるとして学会は注意を呼びかけている。
未承認治療も医師の裁量 ―安全性に不安の声―
日本経済新聞 2011年3月3日
幹細胞を使った再生医療は期待が高い半面、民間クリニックなどが国の承認なしに再生・幹細胞治療を実施。実態は「野放し」に近いと不安視する声もある。日本再生医療学会理事長の岡野光夫・東京女子医科大学教授は2日記者会見し、「重大事故が起これば21世紀/の主流となる幹細胞治療の正しい発展を妨げかねない」と警告した。
若返りの鍵を握るミトコンドリア
静岡新聞 2010年12 月10日
われわれの体の細胞の中でエネルギーをつくっているミトコンドリア。細胞内小器官とも呼ばれる、この小さなミトコンドリアが健康や若返りに密接なかかわりを持っていることが、専門家による最新の研究で明らかになってきた。
ips細胞で脊髄損傷治療
2010年12月8日 日本経済新聞
人間の皮膚細胞から作った新型万能細胞(ips細胞)を利用した治療により、脊髄損傷で首から下がまひしたサルが歩けるようになるなど運動機能を回復させることに成功したと、岡野栄之慶応大教授が7日、神戸市で開催中の日本分子生物学会で発表した。
モヤモヤ病 遺伝子発見
日本経済新聞 2010年11月8日 東北大 脳梗塞予防・治療に道
東北大学の呉繁夫准教授らは脳血管の異常で脳梗塞や脳出血などを起こす『モヤモヤ病』の発症に関連する遺伝子を突き止めた。健康な人とモヤモヤ病の患者の遺伝子を比べたところ、関連遺伝子の異常があると発症リスクが190倍に上がっていた。新しい診断・治療法の開発につながる成果という。
診断、心配しすぎないで
静岡新聞 2010年10月19日
65歳以上の高齢者は2944万人で、総人口の占める割合は23.1%(9月15日現在の推計)であることが、敬老の日に総務省から発表された。高齢者にとって最も恐れられているのが認知症であろう。認知症にはアルツハイマー型(50%)、レビー小体型(10~15%)、脳血管型(30%)など、さまざまな脳の異常によるものがある。
薬の健康被害100人に29件
日本経済新聞 2010年9月29日
総合病院 処方エラーは14%
地域の中核となる総合病院で、薬による健康被害が入院患者100人あたりで29件あったとの調査結果を京都大などのチームがまとめた。被害件数の6.5%は死亡や命にかかわる状態に陥っていた。薬による副作用は避けられない面もあるが、医師や薬剤師らが説教的な処方をしないなどの「エラー」も14%あった。米総合内科学会誌(電子版)に28日掲載された。
脊髄損傷マウス、歩行回復
奈良先端科学技術大学院大の中島欽一教授と棈松昌彦研究員らは、脊髄を損傷し後ろ足がまひしたマウスを、神経に成長する幹細胞を移植することなどで歩けるまで症状を改善させることに成功した。幹細胞移植と同時に、てんかん治療に使われる薬剤を与えて神経細胞の成長を促した。
糖尿病とアルツハイマー 影響しあい症状悪化・・・阪大が解明
糖尿病とアルツハイマー病は互いに影響しあって発症を早めたり、症状を悪化させたりすることを、大阪大学の研究チームがマウスの実験で突き止めた。2つの病気を発症したモデルマウスはアルツハイマー病マウスよりも脳血管に炎症がおきやすくなったという。血流が悪くなって認知障害がひどくなった可能性が高いと見ている。論文は米科学アカデミー紀要に16日掲載される。
「平穏死」の実現を訴える医師
40年余り手術に腕を振るってきた外科医が縁あって東京都世田谷区の特別養護老人ホーム「芦花ホーム」の常勤医になった。「初めて見た光景があまりに衝撃的でした」
入所者の平均年齢は90歳。9割が認知症。定員100人のうち16人がおなかに穴を開けた「胃ろう」や、鼻に差し込んだチューブから栄養と水分の補給を受けていた。寝たきりで話すこともできない。「これが人間らしい最期なのか」
運動の効用
金さん銀さんのことを覚えていますか。お二人は100歳を越えてから筋力トレーニングをしたところ若返ったそうです。運動することは人間の健康にとって様々なよい効果をもたらすようです。
例えば心筋梗塞になった人は、積極的に運動することで再発を予防でき、且つ寿命まで長くなるという。足腰の痛みで悩んできた人はウォーキングなどを一生懸命にすると症状が和らぐ。
運動によって、脳卒中、肺や気管支の病気(呼吸器疾患)関節リュウマチ、パーキンソン病等の症状も改善する。また、抗がん剤の治療中に生ずる疲労感など辛い症状も軽減するという。
健康診断の検査結果にもよい影響があり、コレステロール、中性脂肪、血糖、インスリン、血圧などの値を下げる。呼吸器疾患がある人に腹式呼吸などいわゆる呼吸リハビリだけ行っても効果がなく、全身運動によって、息切れなどが改善するという。
イギリスで20,000人の健康な人を、運動量の多寡で4つのグループに分け8年間追跡調査したところ、グループごとの寿命は、最も運動量が少ないグループが最も運動量の多いグループの3分の2であったそうで、運動しているほど長生きするといえそうだ。
ただ、運動にも様々なリスクもあるし、過激すぎる運動は健康を害することもあるのでご注意を。
2010.1.24日本経済新聞 「ほどほど健康術」の要約
酵素が過剰放出、ダウン症の原因
先天性疾患のダウン症は、染色体の異常で過剰に作られる酵素によって、細胞の生死や増殖をコントロールする別の酵素が分解されるのが原因とする研究結果を北海道大遺伝子病制御研究所の野口昌幸教授らのグループがまとめ、15日付け米専門誌に発表した。
脳内物質の不足が原因
同じ失敗を何度も繰り返す
大阪大社会経済研究所の田中沙織特任准教授らは、脳内物質の「セロトニン」が不足すると、
自分が痛い目にあっても、それを避けようとする学習力が落ちることを突き止めた。
日本ベーリンガー、服用1日1回のパーキンソン病薬を申請
独系製薬会社の日本ベーリンガーインゲルハイムは1日あたりの服用回数を従来の3分の1に減らしたパーキンソン病治療薬について日本でこのほど承認を申請した。同社のパーキンソン病薬の有効成分を特殊な製剤技術を使い、薬効が長時間持続するようにした。同症状を持つ患者は薬を飲み込むのが難しい。服用数を減らして患者の負担を軽減する。
「酢」が助っ人 メタボ改善? ──1日スプーン1杯目安 血圧降下にも期待 種類・飲み方には注意──
蒸し暑い梅雨時、料理にさっぱり感を与えてくれる調味料が酢だ。人を対象にした比較研究で中高年が悩むメタボリック症候群を改善する効果が期待できそうなことがわかってきた。毎日続けて一定量を取れば、血圧降下にもつながるという。
多発性硬化症に応用へ ─ビタミンA誘導体 初期治療に効く可能性─
ビタミンA誘導体の合成物質の薬「AM80」が中枢神経難病の多発性硬化症に効く可能性があることを国立精神・神経センター神経研究所の山村隆部長と大木伸司室長らがマウス実験で示した。
米病理学雑誌6月号に発表したところ、米国で反響があり、多発性硬化症の初期治療への応用に期待が高まった。山村部長は「ぜひ患者に臨床実験を実施して効果を確かめたい」と話している。
電気刺激で治療 ──病気で落ちた視力回復 筋力強化しリハビリ──
体に微弱な電気を流して運動機能や視力を回復する研究が相次いでいる。東京大学などは頭部に電気刺激を加えて足の筋力を高めることに成功、大阪大学は網膜に電気を流して病気で低下した視力を回復できた。リハビリや治療の新方法として普及が期待される。
慶大チーム、パーキンソン病患者の細胞から神経細胞作製
神経の難病であるパーキンソン病の患者から細胞を採取し新型万能細胞(iPS細胞)を作って神経細胞に育てることに、慶応義塾大学の鈴木則宏教授と伊東大介講師らのチームが成功した。パーキンソン病は原因不明で根本的な治療法が確立していない。慶大チームはこの神経細胞を使って発症の仕組みを解明したり、新たな治療法を開発したりする計画だ。
iPSで日本抜かれた
「米に1勝10敗」開発者の山中教授
山中伸弥・京都大教授が世界に先駆けてつくった新型万能細胞(iPS細胞)は、アルツハイマー病や骨髄損傷などの治療を可能にする再生医療につながるとして、世界中で研究競争が激化している。
しかし、日本は米国に押され気味だ。さらに再生医療に力を入れるオバマ政権誕生で、日本発のiPS細胞も、その果実はさらわれつつある。(ワシントン支局 山田哲朗、科学部 木村達矢、米山粛彦)
神経障害性 ─慢性化の前に対策を─
痛みを主に持続する時間によって分類したのが「急性通」「慢性通」だとすると、原因別の種類は「侵害性」「神経障害性」「心因性」になる。駿河台日本大学院の小川節郎院長(麻酔科)は「神経障害性の痛みは慢性化させないことが大切」と言う。
足元ご用心 つめケアが歩く力に
足つめの変形などを加齢のためと思い込み、手入れを怠ると、歩けなくなる場合もある。外出が楽しくなる春はもうすぐ。末永く健脚でいるためにも、足のつめのケアを始めてみては。 (飯田克志)
「足のつめの役割を多くの人が知らない。ちゃんとケアすると、車いすを使っていたお年寄りが、歩けるようになることもある」
けいれん・意識障害、薬効きにくければてんかん手術で治す
突然のけいれんや意識障害に見舞われる「てんかん」。薬で症状を抑えるのが難しい患者を対象に、手術で原因となる脳の一部を切除する治療法がある。まだあまり知られていないが、てんかんのタイプによっては画期的な効果をもたらすという。
中国でヒトクローン胚成功 パーキンソン患者の細胞で
【北京2日共同】中国山東省の医療研究チームは2日、パーキンソン病患者の細胞などを使い、中国で初めてヒトクローン胚の作製に成功したと発表した。中国人民放送(電子版)が報じた。
研究成果は国際的な学術専門誌「クローニング・アンド・ステム・セルズ」に発表したという。
運動が授乳中の母親の骨密度を高める
新しく母親となった女性が母乳育児を行う際にみられる、カルシウム量減少による骨密度(BMD)低下に打ち勝つには、ウォーキングやジョギングなどの心血管運動や筋力トレーニングなどの運動が必要であることが、新しい研究によって示された。
ペリー症候群の遺伝子特定 パーキンソン病解明に期待
手足の震えや動作が緩慢になるなどの症状が出るパーキンソン病の一種で、遺伝性の「ペリー症候群」の患者に共通する遺伝子変異を、坪井義夫・福岡大准教授(神経内科)と米国の医療機関などのグループが突き止め、19日までに米科学誌ネイチャージェネティクスに発表した。
活発な運動が高齢男性の脳卒中リスクを低減させる
高齢の男性では、ジョギングや水泳、またはテニスなど中強度から高強度の運動が脳卒中のリスク低減に有用であることが判明。一方、女性はそうでないことが、新しい研究によって示された。
運動が白血球を老化から守る
運動が心疾患や癌(がん)の予防に有用であることは示されているが、細胞自体の中にその理由がある可能性が、ドイツの新しい研究によって示された。持久運動をするアスリートでは、定期的に運動をしていない非喫煙の健常成人に比べて、白血球テロメアが長いという。
在宅ケアの情報 患者・家族へ配信
「どの会場でも、演者と客席が一体となって熱のこもった議論が行われ、中身の濃い大会にすることができた」
終末期やがんの緩和ケア、在宅ホスピケアなどのあり方を考える「日本ホスピス・在宅ケア研究会」が今月12.13日に千葉市で開いた全国大会で大会会長を務めた。
自閉症、脳内の神経の働きと関係-浜松医科大
浜松医科大精神神経医学講座の森則夫教授らを中心とする研究グループは1月5日、厚生労働省内で記者会見を開き、自閉症の人の脳内では「セロトニン神経」が正常に働いていないとする研究結果を発表した。
高齢者向け測定法開発へ
高齢者用運動器具を手掛ける羽立工業(静岡県湖西市、中村哲也社長)は静岡大学と共同で、高齢者の日常生活に必要な体力を調べる手法を開発する。歩行や着替えなどの体力を測るテストプログラムと機材を用意。介護予防でトレーニングを受けた高齢者が、どの程度体力を向上させたのかの効果を測定する。10月をメドに完成させる予定だ。
介護認定者30年後 2.2倍
静岡県は10日、「静岡県地域ケア体制整備構想」を発表した。高齢化の進行に対し、医療や介護にどの程度の需要があるかを地域ごとに試算し、サービス提供体制の方向性を示した。介護保険の要支援・要介護認定者について今回初めて長期的な見直しを提示、2035年には同認定者数が24万9178人と05年比2.2倍に上がることが分かった。
パーキンソン病、早期診断に光 心臓の検査法を活用
手が震えたり、体の動きが不自由になったりする難病、パーキンソン病の診断に、心臓の神経密度の低下を調べる検査が使える可能性がある。国立病院機構宇多野病院(京都市)と京都大学の研究グループが明らかにした。早期診断や新しい治療法の研究に結びつきそうだ。
パーキンソン病解明に光 新たな原因遺伝子発見 坪井・福大准教授ら 「家族性」患者のDNA 共通の変異突き止め
体に震えやこわばりが生じる原因不明の神経難病パーキンソン病の一種で若年性患者に多いペリー症候群の発症に、タンパク質をつくる遺伝子「DCTN1」の変異が深く関係していることを、福岡大学医学部の坪井義夫准教授(神経内科)などの研究グループが発見した。近く米国の科学誌ネイチャージェネティクスに発表する。DCTN1の変異は他のパーキンソン病の発症にも関係している可能性があり、坪井准教授は「研究を進め、早期診断や治療に役立てたい」と話している。
パーキンソン病支援求め署名
手足が震え、徐々に身体の自由を奪われる神経性難病パーキンソン病への理解と支援を求める署名活動が2日、広島市中区の福屋八丁堀本店前であった。患者や家族たち約25人が、根本的な治療法確立の研究推進や薬代など経済的な負担の軽減を訴えた。
「健保、9割が赤字」 総額6000億円、最大に
健康保険組合の集まりである健康保険組合連合会は21日、2008年度の予算早期集計を公表した。高齢者の医療保険のための支援金が膨らみ、08年度は約9割の健保が赤字に陥る。全体の赤字額は六千億円を超え過去最大。少なくとも141の健保が保険料率を引き上げる予定だ。高齢者の医療費の増加に伴い、現役世代の負担が膨らんでいる。
心身両面のケアを ――線維筋痛症――
外傷とストレスで全身に激痛 心身両面のケアを 線維筋痛症
朝、起きあがるのがつらいくらい全身に痛みがはしる線維筋痛症。40~50歳代の女性に多く、原因がはっきりせず確実な治療法も少ない。日本大学板橋病院心療内科の村上正人科長は「外傷や炎症などが痛みの核になる。それに睡眠不足や働きすぎなどによる過度の疲れ、心理的、社会的、環境的ストレス要因が加わって慢性疼痛(とうつう)になると考えられる。
夏はご用心脚のむくみ
朝はすっきりとしていた脚も夕方には張った感じがして、靴も心なしかきつい。程度の差はあれ、女性の多くが、だるさなどの不快感を訴えるその正体は「むくみ」。体の中で水分がうまく循環せず一ヶ所に滞る現象で、実は夏に多いという。仕組みを知って適度な筋肉運動を行えば、むくみによる疲労知らずで夏を乗り切れるかもしれない。
日本ALS協 橋本会長が講演 「自由に生きて」 静岡難民ケア市民ネット総会
難病患者や家族、支援者らでつくるNPO法人静岡難民ケアネットワーク(石垣泰則理事長)は三十一日、本年度総会を静岡市駿河区小鹿の県立大短期大学部で開いた。ALS(筋萎縮性側索硬化症)患者で、人工呼吸器を装着して在宅生活を送っている日本ALS協会長の橋本操さん(五五)=東京都在住=を招き、講演を聴いた。
パーキンソン病研究加速 遺伝子働き調べ治療手掛かりに
米グーグル共同創業者のセルゲイ・ブリン社長(35)が、神経難病のパーキンソン病の発病リスクを高める遺伝子を持っていると公表した。パーキンソン病の患者で同氏のように遺伝子検査によって発症がある程度予測できる人はごくわずか。発症リスクがわかる遺伝子があれば必ず病気になるわけではないが、遺伝子の解明が進めば治療法開発の糸口になる可能性がある。
診療報酬改定が直撃経営悪化の要因 「医師不足」も6割
診療報酬の改定や深刻な医師不足が病院経営の根本を揺るがしている実態が日本経済新聞社の「全国主要病院調査」で明らかになった。回答した病院の半数近くは昨年度決算が赤字。「ここ三年で経営状況が悪化した」との見方も約六割近くに達した。ただキャッシュフロー計算書を作成しているのは半数以下にとどまり、収益改善に向けて努力する余地も残っている。
iPS細胞:10難病患者の細胞から作成
パーキンソン病など10種類の遺伝性疾患を持つ患者の細胞から、さまざまな細胞や組織になる人工多能性幹細胞(iPS細胞)を作ることに、米ハーバード大などの研究チームが成功し、22日付の米科学誌セルに発表する。発症の仕組みの解明や新薬開発に役立つと期待される。
パーキンソン病「適度な運動」で改善
岡山大大学院の伊達勲教授(脳神経外科)らの研究グループは、手足の震えなどを引き起こすパーキンソン病の症状改善に、適度な運動を継続することが効果を持つことをラット実験で確認した。パーキンソン病に対するリハビリテーションの有効性を裏付ける成果として、京都市で開かれる日本分子脳神経外科学会で31日に発表する。
40代からはじめる認知症対策〜『ぼけない!』
実は認知症を引き起こす疾患は全部で60〜70もあるらしいが、患者の90%近くは先の3つのいずれかに当てはまる。これらを防ぐことができれば、認知症になる確率はぐっと減るわけだ。
パーキンソン病 幻覚や痛み、緩和難しい 鬱は薬で効果も
脳の神経細胞が減少して起きるパーキンソン病の患者は、震えや歩き始めの「すくみ足」など運動症状以外に幻覚や痛みなどの悩みも抱え、薬による緩和の難しさを感じている人が多いとの調査結果を、順天堂大と製薬会社の日本べーリンガーインゲルハイム(東京)がまとめた
医療費こう変わる
リハビリに効果主義
4月からの診療報酬改定で、初めて成果主義を導入する。対象は回復期リハビリ病棟。成果が上がっている病院では、患者の入院費が高くなる。病院にリハビリの質向上を促すことで長期入院を減らし、無駄な医療費を抑える狙いがある。
回復期リハビリ病棟は、脳梗塞(こうそく)や脳出血などを起こして後遺症がある患者が入院しながら日常生活を送れるようにリハビリを受ける病棟。
全国病院調査 経営・財務編
診療報酬改定が直撃
経営悪化の要因 「医師不足」も6割
療報酬の改定や深刻な医師不足が病院経営の根本を揺るがしている実態が日本経済新聞社の「全国主要病院調査」で明らかになった。回答した病院の半数近くは昨年度決算が赤字。「ここ三年で経営状況が悪化した」との見方も約六割近くに達した。ただキャッシュフロー計算書を作成しているのは半数以下にとどまり、収益改善に向けて努力する余地も残っている。
ヤマハ発動機、パーキンソン病に対する有効物質の作用を解明
ヤマハ発動機ライフサイエンス研究所は、海洋性カロテノイド(天然色素)の一種である「アスタキサンチン」が、パーキンソン病の予防・進行抑制に有効であることを見いだした。酸化するとパーキンソン病の発症につながるとされているたんぱく質に対し、酸化を抑える作用を確認した。今回の成果により、パーキンソン病治療に向け、新たな道が開かれたといえる。
外来管理加算「5分ルール」を考える
本年度の診療報酬改定において,外来管理加算にいわゆる「5分ルール」という臨床の現場を混乱させる条件が加わり,議論となっている。「3分診療」という表現が粗雑な診療をイメージしてマスコミや一般で使われてきたが,時間の目安だけで「5分以上かけなければ十分な診療とはみなさない」とする新たなルールは,医療の現場を無視したものと言わざるをえない。
40代から目立つ「アラ?現象」
記憶力衰えのサイン
アラキドン酸で脳活性
「名前が出てこない」「漢字を忘れた」―など脳の衰えを実感する人が四十代から目立つようになる。こんな実態が「脳の健康とその衰えを実感する『アラ?現象』に関する意識と実態調査」で明らかになった。古賀杏林大学医学部教授(精神神経科学)は「アラ?現象は記憶力など脳の衰えのサイン」と指摘している。
脳鍛え認知症防げ
体験を丸ごと忘れてしまう」「きょうの日付や、自分のいる場所が分からない」―。認知症はそんな症状がじわじわと進行し、社会生活が送れなくなってしまう病気だ。現状では病気の進行を止めるすべはなく、絶対に認知症にならないという確実な予防法もない。ところが最近、認知症は生活習慣と深い関係があるらしいことが分ってきた。若いときから運動や食べ物で脳を守り、脳を積極的に使うことで、脳に「底力」をつける。認知症に負けない脳をつくる方法の最前線を探った。
コレステロールの高めの人、パーキンソン病にかかりやすい?
米国の医学雑誌に掲載された報告によりますと、コレステロールが高い人はパーキンソン病がかかるリスクが高まるということです。フィンランドのヘルシンキ国家公共衛生研究所の研究者は、同国の25歳から74歳までの2万4773人の男性と2万6153人の女性を対象に調査を行いました。その結果によるとコレステロールが高めの人はパーキンソン病にかかる可能性が、低い人より86%高かったということです。ただ55歳以上の人に関しては、そのような傾向は見られなかったということです。
2008年06月11日 「中国国際放送局 日本語部」より
知らないと損する 高額療養費制度
申請で一定額以上還付「世帯合算」などで増額も
高額な医療費がかかったとき、一定額以上を公的健康保険が還付してくれる「高額療養費」制度。使いやすいように四月に手続きを一部変更してから半年強が過ぎたが、いまだに制度の存在自体を知らない人も多く、申請漏れが多発している可能性がある。特に世帯の医療費を合算して払い戻す特例などは、あまり知られていないようだ。
患者iPS細胞 慶大が研究着手
慶応大は27日、アルツハイマー病など治療が難しい神経系の病気の患者から皮膚細胞を提供してもらい、さまざまな細胞に変化できる新型万能細胞(iPS細胞)を作製する研究に着手すると発表した。
患者のiPS細胞を神経系の細胞に変化させるなどして、病気の原因解明や創薬研究に生かす。
対象となる病気は、他にパーキンソン病、筋委縮性側索硬化症(ALS)、網膜変性症などで、計26種類。
抗コリン薬、高齢者の身体活動を鈍らせる
一般的に処方される抗コリン薬が、高齢者の思考力や日常的な身体活動を鈍くすることが、米国の2件の研究報告で明らかになった。研究では、酸逆流、パーキンソン病、尿失禁などの治療薬である抗コリン薬を服用している高齢者では、服用していない人に比べて、思考力の低下が速いことが示された。抗コリン薬には、神経細胞間のコミュニケーションを促進する脳内化学物質であるアセチルコリンが、神経細胞受容体へ結合することを阻害する働きがある。
後期高齢者の担当医…かかりつけ医が慢性病を継続診療
75歳以上の高齢者を対象に、4月から始まった後期高齢者医療制度(長寿医療制度)の柱の一つが、外来医療に導入された「高齢者担当医」です。糖尿病など慢性的な病気を持つ高齢者について、主に診療所の医師が、他の医療機関での診療内容や服薬の状況、介護サービスの利用状況などを管理し、栄養指導などを行いながら継続的に診療する制度です。
パーキンソン病治療剤「ペルマックス」‐心臓弁膜症の発生で厚労省と協議
FDAは3月下旬、心臓弁膜症のリスクが高まったとして、パーキンソン病治療剤「ペルマックス」(一般名:ペルゴリド)とそのジェネリックの米国での発売を中止する方向で協議していることを表明した。それを受けて、日本でペルマックスを販売する日本イーライリリーは、厚生労働省と協議に入った。
パーキンソン病のiPS細胞治療、ラットで成功
【ワシントン=増満浩志】新型の万能細胞「人工多能性幹細胞(iPS細胞)」から作り出した神経細胞を使い、パーキンソン病のラットを治療することに、米マサチューセッツ工科大のルドルフ・ヤニッシュ教授らのグループが成功した。
iPS細胞が神経病の治療に使えることを初めて示した成果。米科学アカデミー紀要に7日発表した。
研究グループは、マウスの皮膚からiPS細胞を作り、
レム睡眠行動障害 寝ぼけて異常行動
睡眠中に寝ぼけて、壁をたたくなどの暴力的な行動をしたり、ウロウロ歩き回ったり−。見ている夢に反応して異常行動を起こす「レム睡眠行動障害(RBD)」という睡眠障害の人が増えているという。時に隣で寝ている妻を殴って夫婦間のトラブルになることも。近年、パーキンソン病との関連も指摘され、注目されている。 (遠藤健司)
ビ・シフロール:パーキンソン病治療薬、「突発睡眠」事故相次ぐ
パーキンソン病治療薬「ビ・シフロール」の副作用で突然眠ってしまい、自動車事故を起こす例が相次いでいるとして、厚生労働省は製造元の「日本ベーリンガーインゲルハイム」(東京都品川区)に注意喚起の安全性情報を医療機関に出すよう指示した
ガソリンだけじゃない 4月から大きく変わる「医療」
4月から医療制度が大きく変わる。75歳以上が対象の後期高齢者医療制度やメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の「特定健康診査」がスタートするほか、後発医薬品(ジェネリック医薬品)も使いやすくなる。主な変更点をまとめた。
メタボ診断「知らない」6割 医療費抑制 確たる根拠なく
「メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)」という言葉はすでに有名だが、それを調べるための健診制度が四月から始まることはよく知られていない。「太っている人だけが関係ある」と思わない方がよい。新制度は多くの国民に様々な影響を及ぼしかねない。
新型万能細胞、応用研究が全国に拡大
京都大学の山中伸弥教授が人の皮膚から作製した新型万能細胞(iPS細胞)の再生医療への応用研究が全国の大学や研究機関で広がってきた。横浜市立大学や東北大学は脳神経や角膜などを再生しようとしている。東京大学は血液中の止血成分を作り出そうと試みている。研究者らは10年以内の実用化を目指しており、治療が難しい病気への新たな対処法になる可能性を秘めている。
横浜市立大の中山孝准教授はヒトiPS細胞から脳神経細胞を作り、神経性の難病であるパーキンソン病患者の治療に役立てる研究を2008年度にも始める。まずマウスでの移植を実施する。日経ネットより(27日 16:01)
前兆なく眠り、パーキンソン病薬に副作用…交通事故23件
パーキンソン病の治療薬を服用した患者が、車の運転中に突然眠り込んだために起きた交通事故が、1996年からこれまでに23件あったことが、製造販売元2社のまとめでわかった。
うち18件は、日本べーリンガーインゲルハイムが2004年1月に発売した「ビ・シフロール」(一般名プラミペキソール)で起きており、同社は、厚生労働省の指示で医療機関に文書を配り、注意を呼びかけている。
患者が交通事故を起こした薬は、ビ・シフロールのほか、同社の「ドミン」(同タリペキソール)、グラクソ・スミスクラインの「レキップ」(同ロピニロール)で、両社は注意を強めるよう使用説明書も改定した。
人工透析にも寿命がある
今回は「心のカウンセリング基金」 のホームページから引用しました。参考にしてください。
人工透析にも寿命 今 充 医師
-------------------------------------------------------------
今やわが国は世界一の透析国になっています。現在25万人以上の患者さんが週に3回の血液透析治療を受け、毎年一万人以上の透析者が増えているとのことです。その主な原因として生活習慣病の糖尿病や高血圧症が挙げられます。とくに糖尿尿患者さんによる透析が飛躍的に増えています。言うまでもなく、糖尿病の怖いところはしっかりした自己管理と治療を受けておかないと、いろいろな合併症を起こすことです。とくに10年以上の長さにわたって糖尿病が続き、その上、血糖のコントロールが上手くいかぬ場合は三大合併症として失明の危険を伴う糖尿病性網膜症、末梢神経系や自律神経系が損なわれる糖尿病性神経障害、そして糖尿病性腎症が挙げられます。
「ハート・プラス」マーク 内なるハンデ気づいて
車いすの障害者らと違って外見上、障害が見えない「内部障害者」への理解を訴える「ハート・プラス」マーク=写真=が、少しずつ広がりを見せている。
NPO法人「ハート・プラスの会」(名古屋市)が作成したもので、全国の自治体が駐車場などに掲示する動きが出てきた。
心臓病や腎臓病など体の内部に障害を抱え、障害者手帳の交付を受けている内部障害者は128万人おり、全障害者の26%を占める。体力がなく立って歩くのもつらい人も多い。
「音楽療法」 リズムに合わせ歩行訓練
大阪の病院 「感覚や言語回復に効果」
リハビリテーションのトレーニングの一つとして、「神経学的音楽療法」が注目されている。音楽を機能回復に役立てる治療法で、米国で確立し、各種学会などでも成果が報告されている。日本でも近年、導入する病院が出てきた。2年前から実践し、成果を上げている大阪府岸和田市の吉川病院(吉川栄人病院長)の取り組みを紹介する。(武部由香里)
励まし合い 声上げ続ける
道難病連十勝支部(成田愛子支部長、事務局・帯広市西5南13)は今年、設立30周年の節目を迎えた。難病患者やその家族が互いに励まし、助け合い、医療福祉の向上に声を上げてきた。しかし、国の難病対策は遅々として進まず、社会の偏見に苦しむ人たちがいる現実に変わりはない。自らも天疱瘡(てんぽうそう)の難病を抱える成田支部長(69)は「もっと多くの人に難病患者の現状を知ってほしい」と理解を求めている。(松村智裕)
米企業が成人の皮膚細胞からのヒトのクローン胚作製に成功
パーキンソン病など、現段階では治療不可能な病気の治療法開発の突破口になることが期待
1月18日 AFP】米国の幹細胞研究企業が17日、ヒトのクローン胚(はい)を成人の皮膚細胞から作ることに成功したと、医学誌Stem Cells(電子版)に発表した。最終的にはアルツハイマー病、パーキンソン病など、現段階では治療不可能な病気の治療法開発の突破口になることが期待される。
療養病床6割減 1455床に 青森県、近く正式決定へ
削減計画目標
政府が2011年度末までに大幅削減する方針を打ち出している療養病床について、県は8日、全体の約4割に当たる1455床を目標値に掲げる方針を固めた。県は近く正式決定し、現在策定中の「地域ケア体制整備構想」に盛り込む予定だ。
励まし合い 声上げ続ける
在籍880人 医療向上求め活動
道難病連十勝支部(成田愛子支部長、事務局・帯広市西5南13)は今年、設立30周年の節目を迎えた。難病患者やその家族が互いに励まし、助け合い、医療福祉の向上に声を上げてきた。しかし、国の難病対策は遅々として進まず、社会の偏見に苦しむ人たちがいる現実に変わりはない。自らも天疱瘡(てんぽうそう)の難病を抱える成田支部長(69)は「もっと多くの人に難病患者の現状を知ってほしい」と理解を求めている。(松村智裕)
正しい治療で自立生活/パーキンソン病セミナー
2006年7月31日(月) 朝刊 22面
パーキンソン病について正しい知識を持ってもらおうと三十日、パーキンソン病セミナー(主催・沖縄タイムス社)が宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開かれた。福岡大学医学部の山田達夫教授は「パーキンソン病の正しい理解と治療法について」と題して講演、「高齢化社会が進むに連れて増えているが、きちんと治療を受ければ、十分自立した生活を送ることができる」と話した。
闘病中の患者や医師、行政関係者によるパネルディスカッションもあった。
精神疾患を理由に休職する職員が急増 “鬱”が全体の約8割。
官・民を問わず、「心の病」で職場を休職するケースが増えている。かつては鬱病に罹患したことを職場で明らかにすることは、はばかられたが、そうした傾向は次第に改善されつつある。
札幌市でも精神疾患を理由に休務、休職する職員が年々増えている。休務は連続して30日以内職場を休むこと、それ以上の期間は休職となり、最長3年まで認められている。
介護療養型医療施設、2011年度末に廃止
厚生労働省は21日、介護保険が適用される「介護療養型医療施設」を、2011年度末で廃止する方針を明らかにした。医療や看護をほとんど必要としない入所者が約半数を占め、給付費の無駄が指摘されているほか、医療保険が適用される療養病床と機能が似ていることが理由。
既存の施設については、助成措置を設けるなどして他の介護施設などへの転換を促す。
全身に痛み広がる難病 線維筋痛症
診療促進へ研究会
治療法確立に道 相談ネットも
「つめ切りやシャワーも痛い」―。耐え難い痛みが全身に広がる線維筋痛症。今年二月にこの病気を抱えた女性アナウンサーが自殺して病名が知られるようになったが、原因ははっきりせず、根治療法もまだない。二百万人ともいわれる患者のほとんどが病名もわからずさ迷っているという。精神的なサポートが欠かせない治療を後押ししようと、九月に医療関係者による研究会が発足。苦痛の海で小さな航海灯に灯がともった。
四十年以上にわたって痛みと向き合っている線維筋痛症患者の橋本裕子さん(53)。日常の痛みを「体の内側を無数のガラスで絶えずひっかかれているよう」と表現。一歩ごとに「剣山を踏みつけるような痛み」が襲うという。
認知症予防まず食から ウコン・青魚など注目
認知症と食習慣が関係していることが最近明らかになり、アルツハイマー病などにならない予防栄養学への関心が高まっている。高齢化で認知症患者は2025年に国内で三百万人を突破すると予測される。予防はまず食から――。研究の最前線に迫った。
エリンギなどのキノコに赤や黄色のパプリカ、紫玉ネギなど五色の色鮮やかな野菜を盛りつけ、ウコンドレッシングをかけるとできあがり。
長野県飯山市で開かれたアンチエイジング料理教室でのひとこま。
1台39万円「病気に効く音楽プレーヤー」の販売会社に業務停止命令
血液がサラサラになり、脳梗塞やパーキンソン病に効く」などと合理的な根拠がない勧誘で1台39万円の携帯音楽プレーヤーを販売していた会社に対し、経産省が業務停止命令を出した。
難病患者6団体がピアカウンセリング開始へ
県内の難病患者6団体が、患者同士でしか分かり合えないような悩みを互いに話し合うことで解決するピアカウンセリングの実施に向け準備を進めている。
【明解要解】波紋呼ぶ混合診療禁止「違法」の判決 医療の公平性めぐり見解対立
健康保険が使える診療と使えない診療を併用する「混合診療」を原則禁止している国の政策に対し、「法的な根拠はない」とする初の司法判断が今月7日、東京地裁で示された。混合診療については、これまで解禁を求める議論はあったが、法的に問題があると考える人はほとんどいなかっただけに、判決は大きな波紋を広げている。(文化部 平沢裕子)
診療報酬 改定方針案固まる
医療機関に支払われる診療報酬の改定に向けて、厚生労働省は、病院で勤務する医師を増やし過重労働を軽減するため、深刻な状態が指摘されている産科や小児科に支払われる報酬を引き上げるなどとした基本方針案を固めました。
NHKニュース(11月21日 7時17分)
自慢の保護帽 役立てて 難病患者や障害者向け 製造販売始める
軽く丈夫 母心で考案
金沢の主婦・甚田さん
知的障害の長男のため、35年前に考案した頭部保護帽「としちゃんCAP(キャップ)」を、パーキンソン病患者や障害がある人のために役立てたいと、金沢市馬替の主婦甚田ノブ子さん(67)が奮闘している。今秋の県発明くふう展、県バリアフリー社会推進賞で奨励賞を受賞。県内外の福祉展出展の引き合いも相次いでおり、親心から生まれた保護帽の普及に懸命だ。 (山森保)
パーキンソン患者に効果療法
岩手医大付属病院(鈴木一幸病院長)は、県内で初めてパーキンソン病患者への脳深部刺激療法(dbs)を始めたと13日発表した。薬の効きが弱くなってきた患者に対し、脳の神経核に細い電極を挿入し、電気刺激を送ることで、神経核の異常な活動を整える。7月からこれまで3例すべて成功。病気のために日常生活で困難を強いられてきた患者に朗報。
岩手日報2007.11.13
「パーキンソン病の最新治療」
エーザイ、AMPA受容体拮抗剤E2007のパーキンソン病適応開発計画を変更
エーザイ株式会社(本社:東京都、社長:内藤晴夫)は、世界初の経口AMPA受容体拮抗剤をめざし、現在、パーキンソン病、神経因性疼痛、てんかん、片頭痛予防、多発性硬化症などの適応でグローバルに開発を進めているE2007(一般名:perampanel)について、第一番目の適応として2007年度中に欧米で申請を予定していたパーキンソン病適応の申請時期を2008年度第4四半期へ変更することとしました。
本剤は、当社が創製した新規化合物であり、グルタミン酸受容体のサブタイプであるAMPA受容体に選択的に拮抗する従来にない新しいメカニズムを有する薬剤です。神経にはAMPA受容体が広く分布していることから、神経領域疾患の治療薬として様々な可能性があります。
「混合診療」禁止は違法、東京地裁が国側敗訴の判決
健康保険が使える診療(保険診療)に上乗せして保険外の診療(自由診療)を受けた場合、保険診療分まで全額患者負担になるのは不当だとして、神奈川県内のがん患者が、国を相手取り、保険を受ける権利があることの確認を求めた訴訟の判決が7日、東京地裁であった。
欲しいセカンドオピニオン 悩む患者に医師紹介
「病院の治療方針に納得できない」「他の治療法も知りたい」。こんなとき役立つのが主治医以外の医師に意見を求めるセカンドオピニオン。相談する医師を探すのが難題だったが、最近は様々なサービスが登場している。主な内容と費用を点検すると――。
夢の舞台で世界と戦う
電動車椅子サッカー初のワールドカップ
野田 拓郎さん
大鋸在住 35歳
日本代表のキャプテンとして出場脊髄性筋萎縮症のため生まれてから歩いたことがなかった。「プレーできるようになってすごくうれしかった。体育館のように広いところを走り回れること自体、爽快感があった。迷わずのめりこんでいきました」。
高齢者医療の負担増凍結、与党PT正式決定
与党の高齢者医療制度に関するプロジェクトチーム(座長=鈴木俊一自民党社会保障制度調査会長)は30日、国会内で会合を開き、2008年4月から始まる高齢者医療費の負担増凍結案を正式に決定した。
1割から2割に引き上げられる予定だった70歳〜74歳の窓口負担を1年間、1割のまま据え置くことなどが柱だ。凍結に必要な財源は1700億円程度とみられ、今年度の補正予算案に盛り込む方針だ。
パーキンソン病① 他人も自宅で引き受けて
「お母さん」「お母さん」――。
三人の娘たちが、ほぼ寝たきりでベッドに横たわる佐藤ツヨさん(88)に交互に呼びかける。「あら、表情が出たわ。今日は調子が良いわね」と、傍らの河野都(みやこ)さん(74)と共に話が弾む。
東京都武蔵野市の河野さんの自宅でのことである。いずれも六十歳代の三人の娘は埼玉県や東京都国分寺市に住む。母親に会うために月に一、二回そろって河野さん宅を訪ねる。
ツヨさんはパーキンソン病を患って二十五年。一人暮らしの河野さんが、ツヨさんを預かり、共に暮らすようになって十年近い。こうした特異な関係ができたのは、同じパーキンソン病と「戦い」続けてきた河野さんの歴史があるからだ。
ニコチンが運動障害抑制=パーキンソン病対策に活用も−米研究
たばこ依存症をもたらす猛毒ニコチンに、パーキンソン病に伴う手足のけいれんなどの運動障害を抑える効果があることが分かった。当地にあるパーキンソン研究所が医学誌最新号に研究成果を発表した。
研究では、投薬によりパーキンソン病に似た症状を持たせたマウスにニコチン混入飲料を飲ませ、効果を調べた。その結果、運動障害の発生が、ニコチンを与えなかった場合に比べ最大50%抑制されたという。
[WSJ] 脳によるコンピュータ操作、まだ道のりは遠く
頭皮に微小なセンサーを埋め込んだり、ヘッドセットで脳波を測定したりと、思考でコンピュータを動かすための取り組みはいろいろ進められているが、実用にはまだ遠い。
パーキンソン病:韓国の有病率は世界最高水準
韓国のパーキンソン病有病率が世界最高水準であることが分かった。しかし、パーキンソン病患者の66.7%は単純な老化や痴呆と誤診され、適正な治療を受けられずにいるという。パーキンソン病は、度重なる頭部への衝撃、精神安定剤の過度な服用などにより、脳神経伝達物質であるドーパミンの分泌が不足して起こる病気で、全身の震えが続き、筋肉が硬直する症状を示す。
「ステロイド剤で副作用」過失認めず請求棄却 地裁沼津支部判決
富士市の男性(50)が、膠原病の治療のため入院していた富士市立中央病院で十分な説明がないままステロイド剤を投与され、副作用で歩行不能になったなどとして、病院を運営する富士市に約1億円の損害賠償を求めた訴訟の判決が10日、静岡地裁沼津支部で言い渡され、千徳輝夫裁判長は男性の請求を棄却した。
症状似ているが原因全く違う パーキンソン病と 区別難しい『症候群』
手足が震える、動作が鈍くなる…。高齢者に多い神経疾患・パーキンソン病の典型症状だが、似て非なる病気の場合があるという。両者の区別は難しく、専門家でも判断しかねるときもあるようだ。パーキンソン病とどう違うのか取材した。 (遠藤健司)
多系統萎縮症とは
多系統萎縮症(線条体黒質変性症)
症状
多系統萎縮症という病名はオリーブ橋小脳萎縮症、線条体黒質変性症、シャイドレージャー症候群という3つの病名の総称です。この3つの病気は前景に立つ症状が異なりますが、脳の病理変化が共通していることから、まとめて多系統萎縮症と呼ばれています。
パーキンソン病とは
めずらしい病気ではなくなってきています
主に40歳から50歳以降に発症し、ゆっくりと進行する原因不明の神経変性疾患です。神経伝達物質の一つであるドーパミンが減少する事で起こると考えられています。パーキンソン病の日本での有病率は、人口1,000人当たりに約一人と言われており、日本全体で10万人以上の患者さんがいると推定され、高齢化社会を迎えるにあたって、今後ますます患者数は増えると予想されています。パーキンソン病は50歳、60歳代で発病することが多いのですが、70歳代以上の高齢で発病する方も稀ではありません。また、時には40歳前に発病する方もいます。一般的には遺伝する病気とは考えられていませんが、年齢の若い段階で発病した方の中には、遺伝子の異常がある方がいる事が解ってきています。
「融合胚」作製 英が承認 動物の卵子にヒトの細胞核を注入
【ロンドン=本間圭一】英政府が管轄する「ヒトの受精・胚(はい)研究認可局(HFEA)」は5日、ヒトの細胞核を、核を除去した動物の卵子に注入して「ヒト性融合胚」を作ることを原則認めると発表した。
夫放置死で猶予付き判決 「重大だが反省している」
パーキンソン病で寝たきりの夫を放置し、死亡させたとして保護責任者遺棄致死罪に問われた元パート工員、庄司聖子被告(50)に大阪地裁は20日、懲役3年、保護観察付き執行猶予5年(求刑懲役5年)の判決を言い渡した。
パーキンソン病治療薬で副作用…厚労省が注意喚起
厚生労働省は27日、パーキンソン病の治療薬「カベルゴリン」(商品名カバサール錠)、「メシル酸ペルゴリド」(商品名ペルマックス錠など)による副作用とみられる心臓弁膜症などが、過去3年間にそれぞれ11例、4例あったと発表した。
パーキンソン病、遺伝子治療で効果…米チーム発表
【ワシントン=増満浩志】体のふるえなどが起きるパーキンソン病患者の脳内で不足する物質を、遺伝子治療によって増やし、症状を改善することに、米コーネル大などの研究チームが成功した。
再生医療、真の切り札なるか?
外来患者らの出入りが絶えない京都大病院(京都市左京区)に近く、対照的に静かなたたずまいの同大学再生医科学研究所。我が国で唯一、人間のES細胞を作製、研究機関に分配している。
国内では倫理面問題視、研究ルール先送り
米オレゴン健康科学大の小児病院で先月、再生医療の関係者が注目する治療が行われた。患者は、特定の酵素が作れないために脳神経がダメージを受けるバッテン病という重い病気の6歳男児。正常な酵素をつくらせようと、男児の脳に死亡胎児の神経幹細胞が移植された。脳の再生医療に神経幹細胞が使われた初のケースだった。
脊髄損傷、パーキンソン病治療に期待
脊髄(せきずい)損傷やパーキンソン病といった中枢神経系の疾患は完治しないだけに、幹細胞を使った治療が待ち望まれている。幹細胞で神経細胞(ニューロン)を再生し、情報を伝えていく神経回路網を再構築したり、神経伝達物質であるドーパミンの分泌を増やしたりする効果が期待できるからだ。
米大統領、ES細胞研究法案に再び拒否権
【ワシントン=山本秀也】ブッシュ米大統領は20日、難病治療への応用が期待される胚性幹細胞(ES細胞)の研究支援に関する法案に拒否権を行使した。ES細胞関連法案への拒否権行使は、昨年7月に続きブッシュ政権で2度目。ただ、同大統領は受精卵などの破壊を伴わない代替研究を命じる大統領令を即日発布した。
パーキンソン病の遺伝子治療 国内初の臨床実験を開始
自治医大病院(栃木県下野市)は7日、国内で初めてとなるパーキンソン病患者への遺伝子治療の臨床実験を開始したと発表した。治療薬の効き目を良くする酵素の遺伝子を脳に注入。約半年かけて安全性や効果を確かめる。
米ES細胞研究助成 大統領、妥協案署名へ
【ワシントン=渡辺浩生】受精卵から採取した胚(はい)性幹細胞(ES細胞)研究への連邦予算の使用制限を緩和する二つの法案が米上院で11日可決された。民主党主導で今年1月に下院で可決した案と共和党の妥協案で、ブッシュ大統領は「生命破壊につながる」として民主党主導案には拒否権を行使し、「自然死」した受精卵を対象にする共和党妥協案に署名する意向だ。
イルカの夫が難病で死去…公式サイトで悲しみつづる
歌手、イルカ(56)=写真=の夫で仕事上でも長年パートナーだった神部和夫さんが3月21日午後2時3分に急性腎不全で、北海道内の病院で息を引き取っていたことが2日までに分かった。59歳だった。
能登半島地震 苗床が寝床になった
ビニールハウスで一夜を過ごした西村さん(左)と義妹の表さん。奥のベットでは妻の美千枝さんが休んでいる=午前8時、石川県輪島市門前町
震度6強を観測した能登半島地震から一夜明けた26日、石川県輪島市の公民館などの避難所では、約2600人の被災者が朝を迎えた。
「医療補助対象外」厚労省が見送り…パーキンソン病など
厚生労働省は20日、潰瘍(かいよう)性大腸炎とパーキンソン病の軽症者について、医療費補助対象から除外する案の実施を見送ることを決めた。
都道府県と国は、治療困難で患者数の少ない「特定疾患」について、医療費の自己負担分の全額か一部を補助している。潰瘍性大腸炎とパーキンソン病は患者数が増加したことから、厚労省の特定疾患対策懇談会が軽症者を対象から除外するよう提言していた。しかし、自民、公明両党から補助継続の申し入れがあり、厚労省は方針を転換した。
(2006年12月21日 読売新聞)
難病ALS 治療薬「保険適用を」
患者の石川さんら厚労相に署名と要望書
神経細胞を破壊する進行性の難病、筋萎縮性側索硬化症(ALS) の患者石川みよ子さん(51)=富士宮市=と支援者でつくる「ALSを考える会」のメンバーらが22日、厚生労働省で川崎二郎厚労相に、治療薬「エダラボン」の健康保険の適用などを求める要望書と、全国から集まった署名20万1722人分を提出した。
パーキンソン病と潰瘍性大腸炎、公費補助絞り込みへ
「重症」に限定
治療困難で患者数の少ない「特定疾患」のうち、パーキンソン病と潰瘍(かいよう)性大腸炎について、厚生労働省の特定疾患対策懇談会は9日、医療費を公費で補助する対象を重症患者に絞り込む方針を決めた。
日本イーライリリー 渉外・広報部長 平田研氏
■医薬品情報をメディアに積極発信
糖尿病治療薬・インスリンを世界で初めて製剤化したイーライリリー(本社米国、1876年創業)が、日本への輸出を開始したのは1909年。当初は抗生物質など、さまざまな製品を塩野義製薬を通じて販売していた。75年、日本イーライリリーを設立。昨年、30周年を迎えた。同社の製品は100%、医療用医薬品だけに、一般へのなじみは薄い。
パーキンソン病克服のための研究 パーキンソン病克服のための研究
運動・感覚システム研究分野 主任研究員 浜田 生馬
パーキンソン病の治療手段として近年話題になっているのが視床下核の深部脳刺激法(DBS)です。大脳基底核の視床下核に電極を手術によって埋め込み、手術後は短いパルス状の弱い電流を1秒間に130回の割合で常時電極に流します。