慶大チーム、パーキンソン病患者の細胞から神経細胞作製

 神経の難病であるパーキンソン病の患者から細胞を採取し新型万能細胞(iPS細胞)を作って神経細胞に育てることに、慶応義塾大学の鈴木則宏教授と伊東大介講師らのチームが成功した。パーキンソン病は原因不明で根本的な治療法が確立していない。慶大チームはこの神経細胞を使って発症の仕組みを解明したり、新たな治療法を開発したりする計画だ。
 

研究チームは50歳代の日本人男性患者から体の細胞の提供を受けてiPS細胞を作製、これを神経細胞に変化させた。患者特有の神経細胞ができたとみており、「病気ではない人の細胞をもとにしたiPS細胞で作る神経細胞と比べれば、発症の原因が見いだせる可能性がある」(伊東講師)と説明している。
[2009/5/22/  日本経済新聞]