ヤマハ発動機、パーキンソン病に対する有効物質の作用を解明

ヤマハ発動機ライフサイエンス研究所は、海洋性カロテノイド(天然色素)の一種である「アスタキサンチン」が、パーキンソン病の予防・進行抑制に有効であることを見いだした。酸化するとパーキンソン病の発症につながるとされているたんぱく質に対し、酸化を抑える作用を確認した。今回の成果により、パーキンソン病治療に向け、新たな道が開かれたといえる。

神経変性疾患であるパーキンソン病は、酸化ストレスがドーパミン神経を破壊、減少することが発症の一因とされる。とくに、酸化ストレスを防ぐ機能を持つ「DJ―1」というたんぱく質が酸化型に変わってしまうと、ドーパミン神経の細胞死を引き起こす。
 そこで、抗酸化作用が高いアスタキサンチンに注目。事前にアスタキサンチンで処理をした神経芽細胞で、人為的に酸化ストレスを起こし、解析を試みた。
日刊工業新聞(掲載日 2008年07月22日)