メタボ予防には大豆の摂取が近道
メタボ予防のための有効な手段といえばダイエットだが、どんなダイエットが適しているといえるのだろうか。
例えばその一つが大豆。大豆が栄養抱負な食品であることは周知の事実だが、その健康効果の一つである大豆たんぱくの成分のひとつ「βコングリシニン」によって血中の中性脂肪低下に加えて体脂肪率の低減効果が期待できることが近年の研究によって明らかとなった。
大豆たん白健康情報センターによると、中性脂肪低下が期待できる「βコングリシニン」の1日の摂取量としては5グラムだといわれており、これ摂取するには大豆を約100g摂取すればよいとされている。大豆のほかにも大豆を含んだ豆腐、豆乳やきなこ、また最近では大豆を使った健康食品が発売されており、これらを摂取することでも同等の効果があると考えられる。
また大豆には、コレステロールの低下作用や肥満防止にも有効な「イソフラボン」、中性脂肪を減らし動脈硬化予防にもなる「大豆サポニン」、基礎代謝やカロリー消費を増加させ体脂肪を燃やすはたらきがある「大豆ペプチド」など、メタボ=内臓脂肪型肥満状態を回避してくれる成分をたっぷり含んでいる。
ダイエット効果を中心に、大豆に含まれる代表的な成分とその健康効果をまとめて紹介したい。
・大豆サポニン
大豆特有の苦味成分であるが、「良薬は口に苦し」と言うように、健康効果は抜群である。糖やコレステロールの吸収を抑えるため、中性脂肪を減らし、また同時に動脈硬化予防にもなる。毎日摂取すれば、肥満体質の改善が期待できると言ってよいだろう。当然、食事前の効果が一番期待できるので、豆乳などを事前に飲む習慣をつけるとよいだろう。他にも大豆サポニンは抗酸化作用をもち、肌の老化防止やガン予防にまで効果を発揮する。
・大豆ペプチド
基礎代謝や食後のカロリー消費を増加させ、体脂肪を燃やすはたらきがある。また骨や筋肉などをつくるタンパク質のもとにもなる。一番の長所は、体内への吸収のスピードが速いこと。つまり、運動と同時に摂取することによって、体脂肪を効果的にエネルギーとして燃やすことができるのである。ダイエット中の方やスポーツマンには最適であろう。しかし残念ながら、大豆ペプチドは納豆、味噌などの発酵食品には含まれるが、大豆そのものや、豆乳、豆腐には含まれないので、計画的に摂取するためには、「大豆ペプチド」を含む健康食品を有効に活用することがオススメである。
・イソフラボン
「イソフラボンといえば大豆」である。女性ホルモンと似たはたらきをもち、女性特有の更年期障害の改善のほか、強い骨作りやコレステロールの低下作用、そして他の成分と同様に肥満防止にも有効である。
・レシチン
善玉コレステロールを増加させる。善玉コレステロールには、血管の余分なコレステロールを抜き取り、動脈硬化を予防するはたらきがある。
・他にもビタミンB、ビタミンE、亜鉛、銅、ミネラル分が豊富である。
こうしてみると、大豆に含まれている成分は、どれも脂肪やコレステロールを減らし、ダイエット効果があるものばかりである。しかも、大豆製品は少量でも満腹感が得られやすい。だからといって、ダイエット時に大豆製品だけ食べていてはエネルギー不足になってしまうため、他の食事と一緒に食べることを忘れてはならない。毎日の食卓に一品が理想である。それが難しければ、豆乳や健康食品で定期的に補うのもよいだろう。ぜひ大豆の健康効果にあやかりたいものである。