糖尿病患者の6割がメタボリック

 県内の糖尿病患者の約60%が、内臓脂肪型肥満によってさまざまな病気が起こりやすい状態である「メタボリック症候群」かその予備軍で、糖尿病は肥満と深いかかわりがあることが県の調査で分かった。また、患者の約60%が高血圧症を発症。三大合併症のうち腎症、神経障害は年齢とともに発症率が高くなることが明らかになった。

 調査は今年七月、県の糖尿病対策推進事業の一環として一九九五年以来十一年ぶりに実施。県内の五百二十三医療機関を通して計二千三百五十四人の患者から回答があった。

 その結果、糖尿病患者のうち、ウエストが一定基準(男性八十五センチ、女性九十センチ)を超え、さらに血圧・コレステロールなどが高いためメタボリック症候群と診断されたのは27.2%(男性30.5%、女性23.7%)だった。

 また、予備軍は33.7%(男性38.8%、女性28.3%)に上り、合わせて60.9%が内臓肥満傾向にあった。

 また、三大合併症の発症率は、網膜症が24.5%(九五年21.2%)、神経障害20.5%(同21.2%)、腎症23.1%(同19.1%)で、腎症や神経症は年齢とともに発生率が高くなる傾向にあった。

 また三大合併症以外では、62.6%が高血圧症、29.5%が高脂血症を併発し、糖尿病と高脂血症、高血圧症の三つを併発しているのは14.2%に上った。罹患(りかん)期間が長くなると、合併症の数が増える傾向も見られた。

 調査期間が一日だったため、県全体の正確な患者数の把握は難しいが、女性高齢者の患者増加が特に目立っているという。

http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2006/20060927091441.asp