ほんとに効果的なメタボ対策があるの



私たち内臓トレーニング協会の実践を通して思ったのは、メタボ対策担当者の皆さんは、きっと効果的な対策を出せずに頭を悩ませているだろうと想像したのです。お医者さんは、メタボの定義を一生懸命説明し、対策として、適切な食生活をして、多少の運動をし、規則正しい生活を心がけよというばかりです。健康食品会社は効果的にやせられるサプリを大々的に宣伝するし、薬品会社も糖尿病の薬をはじめとして様々な薬の宣伝を繰り広げています。世間がいうメタボ対策は、「食事に気をつけろ」、「運動をしろ」の2つに尽きるようです。そして、食事に気をつけ、運動するのはメタボ対策を担当する方々ではなく、各社員なんですよね。

現在、医療関係者が提唱し、各企業の行おうとしているメタボ対策の問題点


対策として挙げられているのは、食事療法と運動療法の2つが主流となっており、
これを前提にすると、以下のような問題点があげられる。



(1)メタボ対象者は、日ごろから食事に気をつけるよう注意し、運動をしなければと思いながら暮らしているが実行が伴わないでいる。社員の私生活まで会社が管理することはプライバシーの侵害にもつながり、強制力を持って取り組ませることが難しい。結局、施設を整え、キャンペーンを行って自覚を促すところで終わる可能性が高い。



(2)社員の健康状態は把握できるが、対象となる社員がどの程度メタボ対策に取り組んでいるかまでは管理できない。



(3)今回の厚労省の指示を受けて、会社として様々な新しい試みはするが、各社員の取り組みの管理が不十分ならば、結果の予測も不透明にならざるを得ない。どんな取り組みも結果待ちになる。



(4)メタボ対策として、食事療法と運動療法は車の両輪である。両者のバランスを保つことが大切で、どちらか一方に偏ってしまっては健康の保持は出来ない。食事療法は家族の協力を得れば可能になるが,体の不自由な社員や病気を抱えた社員に運動療法は出来ない。このような社員のメタボ対策は大変難しい。



(5)効率を最優先にしている企業は人員に余裕は無い。特に営業、人事等に所属する社員は激務であり、毎日30分の有酸素運動を行うことは難しい。また、社長以下企業のトップに立ち経営に携わる管理職は、外部との折衝も多く食事療法はもちろん30分の毎日30分の有酸素運動をすることなどとても出来ない。