医療費こう変わる リハビリに効果主義

四月からの診療報酬改定で、初めて成果主義を導入する。対象は回復期リハビリ病棟。成果が上がっている病院では、患者の入院費が高くなる。病院にリハビリの質向上を促すことで長期入院を減らし、無駄な医療費を抑える狙いがある。

回復期リハビリ病棟は、脳梗塞(こうそく)や脳出血などを起こして後遺症がある患者が入院しながら日常生活を送れるようにリハビリを受ける病棟。
現行の回復期リハビリ病棟の入院料は一日につき一万六千八百円(現役世代の自己負担は原則三割)。成果かなかなか上がらず入院が長期化しがちな病院でも、早く退院できる病院でも同じだった。今後は患者の回復度合いが高い病院は高く、低い病院は安くなる。
入院料が一万六千九百円に上がるのは、新規の入院者のうち十五%以上が重症患者、退院者のうち他の病院に転院せず自宅に戻れた人の割合が六〇%以上の病棟。一方、この条件にあてはまらない病棟の入院料は一万五千九百五十円に下がる。
 入院料一万六千九百円の病棟のうち、患者の回復度合いが総じて高いと認められた病院に入院すると、入院料がさらに一日につき五百円高くなる。日常生活を送る能力があるかを確かめる十九点満点の検査で、入院時より三点以上改善した重症患者が三〇%以上いることが条件となる。
四月から実施するが、十月までは現行基準の病院も残る。       (随時掲載)

2008年2月19日 日本経済新聞