ファイザーなど、リピトール(R)の高用量投与群は 慢性腎臓病患者の心臓発作および脳卒中発症リスクを低下
ニューヨーク、2008年4月21日 - ファイザー社は、本日、心疾患を有する慢性腎臓病患者において、リピトール(R)(アトルバスタチンカルシウム)80mg投与群が、リピトール10mg投与群と比較し、心臓発作および脳卒中発症リスクを32%低下させたことを発表しました。この解析は、5年間にわたる(TNT)試験の終了後に計画され、完了したもので、米国心臓病学会誌で発表されました。
TNT試験の運営委員会メンバーでグラスゴー大学医学部病態生化学科の臨床学術コンサルタントであるジェームズ・シェファード医師は次のように述べています。「慢性腎臓病の患者さんは、腎不全を発症するよりも心疾患で死亡する可能性が高いので、心血管への負荷を低下させる新しい方法を探すことが、私たちにとって重要です。高用量スタチン療法は、少なくともその解決方法の一部であると考えられます。」
ファイザー社のグローバル心血管/代謝医療チームのシニアディレクターであるハリット・バンダー博士は、「この解析結果は、複数ある臨床試験のエビデンスで実証している心血管に対するリピトールの利益を補完するものです。」と述べています。
慢性腎臓病について
米国では2,600万人、世界では5,000万人の人々が、慢性腎臓病、すなわち損傷や疾病による永続的な腎臓障害を有していると推定されています。慢性腎臓病患者では血液から毒素がうまく除去できません。したがって、慢性腎臓病が進行して腎不全になった場合、透析あるいは腎移植が必要になります。最近では、慢性腎臓病は心血管疾患の重要な危険因子として認識されるようになっています。心血管疾患は、腎臓病患者の死亡原因の第1位であり、腎臓病患者で最も多くみられる疾患でもあります。
2008 .4.28 -(JCN ニュース)