パーキンソン・脳神経疾患系 参加者

2012.1.11 Mさん(60歳 男性) 長野県在住 パーキンソン病

 最近、急激に病気が進んだという。右手の握力がなくなってきてお箸が持てなくなってきた。食べ物や水を飲み込みにくくなってきた。会話がしにくくなってきた。耳が聞こえにくくなってきたと、様々な症状が出てきたそうだ。そこで、週1回リハビリと整体に通っているという。本人は大変気落ちをしているが、2週間ほど前から内臓トレーニングに取り組み始めて、症状改善のため毎日懸命に頑張っているという。

 健康教室後、小さくて細々としていた恋えばはっきり大きく出せるようになった。又、挙がらなかった腕が頭の上まで上がるようになった。背筋がまっすぐになり歩く姿勢も良くなった。
症状の進行からかストレスをため込み、それが更に病状の悪化を招くという悪循環に陥っているようだ。ただ、家族の手厚い看護があるのが救いだ。


2011.10 Tさん(女性)青森県在住 多系統萎縮症

 おじさんの家に1泊して家族、親戚総勢5人でやってきた。今年の2月にはひとりで旅行が出来るくらい元気だったが、現在は、会話が不自由になり、少しむせるという。風呂場で転倒して以後歩行が不自由になってきた。

 本人は、協会からの資料を見てトレーニングに取り組むつもりでやってきた。しかし、内臓トレーニングが、電気刺激を行うと同時に、自らが身体を動かしてリハビリをしなければならないことを知ると気持ちが萎えてしまった。機械を使って人に治してもらうことを期待していたようだ。それでも、トレーニングが終わったときには杖をつかずに自立歩行が出来るようになった。
折角青森からやってきたので、Tさんが自ら取り組んで少しでも病気が改善して欲しいものだ。


2011.10 Sさん(男性) 静岡県在住 オリーブ橋小脳萎縮症

 ご夫婦でおいでになった。すでにトレーニングを実践されているが、最近病気が進行し、杖歩行、ふらつき、手の震え、会話の不自由さが目立ってきたという。病気への不安からか考えが悪い方ばかりを見てしまっているようだ。

トレーニングを終わったときには、杖を使わずに歩行が出来るようになると同時に、走ることも出来るようになり笑顔が見られるようになった。来るまでは持てなかった茶碗を左手で持ち、その状態を保持できるようにもなった。言葉もはっきりして聞き取りやすくなった。ただ、震えは少なくなるも依然残った。ビデオで、今日のトレーニング内容を再度確認し、諦めることなく根気強く頑張って欲しい。


2011.10 Oさん(女性) 千葉県在住 進行性核上性麻痺

 ご主人と息子さんの3人でやってきた。下肢の筋肉が落ち杖をついて歩いている。会話がしにくく、目が不自由という。

 内臓トレーニングを体験し、顔に力が出てきて、言葉も来たときより聞き取れるようになった。
杖はついているが歩き方がスムーズになった。
Oさんのことではないが、一般的にトレーニングをすれば、なにがしかの改善は見られる。それを自覚できる人と出来ない人がおり、自覚できない人は人頼みになりがちだ。


2011.9 Mさん(女性) 鳥取県在住 進行性核上性麻痺

 本人、ご主人、娘夫婦の4人で、鳥取から10時間かけて車でやってきた。車椅子での生活で、声が出なくなって1年、口も動かなくなり誤嚥が激しいという。

家族は皆さん一生懸命介護するが、本人は家族に依存し自分からトレーニングに取り組もうとする姿勢が見られない。

 内臓トレーニングを体験して手足の動きはスムーズになった。その他、顔が正面を向いたり、背中が伸びたりと多少の改善はあったが、病状が進んでおり3~4時間のトレーニングで体の大きな変化を出すことはさすがに難しかった。しかし、構音障害など様々な症状は内臓トレーニングにしっかり取り組めば改善が可能であることをお伝えした。


2011.8 Iさん(女性) 大阪府在住 進行性核上性麻痺

 ご主人と娘さんと3人でやってきた。車椅子できたが、新幹線ではスタッフが面倒を見てくれたため、何の支障もなかったという。会話が難しく、ふくらはぎが硬く、身体が右に傾いており、すくみ脚で特に左足が出にくい。協会のDVDを見たとき、自分がDVDの映像のように出来るようになるかどうか不安になったという。目の焦点が合いにくいともいう。

 内臓トレーニングが終わった4時間後、眼球は上下左右の運動が出来るようになり見やすくなったという。また、一人で杖も使わずに歩けるようになった。ご主人が熱心にトレーニングの支援をしていた。


2011.8 Sさん(55歳 男性)静岡県在住 筋萎縮側索硬化症

 車で、一人でやってきた。まだ病気は初期であるが病気の進行を極端に恐れ、内臓トレーニングにはいった。内臓トレーニング以外頼るものがないといいながら、トレーニング時間が少ない。理由は本人だけでなく、奥さんも病気を患い、子供さんは引きこもりと、3者3様の病気を抱えみんな孤独な状態にあるという。このため、Sさんも不安感が強くストレスを溜めており、病状の回復が難しい。内臓トレーニングを自分の力で十分行うには周囲の人の支援が欲しいのだが、お気の毒なことだ。少しでも改善することを祈るばかりだ。


2011.7 Tさん(男性)名古屋市在住 線条体黒質変性症

 名古屋からご夫婦で、車でやってきた。車椅子生活が長く座位の保持が困難。会話も出来ない。
足先が硬直し。腹筋がないため身体が前掲しまっすぐ立てない。両手を介助すると何とか歩けるようだ。

 内臓トレーニングを始めるとリラックスしてよく眠っていた。その後、身体の動きを修正したところ教室内を1人で1往復することが出来て喜んでいた。

車椅子でおいでになった人達は、長年、動けなかった身体が、たった3時間で歩けるようになり、皆さん本当に喜ぶ。そして、これからずっと歩けるようになったと勘違いしてしまう。しかし、健康教室では、失ってしまったと思っていた歩行能力がまだまだ失われていないことを確認しただけである。実際は、長年筋肉を使っていないから一瞬は歩けてもすぐに元に戻ってしまう。
内臓トレーニングで歩行できる身体を造り、自らの力で筋肉を付ける訓練をしなければ症状の改善には繋がらない。結局、症状を改善するのは本人であることを自覚して欲しい。


2011.7 Mさん(73歳 女性)香川県在住  オリーブ橋小脳萎縮症

 静岡に前泊して夫婦でやってきた。ご主人が奥さんに内臓トレーニングを実践させたいと思ってやってきたという。

 奥さんは若干のふらつきはあるが一人であるくことは出来るし、会話は普通にはなせる。
ただ、体温が平熱で35.5度と低くあまり体調は良くないようだ。
トレーニングを始めると、歩き方がスムーズになり、身体が楽になったと喜んでいた。
内臓トレーニングに取り組むことになったが、ご主人が優しくいろいろ面倒を見てくれるせいか、ご主人への甘えが強く、自分の意志でトレーニングを続けられるかちょっと心配ではある。


2011.6 Hさん(男性) 大阪府在住 多系統萎縮症

 家族4人でやってきた。1ヶ月全く運動をしていないので体の動きが悪く、車から降りくこともできず、杖で立ち介助されてやっと歩ける状態だった。認知症の症状も見られる。会話をしていると途中で遮ったり、水を飲むとむせてしまうと言う。

 内臓トレーニングを終わったときは、杖なしで歩けるようになり、会話が続くようになった。
本人は内臓トレーニングに意欲を見せているが、認知症の傾向があるだけにご家族の協力が大切になるが、ご家族のみんなが心配していたので大丈夫だろう。

 一人で歩けるようになったことにより、杖を忘れて帰ってしまった。


2011.5 Nさん(女性)熱海市在住 パーキンソン病

 お一人でやってきた。一人で歩行は出来ているが体全体が右に傾いている。薬を飲んでから効くまでに30分から60分かかり、薬の効いている時間は2時間で、効いているときと聞いていないときの落差が大きいという。薬がきれると途端に動けなくなり、非常に暗い気持ちになってしまうと言っていた。

 内臓トレーニング後、体全体のバランスが良くなって動きがスムーズになった。この日は、朝6時半に薬を飲んできたので、普通なら10時半には動けなくなるはずだった。しかし、12時まで体を動かすことが出来た。


2011.5 Kさん(女性)山口県在住 パーキンソン病

 ご夫婦でやってきた。既に実践をされていたが最近は内臓トレーニングをほとんどしていなかったという。体の動きが悪くなり込む端を追加したが、益々体調が悪くなった。もう一度、内臓トレーニングに取り組んでみようと、岡山市で開催された協会主催のセミナーに参加して後にやってきた。腕に振戦があり、首が垂れてしまっている。左側の全身が麻痺し、便秘がひどいという。仕事も辞めたという。

 トレーニングをすると、手先、足先が温かくなり全身がぽかぽかしてきた。ベッドから起き上がったとき首の震えが止まっていた。薬がきれる時間になっても体が通常通り動いた。

 帰る頃には、改めて内臓トレーニングに取り組む意欲が湧いてきたようで、ここから再スタートし少しでも元気でいて貰いたい。


2011.5 Kさん(62歳 男性)千葉県在住 パーキンソン病

ご夫婦でやってきた。薬が効いているときはほぼ正常に動けるが、薬がきれるとほとんど動けなくなる。薬がきれると歯磨きも出来ず、入浴には40分もかかってしまう。薬は2時間ほどしか効かないが、副作用が怖いため1日2回だけ服用するようにしている。毎日1時間半の運動を行っている。DVDで、他の同病者が内臓トレーニングを体験した結果、大きな変化が出ているのを見て感動していた。

 健康教室で、内臓トレーニングを体験すると、背中の丸みがとれ、介助されなければ歩けなかったのが一人で歩けるようになり、動作がきびきびとしてきた。朝6時に薬を飲んできて帰るまで体が動いていた。薬の効きが4時間延長したことになる。内臓トレーニングをすると皆さん薬の効きが良くなり、その効果が長時間続くようになる。

 パーキンソンの薬は、幻覚幻聴がでるほどに副作用の多い劇薬であるだけに、出来るだけ服用量は少なくしたいものだ。


2011.4 Mさん(男性)長野県在住 大脳皮質基底核変性症

奥さん、息子さんとやってきた。すくみ脚が顕著で杖歩行。障害物を避けるときは手を引いて歩く。左足首が硬く右側の肩胛骨が盛り上がっている。
 健康教室後は、姿勢が良くなり、背中の盛り上がりがとれ、歩行がスムーズになった。
脳神経疾患の人は、どうしても体を硬くし、体のバランスを崩しているので健康教室に参加して、萎縮しているところを解きほぐすと大きな変化が出て、皆さん喜んで帰って行く。


2011.4 Hさん(男性)愛知県在住 多系統萎縮症

 友人と2人で来るまでやってきた。現役で建築関係の仕事をしている。今飲んでいる薬を増やさなければならないが薬が増えると眠くなって仕事が出来ないと悩んでいた。内臓トレーニングの考え方を大体理解できたのでやってきたという。体験後、話を聞いてもやもやしていたことがすっきりしたし、姿勢が良くなり目線が高くなって景色が変わったという。笑顔で帰って行った。


2011.4 Sさん(男性)福岡県在住 多系統萎縮症

 妹さんと一緒に福岡市からおいでになり日帰りをするという。日本も狭いものだと感心する。
 病状はまだ初期の段階だが、話にくい、ふらつきがある、手先の細かい動きが出来ない等の症状が出ているという。
 トレーニング中はよく眠っていた。終了後、歩いたり、走ったりすることがスムーズになり、会話も聞き取りやすくなった。大変喜んで帰って行った。


2011.3 Yさん(女性)岐阜県在住 パーキンソン病 脳出血

 娘さんと一緒においでになった。脳出血により右半身が硬直している。左半身に体重のすべてをかけて跛行するので右側の筋肉が落ちてしまっている。今までいろいろな治療法を試みたがいずれも効果がなかったそうだ。治りたい気持ちが大変強い。
トレーニングをすると、肩周りが柔らかくなり腕が大きく動くようになった。言葉がはっきりし、背筋も伸びて急速に元気になり笑顔が見られるようになった。
 希望がもてたと大変喜んで帰った。


2011.2 Hさん(女性) 愛知県在住 筋萎縮側索硬化症

 Hさんはトレーニングを実践して1年以上になる。熱心にトレーニングに励んでいるが、時々トレーニング内容の修正にくる。体の動きが良くなり肩より上に挙がらなかった腕が挙がるようになっていた。
 トレーニングでは、前回の続きで立ち上がる訓練を行った。肩を前後に動かし、両手を振ることが出来るようになった。2年後に寝たきりになると宣言した先生は今どんなことを思っているだろうか。


2011.2 Iさん(男性)奈良県在住 多系統萎縮症

 実践者で3度目の参加である。毎日3時間ほどトレーニングをしているという。トレーニング開始時より、会話が弾むようになり長時間話しても疲れなくなったという。歩行や動作が俊敏になった。湯飲みを楽にもてるようになった。
今日のトレーニングで、今まで歩行するとき腰が引けていたのが、背筋をまっすぐに伸ばし、手を振って歩くことが出来るようになった。
 着実に改善しているので、このまま頑張って欲しい。



2011.1 Mさん(女性)大阪府在住 脊髄小脳変性症

 お姉さんに脇を抱えられながらやってきた。歩行時、脚を棒のようにして肩を振って歩いている。まだ現役なので少しでも病気の進行を止めたくてやってきたという。週2回、作業療法を行っているそうだ。
 トレーニングによって、重いコップをもてるようになり、肩に掛かっていたおもりが取り除かれたと体の変化を実感していた。
 内臓トレーニングについて調べておらず、参加する前は機械を売りつける怪しい業者ではないかと半信半疑だったそうだ。体験してその疑念がとれたと喜んでいた。


2010.12 Hさん(女性)愛知県在住 筋萎縮側索硬化症

 息子さんと一緒においでになった。すでに内臓トレーニングを始めて1年になる。トレーニングにより、むくみがとれ大腿部に筋肉が付き、体が締まってきた。今回は寝返りをスムーズに行えるようにしたいと思ってやってきたという。 
トレーニングにより、寝た状態で30分間立ち膝が出来るようになり、両脇を抱えながらの立位も挑戦してみた。腰の筋肉が付けば立つことも可能だろう。
 医師から「2年後に寝たきりになる」といわれていたが、内臓トレーニングに取り組んだことにより、2年経った現在は、寝たきりになるどころか自分の足で立てる可能性さえ出てきた。「健康教室に来るとがんばる勇気が出てくる」と、喜んで帰って行った。


2010.12 Kさん (女性)静岡県在住 多系統萎縮症

 娘さんと2人でやってきた。珍しく県内の人だ。ほとんどが車椅子での生活という。顔、足にむくみがあり、手が赤い。下肢静脈瘤、外反母趾があり足は殆ど使えない。
 トレーニングを行ったところ、前屈みになっていた姿勢が背中を伸ばして座位を保てるようになり、足のむくみも改善して自分の足で歩けるようになった。娘さんも大変喜んでいた。
多系統萎縮症によく効くと聞いて東京の鍼灸院など、いろいろな施術所を訪ね歩いたという。しかし、いずれもはかばかしい結果が出なかったという。内臓トレーニングもそのたぐいのものではないかという不安があり、実践する踏ん切りが付かないという。そこで取り組むよう強く勧めればKさんも勢いで踏ん切りをつけたかもしれない。しかし、内臓トレーニングは病気の本人が長期にわたって取り組まない限り効果が出ない。だから私たちは決して無理強いはしない。
健康教室にはKさんと同じような経験を持つ人たちが大勢やって来る。内臓トレーニングに取り組むかどうかの判断は、すべて本人に任せている。Kさんは内臓トレーニングに心を残して帰って行った。もし踏ん切りが付けばまたやってくるだろう。


2010.11 Kさん(女性)群馬県在住 多系統萎縮症

 ご主人とお兄さんに連れられてやってきた。車椅子生活が長く、膝をまっすぐに伸ばすことが出来ず歩行が困難。下半身にむくみがあり圧迫靴下を着用。構音障害があり、トレーナーとの会話中も俯いたままだ。本人もご主人も内臓トレーニングのDVDを見ておらず全くの白紙状態でやってきた。トレーニングにより、帰る頃には、背もたれ無しで40分間座位の姿勢を保つことが出来たし、体を捻って背後を見ることも出来た。手を繋げば歩行も出来るようになった。
 トレーニングに疲れた本人はともかく、激しい改善の変化にご主人は感嘆の声を上げていた。


2010.11 Oさん(女性)岩手県在住 多系統萎縮症

ご夫婦でやってきた。多少筋肉の萎縮は始まっているがまだ初期の段階だ。一番の課題は歩行だといい、歩く速度が非常にゆっくりだ。上半身に力が無く不安定でもある。
 トレーニングで、正しい歩き方を教え歩行訓練を行ったところ、だいぶ軽快に歩けるようになった。また、常に重い荷物を背負っている感じだったがその荷物がとれたという。
 ご夫婦そろって定年退職し、これから思う存分や自分たちの時間を楽しもうと思っていた矢先の罹病とのこと。豊かな老後を送れるよう少しでも体調が楽になってもらいたい。


2010.11 Iさん(男性)奈良県在住 脊髄小脳変性症

 2度目の参加である。毎日3時間のトレーニングは行っているが、未だに病気を受け入れる部分と受け入れられない気持ちが常に交錯しているという。トレーニングの効果で、滑舌がなめらかになり、足の指がしっかり動くので歩行もスムーズになっていた。そんな改善が見られるにも拘わらず、改善しないことばかりを気にしてなかなか改善部分に気付かないそうだ。
病気を抱えているとどうしても物事を悲観的に考えてしまいがちだ。ほんの少しではあっても体の改善が見られたときに、それに気づいて褒めてくれる人がいると今まで以上にトレーニングに励める。闘病のパートナーがいることは大切なことだ。健康教室に来たときははしっかり褒めて励ましている。


2010.11 Tさん(男性)三重県在住  パーキンソン病

 ご夫婦でおいでになった。5年前に発症し、2年前に診断を受ける。皆さんに共通するがTさんも背中が岩のように硬い。トレーニングの結果、腕が挙がるようになり、小走りもできるようになった。もう一度好きなゴルフをやりたいと喜んでいた。がんばる気持ちはあるが実践できるかどうか迷いがあり、奥さんのリードが鍵になりそうだ。



2010.10 Kさん(女性 70代)進行性核上性麻痺

ご夫婦で、車でやってきた。既に内臓トレーニングを実践しているかただが、最近はあまりトレーニングを実践していないという。普段は車椅子の生活で、サロンのトイレに行くのに約10分ほどかかる。座位では後ろに倒れてしまう。
内蔵トレーニングを行ったところ一人で歩行ができるようになり、方向転換もできるようになった。まだまだ、本人には体力的な潜在能力があるように思えた。しっかりトレーニングを励めば車椅子生活から脱出できそうだ。がんばってもらうしかない。


2010.10 Kさん(男性 50代) 筋萎縮側策硬化症

 親子3人と介助者の4人でやってきた。3年前より発病し、話はできるが呼吸困難で上体が動かないという。今月から仕事を止めて本格的に闘病生活に入ったという。便秘により腹痛が激しく、うつぶせに寝ることもできず、内臓トレーニングが十分できなかった。それでも、本人にしてみると体の変化を感じ、これからに希望が持てたといい内臓トレーニングを実践することになった。


2010.9 Mさん(男性 50代) パーキンソン病

 10月はじめにパーキンソン病と診断されたという。三重県から静岡まで自分で車を運転してやってきた。左手の動きが悪く、動作が遅いが健常人との違いはあまり分からない。2ヶ月に1回、
台湾にはり治療に行っているという。
 トレーニング中はほとんどいびきをかいて眠っていた。歩行訓練ではバランスの取れた歩行ができるようになり、小走りもできるようになった。
 本人は、体の変化を喜び今後もトレーニングを続ける決意を新たにしたようだ。


2010.9 Mさん(男性60代 )静岡県在住 オリーブ橋小脳萎縮症

 ご夫婦でおいでになった。4年位前から症状が出てきた。主治医から病気のことを詳しく話してもらえないので、パソコンで病状を調べているという。そんな中で内臓トレーニングを知った。
 後ろに重心がかかり転倒しやすかったが、背中の丸みもなくなり頭の位置が高くなり、姿勢が良くなった。声も通るようになった。手をつないで歩けるようにもなった。
体の変化から前向きな気持ちになり、もう一度山に行きたいという。
もう一度人生をやり直せるといいですね。がんばれ。


2010.9 Wさん(女性)東京都在住  多系統萎縮症

 ご主人と息子さんとおいでになった。右脚にむくみがあり、家の中では壁伝いに移動しているという。ご主人は何とか治ってほしいと熱心に介助をしている。
トレーニングにより、姿勢が良くなり声も大きくなった。右足首がやわらかくなり一人で歩行ができるようになり、すり足がなくなった。
ご主人の励ましが本人に通じたようで、やる気が出てきたようだ。うれしいことだ。


2010.9 Iさん(男性 奈良県)脊髄小脳変性症

 今回で3回目の来院である。大きな会社のワンマン社長さんで忙しいせいか、あまりトレーニングはしていなかったようだ。
 首から肩が異常に硬くほぐすのに時間が掛かった。病気が進行していないと思い、自宅での歩行訓練もしていないとのことで、歩行を忘れてしまっていた。
今回で、杖もなく一人で歩くことができるようになり喜んでいた。トレーナーから、「病気は静かに徐々に進行するからしっかりトレーニングに励まなければだめだ」と強く注意したところ、ワンマン社長もちょっと神妙になった。その気持ちを忘れずにこれからもがんばって欲しい。
何年間も闘病生活を続けるのは一人では難しい。ゴルフでもトレーニングコーチが必要なように、闘病生活でもコーチは必要だ。私たちスタッフがコーチの役目もしていくつもりだ。闘病生活がんばれ。


2010.8 Tさん(女性 東京都)脊髄小脳変性症

ご主人と2人でやってきた。病気を抱えているようには見えないが、若干言葉が不自由なのとふらつきと眩暈があるという。難病の診断を受けショックからうつ状態になってしまい、自殺も考えたという。ホームページを見て少しでも症状の改善ができればうれしいとやってきた。
 内臓トレーニングで、歩行がスムーズになりふらつきがなくなった。
症状は軽いので、少しでも病気の進行を止めて快適な生活を送って欲しい。症状の改善が心の健康を保つ一番の薬だから。


2010.8 Iさん(男性 東京都) 多発性硬化症

ご夫婦でクリニックにおいでになった。既に自宅で内臓トレーニングに取り組んでおり、1ヶ月目になる。内臓トレーニングの考え方を知りたくて改めて来院したという。右脚を外に向け、左足を前に向けて杖を突きながらやってきた。
字も書けなくなってきたという。
 7月から内臓トレーニングを始めたところ、1ヶ月で体力がつき、歩行時間が長くなり、駅の階段も休憩を取らずに登れるようになったという。
 奥さんがネットで内臓トレーニングを見つけてご主人に勧めたところ、今まで民間療法に消極的だったご主人が、「これならやってみたい」と関心を示してくれたので奥さんとしては大変うれしかったという。
 肝臓の部分が硬かったので血流をよくするため体をほぐす。次に、歩行時上半身に力が入っていたので、歩行訓練をしたところ杖無しでまっすぐ歩けるようになった。脚のゆがみも取れた。ご主人は自信がついたといって喜んでいた。
 教室に来る前の1ヶ月間のトレーニングがあったため、体の変化が大きく出た。
今日のことを励みにこれからもがんばって欲しい。


2010.8 Oさん(女性 愛媛県)パーキンソン病

Oさんは既に数ヶ月内臓トレーニングを実践してきた。今までも自宅で熱心に取り組んできており、今回は夏休みを利用して直接スタッフの指導を体験しに1泊2日をかけて遠路やってきた。
 本人の最大の関心事は薬であり、薬の効いているときと切れたときの差が大きいという。薬の量を減らすことと薬が切れても症状の落差が大きくならないようになることを願っていた。もともと元気ではあったが、両足の親指と小指に異常があり、全身の筋肉が硬直していた。腰の重心が治まらず多少のふらつきと足を引きずる歩行であった。
 今回のトレーニングで重心移動がスムーズになり、歩行は足を上げて歩けるようになった。薬の効いている時間も長くなり表情も明るくなった。
 トレーニングは考え方が理解できるとより一層励む意欲がわくようだ。私たちも理解されるよう分かりやすい説明を心がけたい


2010.7 Nさん(男性、香川県) 脊髄小脳変性症

2度目で、夫婦で参加した。歩行中にバランスを崩したとき、慌てて態勢を戻そうとするために余計にバランスを崩すという悪循環が見られた。訓練により、歩行のバランスが良くなり教室内を何往復もした。
 健康教室に参加すると病状が一度に改善するので家族が喜んでくれるといっていた。奥さんから、「同じような病気の人にここの健康教室を教えてあげたいが、いろんな考え方の人がいるからなかなかできないでいる。どうしてよくなったか聞いてくれれば話してやれるのだけれど」と、もどかしい気持ちを話してくれた。その気持ちだけでも私たちはうれしい。


2010.7 Nさん(男性、神奈川県)脊髄小脳変性症

最近、奥さんは脳梗塞を患ったという。このような時に、ご主人が転倒して怪我をしたにも拘らず、病気との闘いをあきらめかけているようなので、将来に不安を感じてやってきた。ご主人は出発の朝まで来ることを迷っていたという。
  ご主人が転倒したのは足指が変形していたためで、トレーニングにより杖なしで歩けるようになり、走ることも出来るようになった。体が動くようになったことによりトレーニングを頑張る気になったという。
  内臓トレーニングに取り組む目的は、症状の改善を図ることが第一であるが、改善を通して病気と闘う気持ちを持つようになることも大きな目的である。Nさんには強い気持ちで闘病生活を送ってほしい。


2010.7 Nさん(男性 神奈川県)多系統萎縮症

息子さんと車でおいでになった。字が書けない 箸がもてない 体が全体的に硬いと感じている。医師には5年後には車椅子、3年後には寝たきりになるといわれている。
 猫背 歩行時ふらつきがあったが、トレーニングにより背筋を伸ばして歩けるようになり、小走りができるようになった。静岡に通って来たいというが、自分の体は自分で治すという原則のとおり、内臓トレーニングは自宅で毎日、自分の意思で行うものであることを理解してもらった。「病気を治してもらおう」という気持ちでは内臓トレーニングは続けられない。


2010.7 Oさん(男性、岩手県)オリーブ橋小脳萎縮症

既に実践しており自宅で1日7時間使用しているという。ご夫婦でやってきた。
普段、杖歩行が主となっているが、なるべく杖を使わないよう努力している。多少震えがあり体が左に傾いている。目も足元が見づらくなって来たようだ。
 内臓トレーニングで、歩行練習をしたことにより杖無しでもバランスよく歩けるようになり、更に、小走りが出来るようになった。本人も奥さんも驚き、二人とも喜んで帰っていかれた。少しでも元気になってほしいものだ。


2010.6月 Oさん(男性 岩手県)オリーブ橋小脳萎縮症

 ご夫婦でおいでになった。すでに自宅で1日7時間内臓トレーニングを実践している。杖歩行で若干のふらつきがあるけれど、なるべく杖を使わないように努めている。
 体が左に傾き、若干下が見づらくなって来たようだ。
 歩行練習により杖無しでもバランスよく歩けるようになり、小走りが出来るようになった。本人も奥さんも驚き、二人とも喜んで帰っていかれた。


2010.6 Nさん(男性、香川県)脊髄小脳変性症

 2日間の予定で、ご夫婦でおいでになった。
杖歩行、誤飲が激しく、言語障害もみられ、字も書きづらいという。
 トレーニングを行った結果、杖無しで歩けるようになった。当日の夜は静岡市内のホテルに宿泊したが、繁華街へ食事に出かけたときは杖なしで歩いたという。
 翌日、2度目のトレーニングにより、話が聞き取りやすくなり、体の動きも良くなっていた。希望がもてたとよろこんで帰っていった
 
 協会では、いきなり、杖を一切使わずに歩こうとすると、本人にとっては不安であり、実際何かの衝撃で転んでしまう危険性もあるの。杖はいざというときに使えるように安心棒として携帯していくことを提唱している。


2010.6 Oさん(女性、岩手県)多系統萎縮症

 Oさんは、すでにトレーニング実践者である。現在、1日2時間ほどしか実践していないそうで膝から上の体の動きが固い。 
 今回の健康教室で、膝の使い方や腰の動かし方を重点的にトレーニングしたところ、姿勢が非常に良くなり、見た目は全くの健常人となった。
 協会から1日4時間はトレーニングに励むよう勧めたところ、今後は心を入れ替え一生懸命励むことを約束して帰っていった。


2010.6 Iさん(女性、千葉県)パーキンソン病

 息子さんが内臓トレーニングの実践者であり、お母さんにも取り組んでほしいと思い、兄弟2人で連れてきた。
 自宅では這って移動をしているといい、今回は車椅子でやってきた。首が前に落ちており、すくみ足で、突進歩行が顕著。膝下に痺れがあり、足先も変形している。
健康教室では、足先の変形を修正し、膝の使い方を教えたところ杖なしで歩けるようになった。そのほか顕著な体の変化に驚いていた。帰るときは車まで杖どころか車椅子なしで歩いていった。


2010.5 Fさん(男性、茨城県)パーキンソン病

 Fさんは実践者で、前回健康教室に参加されたときは、介助無しでは歩けない状態から、一人で走り回れるまでなった。今回また元の介助歩行の状態に戻ってしまっていた。
 現在の自宅での実践状況を聞くと、1日1時間程度しか行っていないとの事だったので、もう少ししっかりトレーニングを行うようにアドバイスした
  腰痛のため長時間の仰向けが出来ず、前回は出来たうつぶせが出来なくなっていたため側臥位にて行った。その後、時間の経過と共に体も動きやすくなってきたため改めてうつ伏せで施術を行う。
  首の動き、腕の動きが良くなり、正しい姿勢に近い状態で歩けるようになり小走りが出来るようになった。今度は元の状態に戻らないように気をつけたい、と意気込んで帰っていった。


2010.5 Mさん(73歳・女性)福岡県在住 パーキンソン病

 2年前から体調に変化を感じ、今年2月に診断を受けパーキンソン病と診断された。
 体が動かなくなり朝起きるのに時間がかかる。また、手の動きが鈍くなり料理をするのが大変になったという。無意識のうちに体が左に傾いてしまう。動作が鈍くなると共に物忘れもひどくなり、やる気もなくなってきたという。ご主人と一緒に来院した。
 体が硬く、痛みがひどいためトレーニングは軽めに行う。それでも、体の傾きがなくなり歩行が安定した。体に変化が現れたことにより少し安心したようだった。
 病気が進行すると、どうしても悲観的になり、そして諦めるようになってしまう。しかし、諦めたらすべてが終わってしまう。一縷の望みがあればそれを頼りに頑張ってほしい。
Mさんも、これを機会に、もう一度人生に希望を持って欲しいものだ。


2010.5 Fさん(64歳・男性)茨城県在住 パーキンソン病歴10年

 内臓トレーニングを実践している友人が、本人と奥さんを連れてやってきた。
歩行は介助無しでは歩けず、動作が緩慢。背が丸くなり顔がうつむいてしまう。下肢のむくみがひどく、血流が滞り、足首などが黒ずんでしまっている。薬は3時間おきに飲んでいるという。
 普段眠れないといっていたが、トレーニングを始めるとすぐに鼾をかいて眠りだした。
 約4時間のトレーニングにより、ふくらはぎのむくみがとれ、背中が伸び、顔も真正面を向いて首が回るようになった。その後、1人で立てるようになり、自由に歩けるようになった。走り方を教えると元気に走り回れるようになり、塞ぎ込んでいたFさんは笑顔で冗談を言うほどに元気が出てきた。奥さんは感動して涙を流し、友人たちもここに連れてきて良かったと大変喜んでいた。
 病気になる前のFさんはユーモアいっぱいの明るい性格だったが、病気の進行と共にふさぎこんで、寡黙になっていったという。自由に走れるようになると、奥さんや友人に何度も何度も走って見せ、来たときとはまったく違った表情になった。まだまだ体力も気力も残っていたのに、「もう治らない。」という呪縛が希望を奪い、車椅子に縛り付けるという結果になっていたようだ。希望さえあれば歯を食いしばってでも頑張って生き抜こうとするはずだ。病人にとって「生きる希望」が如何に大切かを教えられた一日だった。


2010.5 Aさん(29歳・女性)神奈川県在住 筋萎縮側策硬化症

 娘さんと2人でやってきた。
腕が上がらなくなってきて特に右腕の動きが不自由になってきたという。
 ALSと診断されたときは大変落ち込み、病気の進行につれ何をどうしてよいか分から
なくなったという。今まで電気療法や断食、粗食療法など様々な治療を試してきたという。
 一般に、難病の人は、医師から治らないといわれると「自分で治すしかない。」と考え、いろいろ調べ藁をもつかむ思いで治るという治療法を始める。しかし、効果を感じられないので次の治療法に移る。こうして次から次へと新しい治療法を試すことになる。この姿を見て、ある家族は本人が頑張っているのだから治るならなんでもやらせたい。ある家族は、何やってもすぐ飽きてしまいお金ばかり掛かってしょうがない。家族は極論するとこの2つのタイプに分けられる。
 協会では、内臓トレーニングを開始すると、トレーニングの指導を行い、病気や悩みの相談にのり、トレーニングを怠けると叱咤激励し、末永くサポートしていく。様々な患者さんとその後家族に向き合う中で、協会は内臓トレーニング実践者のサポート体制をシステムとして完成させてきている。


2010.4 Oさん(60代・女性)岩手県在住  多系統萎縮症

 ご主人と一緒においでになった。1年前に不意に階段で転んだ頃から体調がおかしくなり急激に動けなくなったという。
歩行時に軽度のふらつきがみられ、握力が落ち、動悸、発汗、急な内臓の痛みが出てくることがあるという。自律神経に異常があると医師に言われているそうだ。日に日に出来ないことが増えていくような気がして不安で仕方がないという。
医師から、病名を聞き、2~10年の寿命だといわれたときは大変ショックだったという。何とか進行が止まれば良いと思い、わらをも掴む思いでここに来たと話してくれた。
 4時間のトレーニングにより体が軽くなり、動きも滑らかになってきて「ダンスもできそうな気がする。」と、喜んでいた。ご主人も明るい光が見えた、これからの方向性が決まりそうだと再度の来静を約束してお帰りになった。

 私の接する医師の多くは、患者さんに治すことのできない病名を告げるときは大変こころ苦しいという。中には、病名を告げるだけで、どんな病気かは「ネットで、自分でお調べ下さい。」という医師、「ごめんなさい、僕にはこの病気は治せないけれど、たくさんの症例を見ているから病状の進行に合わせてできる限りのことをしますよ。」と、約束する心優しい医師もいる。しかし、往々にしてOさんの医師のように、病名と同時に寿命をあと何年と限って宣告する医師もいる。難病にかかっても、何年で寿命が尽きるかは神のみぞ知るところであり、例え、医師といえども、年単位で人の命を限るのは不遜ではないだろうか。寿命2~10年と宣告した医師に、「身辺整理を考えた。」というOさんの気持が理解できるだろうか。インフォームドコンセントは大切だが、事実をすべて告げればよいというものではないだろう。誰もが寿命の尽きるその日まで元気で明るく生きたいと思っている。難病だからこそ、患者さんの生きる力を育むような、適切な情報を適切な時期に伝える配慮が欲しい。ちょっときつい言い方になったが皆さんはどう思いますか。


2010.4 Eさん(62歳・男性)愛知県在住  線条体黒質変性症

健康教室には今まで多くの方がおいでになっているが、今日は大変珍しい方が訪れた。
 Eさんは、上下の眼震がひどくて字が読めないし、まっすぐに歩けない。また、高血圧であり、軽度の言語・嚥下障害があるという。今回は友人の勧めで半信半疑で健康教室にやって来たそうだ。
 トレーニングにより、正しい姿勢でまっすぐに歩けるようになった。長い間苦しんでいた症状が3時間くらいで改善したのでビックリしていた。スタッフから、実践者の中には高血圧を克服した人や言語・嚥下障害も改善した人もいることを伝えた。しかし、病気で仕事を失い、家族もいないから、あと1年好き勝手に生きて、その後は自ら人生を終わらせようと考えているとのこと。かなり自暴自棄になっている。トレーニングにより病気の改善を実感したので、是非もう一度生きる気力を取り戻して欲しいものだ。
皆さん、いろいろな人生を背負って健康教室においでになり、過去を振り返って涙、希望の光を見つけて涙、健康教室はトレーニングの場であると同時に人生を語る場でもある。


2010.3 Tさん(60代・女性)静岡県在住 脊髄小脳変性症

脊髄小脳変性症のTさんがご夫婦で見えた。
まず、最初にTさんからのお話があったようだが、入室が間に合わなかったためここでは割愛。
その後トレーナーからの内臓トレーニングの考え方の、お話がある。


人はご飯を食べて呼吸をして生きていくが、同様に60兆個の各細胞も栄養が必要である。栄養を運ぶのは血液である。血液が下に行くのは比較的簡単だが、全身をめぐらせるには心臓とふくらはぎのポンプ機能が大事になってくる。

例えば、細胞の弱りや死滅には以下のような悪循環が考えられる。
酸素などの栄養が足りなくなるとそれを脳が察知し、ポンプ機能ががんばる→(血圧があがる)→高すぎると病院で降圧剤が出る→(血圧が下がる)→本来必要だったところがあってポンプが機能したのに、栄養がいっていない、良薬さえも細胞まで届けられない→細胞が弱る

すごく略すと、こういった内容であったと思う。


2010.3 Kさん(60代・女性)東京都在住 パーキンソン病

 ご夫婦で来院された。車から室内へはシルバーカーを押して入った。歩行が不自由になり以前のように歩けるようになりたいと思ってやってきたという。
 パーキンソンの薬を4時間ごとに服用しており、打ち、3時間は普通に生活できるが、あとの1時間は自由が利かないという。薬によるめまいや幻覚症状も現れるそうだ。字が下手になり、歯磨きもしにくいという。
 病状についてお話を聞くも座位が保てず、背中に枕を当てての会話となった。トレーニングにより、今まで怖くて出来なかったという歩行時のスムーズな方向転換や歩きながら周りを見渡す行為や走ることが出来るようになり、二人とも大変驚くとともに喜んでいて。帰りにはシルバーカーを畳み、ご自身の2本の足でしっかり歩いて帰っていった。
 協会では、健康教室でのトレーニングの様子をすべてビデオに収録し、後日ご本人に郵送している。自宅でトレーニングに取り組むときの参考にしてもらうためだ。皆さん、どんなトレーニングをしたかすべてを記憶して帰ったつもりでも、ビデオを見て自分の記憶の頼りないことに驚くという。また、教室で「歩いた、走った」という事実を確認し、元気が沸くという。
 Kさんも、正しい体の使い方をすれば、まだまだ歩いたり走ったりする力はあるのだから、是非トレーニングに励んで普通の生活を送れるようになって欲しいものだ。


2010.3 Yさん(60代・女性) 脊髄小脳変性症

 長年スポーツをやってきて健康だと思っていたが、一昨年からめまいがするようになったという。現在は、気分が悪くなったり、手先が震えたり、足元がふらつき伝い歩きをするようになってしまった。症状が出てからひどく落ち込むようになり、いろいろな病院で検査を受けたが確定的な診断は出ていないという。ご主人が心配して連れてきた。
 長時間座っていることができないというので、寝ながらカウンセリングを行う。トレーニングにより一人で手を振って歩けるようになった。しかし、改善を認めようとはせず、呼吸が荒くなったとか、吐き気がするなど気分の不調を訴える。また、他の実践者の改善例を見ても無関心で、あくまで他人事でという風であった。
 内臓トレーニングは、本人の治りたいという強い意思がなければ効果を出すことは難しい。心配するご主人には申し訳なかったが、今回は本人がトレーニングに取り組む姿勢に乏しく効果が期待できないので、実践することをお勧めしなかった。
 一日も早く、内臓トレーニング以外の方法を見つけ、改善されることを期待したい。


2010.3 Hさん(60代・女性) 愛知県在住 筋萎縮側索硬化症

 DVDで、内臓トレーニングを実践しているALSの人の元気になっていく様子を見て励まされ、10月下旬から内臓トレーニングに取り組み4ヶ月が経つ。息子さんに連れられて再訪された。
実践前は、脂肪だけで軟らかかった大腿は、4ヶ月のトレーニングで筋肉がつき、引き締まってきた。また、両手杖の使い方もだいぶ上手になっていた。しかし、立ってしまえば歩けるが、現在もまだ、両脇を抱えてもらわないと立つことができない。今後は、でん部の筋肉を付けるためのトレーニングが必要だ。Sさんのようにトレーニングで大きな改善は見られなくても症状が進んでいかないことは”良し”としたい。また、トレーニングをすることによって、ボランティア活動をしてみたいという前向きな姿勢がでてきたことは、何よりの朗報ではないだろうか。
Sさんの病気だけでなくボランティア活動も支援していきたい。Sさん頑張れ!


2010.2 Tさん(40歳・男性) 多発性嚢胞腎 クレアチニン5.6

内臓トレーニングのことは1年ほど前に知ったが、主治医に話したところ何にも言われなかったのでそのままになってしまった。当時は、クレアチニン2.5だったが現在は5.6と急上昇して驚いてやってきた。
内臓トレーニングを体験して、腎臓もさることながら体の歪みに気づき驚いていた。
健康教室のことをお父さんや奥さんにも話をしたいといっていた。


2010.2 Fさん(60歳・女性)パーキンソン

健康教室には2回目の参加である。職場では病気を悟られないようにしており、それがストレスとなっているという。
体調は、若干の手の振るえはあるが日常生活に支障はない。トレーニングでは、背中の隆起が減少し、意識をすればきれいな座位を保てるようになった。正しい歩行や走行もできるようにもなった。ただ、腹筋・背筋が少ないので今後も継続的な運動が必要だ。
体が軽くなったせいか、トレーニング中に会話が弾んだせいか、おそらく両方だろう。日ごろのストレスが取れたようで明るい表情で帰られた。これからも明るい顔で元気に働いていってほしい。


2010.2 Tさん(女性) パーキンソン病

 既に内臓トレーニングに取り組んでいる友人の紹介で、ご夫婦でクリニックにやって来た。背中が丸まり、よだれが出てしまい、体が右側に傾いてしまっている。
最初の1時間は、ドクターと病気や薬のことに限らず生活のこと、将来のことまで幅広く話し合った。話し合いの中で、日ごろデイサービスで体操を頑張っており、治りたいという気持ちも強く、ご主人も一生懸命協力していることがわかった。
  体は、首の重さを右肩で支えるため体全体が右側に傾き、首周りが硬直している。
 トレーニングで、首周りの硬直をほぐし、肩甲骨が動くようにし、左右のバランスを整えると、背筋が伸び、前をむいて綺麗に座れるようになった。その後の歩行訓練でベッドから一人で立てるようになり、ほんの少しだが歩けるようになった。長い車椅子生活で脚の筋力が落ちているため、そのまま一人歩行はできない。ご主人が手を繋いで歩行訓練を続けた。来たときは、まったく歩行ができず、車椅子に乗るにもご主人が完全に抱きかかえていたが、帰るときは自分の足で送迎車まで歩き一人で車に乗り込んだ。家に帰って歩行訓練を続け、筋力がついてくれば車椅子から脱出できるだろう。お二人とも満面の笑みをたたえて帰っていった。
  思うに、私たちは、動作が健常人のペースについていけなくなったからとか、転んだら危ないからといって、まだ歩行能力があるのに車椅子生活に入れてしまう。このように、病人に良かれと思う配慮が、実は病人の能力をそいでしまっている。遅くても、多少の粗相があっても、病人が自分の体を使って自分のリズムで生活すれば病気の進行は遅くすることができるのだが・・・。Tさんが身の回りのことをもう一度自分でできるようになって欲しいものだ。ご夫婦二人三脚で、内臓トレーニングを根気よく続けていただきたい。


2010.1 Oさん(50歳 男性) パーキンソン病

神奈川県からおいでになった。
仕事一筋に生きてきたが6年前に体調を崩し、パーキンソン病と診断され、現在は仕事をやめたという。しかし、まだまだ若く少しでも元気になって復職したいと思いお母さんとやって来た。
 やってきたときは、首周りが非常に硬く、背中が丸くなっていた。歩行は杖を突き、歩幅は小刻みで、バランスを崩しやすくちょっとしたことで転倒しそうになる。
内臓トレーニング実施後は、杖なしで安定した歩行ができるようになった。また、背筋が伸び座位の保持が可能になった。特に、背筋が伸びたのを見てお母さんが大変喜んでくれた。本人も一生懸命内臓トレーニングに取り組み、復職を目指してがんばるといって帰っていった。希望が叶うよう応援していきたい。


2010.1 Hさん(58歳 女性) 愛知県 筋萎縮性側策硬化症

既に内臓トレーニングに取り組んでおり、頑張ってはいるがどうしても気持ちがなえてしまうので元気を貰いたいと思って、息子さんとやって来た。自宅で毎日5時間くらいトレーニングに励んでいるという。
 本人は病気が進行していると思っているが、スタッフが見ると前回より臀部、膝の筋肉の発達が見られ衰えは無い。トレーニングで脚の上げ下げをし、指の動かし方を指導したところ運動がスムーズになると同時に可動域も大きくなり、本人も息子さんも驚いていた。
自分がやっている方法に間違いはないことを再確認できたので、より一層頑張りたいと、決意も新たに帰っていった。是非頑張ってほしいものだ。


2009.8 Tさん(女性) 埼玉県 多系統萎縮症

ご主人と二人でやって来た。今年のはじめ頃からふらつき始め、ご主人に支えられなければ歩行が困難だ。ご本人は「なぜ私だけがこんな病気になってしまったんだろう?」と、まだ病気を受け容れられず涙を流していた
トレーニングを行うことにより、体が柔らかくなり歩行もバランスよく歩けるようになって笑顔が戻ってきた。
 ご主人は健康教室に参加するに当たって、半信半疑で疑いの目でトレーニングを見ていたようだが、奥さんの笑顔を見てやっと自分も納得したようだった。
奥さんは内臓トレーニングをがんばるといっている。少しでも改善することを期待したい。


2009.6 Nさん(男性)進行性核状性麻痺

 東京都世田谷区から奥さんの運転で、車でやって来た。5月28日以来2度目の参加である。前回の健康教室に参加して以来熟考した結果内臓トレーニングに取り組んで見たいと思いやってきたという。
病状は前回の参加時よりも進んでおり、奥さんの介助がないと歩けなくなっていた。また、左足の親指が反り返っている。
内臓トレーニングを行うことにより、体に無駄な力を入れずに歩けるようになり、ソファーから立ったり座ったりすることができるようになった。トレーニングの基本コースのほかに、嚥下が難しいというので、のども刺激するようアドバイスを行った。