糖尿病 生活の質損なう合併症誘発

日本経済新聞 2010年7月11日

 食べすぎと運動不足が原因で体内の血糖値が上がり、糖分を多く含む尿が出る症状。患者数は経済発展とともに増加する。日本は厚生労働省が国民健康・栄養調査などをもとに、予備軍を含めた患者数を約2210万人(2007年)と推定している。国際糖尿病連合は全世界の患者数が10年に2億8500万人、30年に4億3800万人になると予測している。
 糖尿病は自覚症状のないまま血管や神経を傷め、放置すると網膜症や腎症、神経障害の合併症を起こし、患者は生活の質(QOL)を大きく損なう。国内では年間3500人以上が失明し、約1万3000人が新たに人工透析を受け、3000人以上が足を切断しているという。