糖尿病診断原則1回に 2010.2.26 日本経済新聞(要約)
日本糖尿病学会は10年ぶりに糖尿病の診断基準を改めた。
従来2回必要だった検査の回数を原則1回ですむようにできるようにした。
新しい診断基準では、今まで補助的な指標であったヘモグロビンA1cを重視して診断をする。ヘモグロビンA1cは血液中の赤血球にあるタンパク質にくっついた糖分を測る方法で1度の検査で直近1~2ヶ月間の平均血糖値を測ることができる。
今までは、検査当日の血糖値を調べて判断していた。これだと、体調や前日の食事なども影響するため、2回の検査で判定していた。今後は、ヘモグロビンA1cが異常かどうかを先ず見て、その他の3つの血糖値の異常が一つでもあれば糖尿病と確定する。
学会では3月4日の理事会で詳細をつめ、5月下旬の総会で正式に決定する予定。その後、医療機関や患者団体に基準の統一を呼びかけていくという。
血液中のヘモグロビンは糖と結合しやすい。このヘモグロビンと糖の合体したものをヘモグロビンA1cと呼ぶ。ヘモグロビンに一度くっついた糖は体外に排出されるまで決して離れることは無いという。医師によって異なるが、くっついてから排出するまでの期間が1ヶ月から3ヶ月間といわれている。したがって、ヘモグロビンA1cの数値を測定することで1~3ヶ月間の血糖値の平均を検査できることになったのだ。現在も、血液検査ではヘモグロビンA1cの数値は測定されており、これからはこちらを中心に見ていくことになる。
ただ、検査の方法が変わって診断の精度は挙がるが、残念ながら糖尿病が治るようになるわけではないことを確認しておきたい。
なお、当協会の顧問医師であり、電気治療の博士である周東医師によれば、決して離れないといわれるヘモグロビンA1cは、電気刺激で離すことができるといっている。




