快挙! 与那原さん10キロ完走、下地さん5キロ完歩

脳梗塞等で半身不随となったお二人が、石垣島マラソンに挑戦し見事目標を達成した。
当日は、曇り、気温19度、午前9時、平和の鐘の音を合図に903人が一斉にスタートした。協会からも3人がエントリーし、お二人に伴走した。

与那原さんは、当初から予定していた1キロ9分のペースで順調に走った。6キロ過ぎからは上り坂と強い逆風に悩まされた。制限時間は90分、それを過ぎると競技場のゲートがしまってしまう。それでも毎日のリハビリとトレーニングの成果に加え、持ち前の強靭な意志を発揮してぎりぎりではあったがゴールインすることができた。伴走中、沿道からはたくさんの応援を受けた。与那原さんの事情を知っている人達の温かい声援に混じって、時々厳しい激励の声が飛ぶ。与那原さんの走る姿は手も足もスムーズで非常に美しく、とても半身不随から立ち直った姿には見えない。このため健常人が余力を残しながら走っていると見た人もいたようだ。
 下地さんは残念ながらまだ走れない。毎日1キロの歩行トレーニングを踏まえ、目標を最低1.5キロ、みんなと同じように90分間歩き続けることにした。気温が低いと手に痺れが出るため使い捨てカイロを腰にはって、奥さんとその友人の3人で出発した。ランナーを横目に自分のペースを守り着実に距離を伸ばしていった。結果としては90分を完歩し、なんと目標の3倍、5キロを歩ききった。終わる頃は伴走者よりも早く歩いたという。
二人とも、完走後はラジオや新聞社などから長時間にわたってインタビューを受けた。

「麻痺は一生治らないし杖を手放すことはできない。」といわれたお二人が、人生に自信を持ち将来の希望を見つけるのに内臓トレーニングがお役に立てたかと思うと、この快挙は私たちスタッフにとっても我がことのようにうれしい。今回のお二人の快挙を知って、翌日から電話の問い合わせが相次いでいるという。
 現在、石垣島には黒島さんを中心に、30人ほどの内臓トレーニングの実践者がおり、今回の大会には関係者も含め10人が参加し完走した。70歳代の女子の部では3位に入賞した猛者もいる。

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