ips細胞で脊髄損傷治療
サルも運動機能回復 |
岡野教授らはサルの一種、マーモセットで実験。人間の皮膚細胞に4種類の遺伝子を導入してips細胞を作製し、これを神経前駆細胞に分子させた。遺伝子の"運び屋"にはウイルスを使った。マーモセットに人為的に脊髄損傷を起こして首から下をまひさせ、9日目に、この神経前駆細胞を移植。約6週間で歩きまわれるようになり、後ろ足で立ったり手の握力が回復したりするなど運動機能が著しく改善した。 約3ヶ月間経過を観察したが、がん化はみられなかった。今回は、拒絶反応を抑えるため免疫抑制剤を使った。
脊髄損傷は、交通事故やスポーツなどで脊髄の中の神経が傷ついて歩行などの運動機能がまひするが、根本的な治療法は開発されていない。
2010年12月8日 日本経済新聞
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