健康教室参加者からの投稿(オリーブ橋小脳萎縮症)
岐阜県の田中さん(仮名)から健康教室の感想が寄せられました。健康教室の様子がご理解いただけるかと思い、ご本人の了解を得て載せさせていただきました。
2009.12.25
妻と内臓トレーニングとの出会い
平成10年ごろと記憶している。歩行に支障というと大げさであるが異常を感じるようになった。接骨医や外科医をはじめ、マッサージを中心に6ヶ月間東奔西走した。最後に整形外科で病名を聞いてびっくりした。その紹介で神経内科に行き、処方箋により定期的な投薬をし、病の進行を抑えている。
しかし、薬が効いているときは嘘のようであるが、薬が切れると歩行できないばかりか、立っていることもできなくなる。いつか、トイレを借りようとレストランに立ち寄ったとき、立てず、歩けずにいる私ら二人を、客や、コック・従業員が注視するので穴があったら入りたい気持ちだった。それからはどこへ行くにも「薬は忘れないように」、「薬を飲むことを忘れないように」というのが口癖になった。早く良い薬ができないか、どこかに良い医者はいないかと一時も思わない日はなかった。
インターネットで名医を探したり、治療法を検索していたら静岡トレーニングクリニックなるものを知った。早速、電話をして診察・治療の予約をした。一日千秋の思いで待ち、新幹線の切符を息子に買ってもらった。私の駅も行き先の静岡駅もひかりの停車が少なく、こだまで約2時間かけて出向いた。静岡駅には、迎えの車が来てくれてスムーズに病院に着くことができた。
まず、若い先生に今日までの経過を聞かれた。20分余り経過したでしょうか、女性の先生が話を受けて「内臓トレーニング」の説明を延々としてくれた。「病気に負けない体をつくるのです。」、「薬に依存するのではなく、全身の血流をよくし自律神経のバランスを整えた上で、支障をきたしている細胞を改善するのがベストだ。」と、繰り返し強調された。これを聞いて西洋医学、近代医学とはなんだろうと思った。
女性の先生は、「さあ、それでは始めましょうか。」といって、女房をベッドに仰向けに寝させ、「ふくらはぎは第二の心臓って解りますか。」といいながらズボンを捲り上げてはぎをふくら眺めた。そして、僕に、「見てみなさい、足を。」といわれた。右足と比べると、左足は先ず血色が悪いこと、触れてみると体温が低いことがわかった。そして、フットスキッパーという器具を使ってふくらはぎに電流を流すと、右足は振動しているのに、左足は無振動。これを見て先生は、「これなんですよ、右足のようにせねばなりません。」といって、若い男の先生に指示し、女房の肩の筋の凝りを取ったり、腰に手を当てて体幹の調整をしたり、指先の筋をほぐしたり、ふくらはぎをもんだりした。女房からは時には「痛い。」と、うめき声も聞こえた。このような治療後、再び器具にふくらはぎを載せて電流を流すと、どうでしょう、両脚が同じように振動したのです。
これで万事が、全部が治った気持ちになった。
女房もさすがに「脈を打って血液が流れた感じがする」といっていた。時計を見ると4時を過ぎていたのでこれで終わりと思って、「すみませんでした。」というと、「これから体操・トレーニングですよ。」といって、足や手を診察されはじめた。女房の左足の小指を見てびっくりさせられた。小指が内側に曲がり、手形を取るというが、足型など取れない状態であった。そういえば、女房は寝る前に布団の上で、はさみでタコを切るんだといっていたことがたびたびあった。そして、最近左に回転するとき、転びやすくなったとも言っていた。これが原因だとうなずけた。「軽いヘルメットを被ったら」といったこともあった。また、頭を打たないようにと言い聞かせていた。
そして足の親指である。女房の爪が黒くなっていた。これは自分の経験であるが、運動会に小さい靴を履いて走ったら爪が黒っぽくなった。女房にもこれと同じ状態が以前から起こっており、これも病気との因果関係があるのではないかと思った。女房もそう思ったのかこれを取り除くことに目標を置いているようだ。そういえば、父も以前、爪を見て健康のバロメータにしていたことを思い出した。
少し話はそれたが、足指の奇形を説明うけながら数種類の体操を教えてもらった。
① 首の可動域を広げるため、上半身の姿勢を正して首を左右前後に傾ける運動。
② 肩関節の可動域を広げるため、手のひらを肩に当てて肘の運動。
③ 胃と肝臓とを刺激するため、指をみぞおちに当てて肋骨にそってなでる運動。
④ 小指側に重心をかけないようにするため、膝をくっつけ足の親指、人差し指に体重を
乗せる運動。
⑤ 膝の正しい使い方を覚えるため、膝の裏に手を当てて行う屈伸運動。
⑥ 体幹のバランスをとるために、直立して片方ずつ腿を上下に動かす運動。
などのトレーニング方法を教えていただいた。三日坊主にならないように見守りたいと思っている。そして、お礼を言って帰路についた。
車中で、医者らしい医者に初めて会ったものだと満足した。(この病気に限って)今までの医師は体にまったく触れたことなど一度もない。ただ問診とコンピュータと薬の投与をするだけである。薬は一か月分であるからその度に、
「体の調子はどうですか。」
「変わりございません。」
「そうですかよかったですね。元気そうで病気は進展していませんよ。」
が毎月の診察である。
「進展していないどころか足や体が奇形していたではないですか。」と言いたいです。
診察の原点・基本は体を診る、触れるではないでしょうか。
そして今回、当先生方にお会いして感心・感動したのは、薬の「く」もいわれず、物理的というか機能的な運動で細胞を元気にして健康な体に戻すことが大切と言われたことでした。
このことを、患者だけに言い聞かせるにとどめず、「体に触れない」「薬とメスを持
つ」医者にも言い聞かせて欲しいと思った。
後になりましたが、当日は、体の調子が良かったので新幹線を降りる7時まで薬を飲まずにすみました。翌日は人前に行った関係で従来どおり薬を飲みましたが、非常に快適であったと言っております。
今後、体操に加えて、フットスキッパーの機能を使って、先ずは①の消化器系、③の循環器系、④の自律神経系の細胞を集中的に元気にして、そして最後は⑩の体全体を刺激して健康になるよう治療していきたいと考えております。




